舘野 文昭/著 -- 花鳥社 -- 2021.2 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /911.10/5379/2021 7114362704 配架図 Digital BookShelf
2021/07/06 可能 利用可   0

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ISBN 4-909832-33-7
ISBN13桁 978-4-909832-33-7
タイトル 中世「歌学知」の史的展開
タイトルカナ チュウセイ カガクチ ノ シテキ テンカイ
著者名 舘野 文昭 /著
著者名典拠番号

110007200240000

出版地 東京
出版者 花鳥社
出版者カナ カチョウシャ
出版年 2021.2
ページ数 9, 577, 18p
大きさ 22cm
価格 ¥13000
内容紹介 歌学において創出された知識全般「歌学知」。種々の歌学書を調査・読解し、さらには説話文学・仏教文学・思想史学・書誌学といった周辺諸学にも目を配りながら、その具体相を探り、動態を明らかにする。
一般件名 和歌-歌論・歌話-歴史-中世-ndlsh-01090206
一般件名 和歌-歌論-歴史
一般件名カナ ワカ-カロン-レキシ
一般件名典拠番号

510388410050000

分類:都立NDC10版 911.101
資料情報1 『中世「歌学知」の史的展開』 舘野 文昭/著  花鳥社 2021.2(所蔵館:中央  請求記号:/911.10/5379/2021  資料コード:7114362704)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153785227

目次 閉じる

序章
第Ⅰ部 初期御子左家の歌学
第一章 藤原定家における三代集注釈の位相
  藤原定家の古典研究と三代集注釈
  定家の証本書写
  定家本三代集と『僻案抄』
  和歌書式から
  六条藤家歌学と定家の三代集注釈
  『僻案抄』の位置
第二章 藤原俊成・定家の『奥義抄』認識
  御子左家歌学と六条藤家歌学の関係をめぐって
  『六百番歌合』俊成判と顕昭『六百番陳状』
  『三代集之間事』『僻案抄』の『後撰集』九一六番歌注の清輔・『奥義抄』認識
  『僻案抄』の『古今集』六六九番歌注をめぐって
  定家歌学における六条藤家説の取り扱い
第Ⅱ部 鎌倉後期成立の歌学秘伝書
第三章 歌学秘伝書諸本研究の課題
  はじめに-歌学秘伝書研究の課題
  歌学秘伝書の諸本のあり方
  『悦目抄』の広本と略本に関する先行研究
  『悦目抄』広本と略本の先後関係の検討1-『和歌三重大事』との関係
  『悦目抄』広本と略本の先後関係の検討2-跋文の異同から
  おわりに-今後の歌学秘伝書諸本研究のために
第四章 『和歌無底抄』諸本の考察
  はじめに-『和歌無底抄』という歌学書
  序文について
  『和歌無底抄』諸本に関する先行研究と問題点
  『和歌無底抄』諸伝本について
  『和歌無底抄』諸本の内容・奥書比較
  未改編奥書本と改編奥書本
  改編奥書本と挿入された『悦目抄』
  冷泉流の書として
  『和歌無底抄』3「古今和歌序」本文から考える
第五章 秘伝的歌学知と歌学書の創出・伝授
  はじめに
  歌学秘伝と仏教・密教
  為顕流『和歌古今灌頂巻』
  為世流『悦目抄』
  生活と文化の歴史としての歌学秘伝-本章の結びとして
第Ⅲ部 南北朝期歌学書『或秘書之抄出』考
第六章 南北朝期武家歌人京極高秀とその歌学
  はじめに
  京極高秀と南北朝後期の歌壇
  「散位高秀」は京極高秀か
  『或秘書之抄出』
  『古今漢字抄』
  南北朝期武家歌人の位置-まとめにかえて
  附 高秀の和歌
第七章 『或秘書之抄出』伝本考
  はじめに-『或秘書之抄出』伝本概要
  甲類の伝本
  乙類の伝本
  丙類の伝本
  各類の本文異同と考察
  おわりに
  附 資料翻刻
第八章 歌学知の再生産
  はじめに
  成立事情
  構成
  先行歌学書との関係
  『或秘書之抄出』の享受の一面
  抄出の様相
  おわりに
第Ⅳ部 室町期冷泉流の『古今集』注釈
第九章 『古今持為注』の資料的性格
  汎冷泉流『古今集』注釈の中の『古今持為注』
  奥書と注釈者の立場
  真偽をめぐる研究史
  真作とみる根拠とその検討
  仮託とみる根拠とその検討
  再び奥書の問題点
  古典注釈における持為説
  資料としてどのように利用すべきか
第十章 三康文化研究所附属三康図書館蔵『為和秘抄』所収古今注をめぐって
  三康図書館蔵『為和秘抄』について
  注の基本的方針
  どのような立場で書かれているか
  注釈者は為和か
  室町期における冷泉家流古今注説の展開-四三一番歌注を例に
  九六一番歌「ひな」の注をめぐって
  附 資料翻刻
第十一章 上冷泉為広の『古今集』研究に関する一資料
  一 広島大学蔵伝冷泉為和筆『古今聞書』について
  二 「後来迎院殿御注分」の本文
  三 内容の検討-特に清輔本古今集との関係
  四 清輔本享受の意義
第十二章 『古今和歌集聞書<冷泉流>』という注釈書について
  はじめに-冷泉流の『古今集』注釈書
  伝本と被注歌
  奥書
  冷泉流としての性格
  成立圏をめぐって-『詞林采葉抄』『六花集注』との関連から
  室町後期冷泉家当主による享受-広島大学蔵伝為和筆『古今聞書』行間書入との関係
  おわりに
  附 資料翻刻
第Ⅴ部 説話と歌学知
第十三章 歌学知としての説話
  行基婆羅門和歌贈答説話と和歌系テクスト
  『輔親集』序における受容
  藤原後生「奉賀村上天皇四十御算和歌序」における受容
  真名で書かれた仏教的和歌序における受容
  定家監督書写本『俊頼髄脳』における行基婆羅門和歌贈答説話の問題点
  本章の総括
第十四章 金源三和歌説話と歌学知
  歌学研究と説話資料
  金源三の和歌説話-『壒囊鈔』と『雲玉和歌抄』
  附 金源三とは何者か
  和歌表現としての「わがひのもと」と「このひのもと」
  和歌表現としての「わがくに」と「このくに」
  総括と今後の課題
附章 身分と表現の問題をめぐる中世歌学史
  和歌における身分による表現規制の存在
  院政期歌学書・歌合判詞の記述から
  鎌倉期歌学書記述から
  室町期における展開
  何故「室町期」なのか
  謙退の精神へ-結びにかえて
終章