川上 知里/著 -- 花鳥社 -- 2021.3 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /913.37/5073/2021 7114385880 配架図 Digital BookShelf
2021/08/03 可能 利用可   0
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ISBN 4-909832-36-8
ISBN13桁 978-4-909832-36-8
タイトル 今昔物語集攷
タイトルカナ コンジャク モノガタリシュウコウ
タイトル関連情報 生成・構造と史的圏域
タイトル関連情報読み セイセイ コウゾウ ト シテキ ケンイキ
著者名 川上 知里 /著
著者名典拠番号

110007501380000

出版地 東京
出版者 花鳥社
出版者カナ カチョウシャ
出版年 2021.3
ページ数 12, 408p
大きさ 22cm
価格 ¥9000
内容紹介 多くの謎に包まれた「今昔物語」の全貌。関連資料との綿密な比較作業の上に立ち、各話と全体構造、編者の読者意識、内部の論理と外部との比較といった複合的な視点から、「今昔物語」の解明と文学史的位置付けを試みる。
受賞情報・賞の名称 第2次関根賞
受賞情報・賞の回次(年次) 第17回
一般件名 今昔物語集-ndlna-00634715
一般件名 今昔物語
一般件名カナ コンジャク モノガタリ
一般件名典拠番号

530170100000000

分類:都立NDC10版 913.37
資料情報1 『今昔物語集攷 生成・構造と史的圏域』 川上 知里/著  花鳥社 2021.3(所蔵館:中央  請求記号:/913.37/5073/2021  資料コード:7114385880)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153795977

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序章
  一 『今昔物語集』概説
  二 問題の所在と本書の目的
  三 本書の構成
第一部 『今昔物語集』の世界
第一章 各話冒頭部の意義
  はじめに
  一 事実性の強調と整合性の確保
  二 構成・配列との連動
  三 冒頭部と結語
  四 二方向への欲求
  おわりに
第二章 非仏法部の形成
  はじめに
  一 巻十の話群構成
  二 中国正史の存在と天竺部・本朝部
  三 構成と表現の「本朝化」
  おわりに
第三章 恐怖表現の意義
  はじめに
  一 恐怖表現の実相Ⅰ-正方向への影響力-
  二 恐怖表現の実相Ⅱ-内から作品を崩す力-
  三 巻九「震旦付孝養」構成への影響
  おわりに
第四章 歴史叙述からの解放
  はじめに
  一 仏教的観点の存在
  二 仏教と恋との葛藤
  三 巻三十の存在意義
  おわりに
第五章 仏法と王法
  はじめに
  一 三国における仏法と王法
  二 巻三十一の「仏法」
  三 巻三十一の「王法」
  おわりに
第六章 事実らしさへの執着
  はじめに
  一 仏法部における信憑性確保の手法
  二 信憑性確保の理由と背景
  三 非仏法部における信憑性確保の実態
  おわりに
第七章 結語にみる読者意識(1)
  はじめに
  一 結語の性質と研究史
  二 一般読者-唱導的欲求-
  三 編者内の<読者>-<執筆者>との応答-
  四 編者内<読者>と<執筆者>の葛藤
  おわりに
第八章 結語にみる読者意識(2)
  はじめに
  一 「君子危うきに近寄らず」型
  二 仏法唱導型
  三 日常的教訓型
  おわりに
第二部 『今昔物語集』の史的圏域
第一章 『世継物語』論
  はじめに
  一 和歌から説話へ
  二 物語類から説話へ
  三 『世継物語』の生成
  おわりに
第二章 『拾遺往生伝』論
  はじめに
  一 特徴と問題点
  二 歴史意識-配列と国史受容
  三 表現へのこだわり-文飾の排除と平明化-
  四 説話内部への追求-為康の「説話化」-
  おわりに
第三章 唱導資料と説話集
  はじめに
  一 手控えに見る説話引用-『言泉集』『諸事表白』『草案集』「弁暁説草」『三国伝灯記』-
  二 説法記録に見る説話引用-『法華百座聞書抄』『覚鑁聖人伝法会談義打聞集』-
  おわりに
第四章 『打聞集』論
  はじめに
  一 原拠との距離
  二 漢文体の出現と「云々」問題
  三 作成意図と「打聞」
  おわりに
第五章 金沢文庫本「仏教説話集」論
  はじめに
  一 説話の引用形態の特徴
  二 説話本文の特徴
  三 唱導資料としての位置付け
第六章 『長谷寺験記』論
  はじめに
  一 エピソードの挿入
  二 長谷寺霊験譚への変容
  三 霊験譚から長谷寺史へ
  おわりに
終章
  一 『今昔物語集』の世界総論
  二 『今昔物語集』の生成試論