川上 郁雄/著 -- くろしお出版 -- 2021.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /801.0/5557/2021 7114376871 配架図 Digital BookShelf
2021/08/03 可能 利用可   0

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ISBN 4-87424-855-3
ISBN13桁 978-4-87424-855-3
タイトル 「移動する子ども」学
タイトルカナ イドウ スル コドモガク
著者名 川上 郁雄 /著
著者名典拠番号

110003528750000

出版地 東京
出版者 くろしお出版
出版者カナ クロシオ シュッパン
出版年 2021.3
ページ数 6, 288p
大きさ 21cm
価格 ¥2800
内容紹介 多様な目的で海外に雄飛する越境の時代。異なる「言語」「言語教育」「文化環境」などの間を「移動する子ども」の生き方に焦点をあて、その実態と役割、問題点、これからの可能性を問うことで、新たな学問領域の構築を目指す。
書誌・年譜・年表 文献:p277~282
一般件名 バイリンガリズム-ndlsh-00576834
一般件名 言語社会学 , 日本人(外国在留) , 外国人(日本在留) , 言語教育
一般件名カナ ゲンゴ シャカイガク,ニホンジン(ガイコク ザイリュウ),ガイコクジン(ニホン ザイリュウ),ゲンゴ キョウイク
一般件名典拠番号

510733500000000 , 510400400000000 , 510578400000000 , 511789500000000

分類:都立NDC10版 801.03
資料情報1 『「移動する子ども」学』 川上 郁雄/著  くろしお出版 2021.3(所蔵館:中央  請求記号:/801.0/5557/2021  資料コード:7114376871)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153788873

目次 閉じる

序 なぜ「移動する子ども」学なのか
  1.はじめに
  2.「移動する子ども」という現象
  3.「移動する子ども」という経験
  4.「移動する子ども」という記憶
  5.分析概念としての「移動する子ども」
  6.何をどのように研究するのか
  7.本書の構成
第1章 「移動する子ども」という記憶と社会
  1.人の移動をめぐる思索
  2.移動する人々と社会の関係-「異人」をめぐる議論
  3.マージナル・マンとストレンジャー
  4.エスノスケープと想像力、ディアスポラ
  5.「移動する子ども」という視点
第2章 「移動する子ども」というフィールド
  1.はじめに
  2.「人と移動」の研究
  3.「移動性」(mobility)の研究
  4.「ネットワーク資本」と「ことばの視点」
  5.「移動する子ども」というフィールド
第3章 ことばとアイデンティティ-複数言語環境で成長する子どもたちの生を考える
  1.はじめに-「移動する子ども」と一青妙
  2.研究の視座-なぜ「移動する子ども」なのか
  3.「移動する子ども」という家族の物語-一青妙の自己エスノグラフィーをもとに
  4.考察-「移動する子ども」という視点から見えてくるものは何か
  5.複数言語環境で成長する子どもたちの生をどう捉えるか
第4章 名付けと名乗りの弁証法-くくり方を解体する
  1.「ベトナム系日本人」というくくり方
  2.「ベトナム国籍者」と「ベトナム系日本人」
  3.「ベトナム難民」として来日した親を持つ子どもたち
  4.考察
  5.「ベトナム系日本人」というくくり方の無力さ
第5章 「移動する子ども」学の研究主題とは何か-複数言語環境で成長する子どもと親の記憶と語りから
  1.「移動が常態である」という視点
  2.「複数言語環境の子ども」をめぐる研究のレビューと課題
  3.調査の概要と研究方法
  4.事例(1)Eさんと息子のSさん、Kさん
  5.事例(2)Aさんと息子のBさん
  6.「移動する子ども」をめぐる研究主題とは何か
第6章 「ことばの力」と「ことばの教育」-子どもの日本語教育のあり方を問う
  1.ある小学校のクラスから
  2.国語教育と日本語教育の統合と連携の発想
  3.複言語能力とは
  4.メトロリンガリズム、トランスランゲージング
  5.「DLA」では子どもの「ことばの力」は把握できない
  6.子どもの「ことばの力」とは何かという議論が進まない理由
  7.「ことばの力」から「ことばの教育」実践へ
第7章 「移動とことば」を昇華する-温又柔を読む
  1.はじめに
  2.温又柔の自己エスノグラフィー-『台湾生まれ日本語育ち』
  3.温又柔の小説世界-『来福の家』
  4.「移動する子ども」という記憶
  5.「移動する子ども」学の射程
第8章 モバイル・ライブズを生きる-岩城けいの物語世界を読む
  1.はじめに
  2.「移動させられた子」の世界
  3.「成長と自立」の物語か
  4.多様な「移動する人々」
  5.モバイル・ライブズを生きる「移動する人々」
  6.『ジャパン・トリップ』
  7.移動する子どもたち
  8.移動とことば
  9.「移動とことば」は続く
第9章 海に浮かんでいる感じ-モバイル・ライブズに生きる若者の語り
  1.はじめに
  2.調査
  3.事例研究-シュミット誠さんのケース
  4.考察-「移動する子ども」から考える
  5.モバイル・ライブズと「移動する子ども」
第10章 記憶と対話する-ある女性の半生の「移動する子ども」という記憶
  1.はじめに
  2.調査
  3.事例研究-マユミさんのケース
  4.考察-「移動する子ども」から考える
  5.記憶と対話する
第11章 人生とことばの風景-映画監督崔洋一のことばをめぐる語り
  1.崔洋一監督との出会い
  2.崔洋一監督のライフストーリー
  3.人生とことばの風景-崔洋一の場合
第12章 展望-実践の学としての「移動する子ども」学
  1.「移動する子ども」学の展望
  2.成果と課題
  3.実践の学としての「移動する子ども」学