資料詳細

目次

序章 国際関係を宗教から読みなおす

  1 イスラーム世界は対立を超えられるか

  2 現代の地域研究の視点から

  3 国際関係学と宗教復権という難問

  4 本書が明らかにしようとすること

  5 研究の方法

第1章 近現代に変容するイスラーム国家

  はじめに

  1 国家体制の変容

  2 法体制の変容

  3 宗教共存システムの変容

  4 国際関係における宗教・宗派間の対立の問題

  おわりに

第2章 立憲イスラーム君主国ヨルダン

  はじめに

  1 ヨルダンの成立過程

  2 ヨルダン王家の歴史的権威とナショナリズム

  3 ヨルダン王家におけるイスラーム的権威の諸制度

  おわりに

第3章 挟撃されるヨルダンと新しい宗教イニシアティブ

  はじめに

  1 スンナ派・シーア派三項対立と挟撃されるヨルダン

  2 諸学派接近論とアンマン・メッセージ

  3 国際社会におけるヨルダンのイニシアティブ

  おわりに

第4章 イスラームとキリスト教の「守護者」

  はじめに

  1 宗教間対話のアンマン・イニシアティブ

  2 キリスト教遺産の守護者としてのヨルダン

  3 国際社会においてヨルダンが抱えるジレンマ

  おわりに

第5章 新時代のイスラーム連帯

  はじめに

  1 OICの歴史と構造

  2 OICをイスラーム政治思想潮流に位置づける

  3 国際機構論から考えるOICの国際世論形成機能

  おわりに

第6章 イスラームの国際世論形成と平和を目指す規範形成

  はじめに

  1 OICの主張とイスラームに基づく国際世論の構築

  2 OIC下部組織が志向する教育・経済・思想部門での平和構築

  3 交渉・コンセンサス形成・規範形成のプラットフォーム

  おわりに

終章 イスラーム的平和のパラダイムは可能か

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