関谷 由一/著 -- 北海道大学出版会 -- 2021.3 --

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中央 3階C 一般図書 /911.12/5347/2021 7114365466 配架図 Digital BookShelf
2021/07/02 可能 利用可   0
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ISBN 4-8329-6872-1
ISBN13桁 978-4-8329-6872-1
タイトル 万葉集羈旅歌論
タイトルカナ マンヨウシュウ キリョカロン
著者名 関谷 由一 /著
著者名典拠番号

110007261940000

出版地 札幌
出版者 北海道大学出版会
出版者カナ ホッカイドウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.3
ページ数 11, 303, 14p
大きさ 22cm
シリーズ名 楡文叢書
シリーズ名のルビ等 ユブン ソウショ
価格 ¥7000
内容紹介 万葉集に収められている旅の歌を考察対象とし、「羈旅」という題・標目を持つ歌群を取り上げ、それがどのような内実を担わされているのかを明らかにする。旅の歌の中で「家なる妹」がうたわれることの起源も示す。
一般件名 万葉集-ndlna-00647131,旅行-文学上-ndlsh-00972018
一般件名 万葉集 , 旅行
一般件名カナ マンヨウシュウ,リョコウ
一般件名典拠番号

530101200000000 , 511462100000000

分類:都立NDC10版 911.125
資料情報1 『万葉集羈旅歌論』(楡文叢書) 関谷 由一/著  北海道大学出版会 2021.3(所蔵館:中央  請求記号:/911.12/5347/2021  資料コード:7114365466)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153823493

目次 閉じる

はじめに
  一 本書を読む前に
  二 本書の意図
序章 研究史をたどって
  一-一 旅の歌の類型をめぐる先行論(1)
  一-二 旅の歌の類型をめぐる先行論(2)
  一-三 旅の歌の類型をめぐる先行論(3)
  二 近年の論
  三 残された課題
  四 万葉人にとっての大和・都を<故郷>とみなすことの問題
  五 日本の古代和歌における<公>と<私>
  六 本書の構成と問題意識
第一部 旅の歌における「家」と「妹」
第一章 旅の歌における共感関係の淵源
  一 なぜ<留守歌>か
  二 旅の安全を祈るために詠まれたのか
  三 留まる者が「らむ」と思い遣る意味
  四 <留守歌>における同行希望と羨望の要素
  五 <留守歌>における讃美的要素
  六 おわりに
第二章 「家」の表現性の再検討
  一 「家」=<家郷>という把握の問題と、奥麻呂の歌
  二 「家もあらなくに」の問題点
  三 「家」の表現性の基盤
  四 「家もあらなくに」は「自分の住む家を離れていること」か
  五 おわりに
第三章 山上憶良「日本挽歌」の「家」「国内」について
  一 当該歌の解釈をめぐる問題
  二 長歌と反歌Ⅰの「家」
  三 長歌「大君の遠の朝廷としらぬひ筑紫の国に泣く子なす慕ひ来まして」
  四 反歌Ⅲ「あをによし国内ことごと見せましものを」
  五 おわりに
第四章 相聞から望郷へ
  一 はじめに
  二 当該歌の和歌史的意義と表現の特徴
  三 当該長反歌の「妹」は自宅で待つ妻か
  四 長歌の表現の問題
  五 反歌の理解
  六 当該歌における「妹」との別離の意味
  七 おわりに
第二部 羈旅歌論
第五章 羈旅歌とは何か
  一 はじめに
  二 大伴卿【ケン】従等の「悲傷羈旅」歌の問題点
  三 「悲傷羈旅」歌の解釈
  四 <移動>の主題化と漢語「羈旅」
  五 おわりに
第六章 <羈旅>主題化の始発
  一 はじめに
  二 移動表現と「大和島」の表象
  三 <羈旅>の多様な局面をうたう
  四 「家のあたり見ず」とうたうことの意味
  五 おわりに
第七章 高市黒人歌の方法(1)
  一 黒人歌の「寂寥」をめぐって
  二 黒人歌の同時代性
  三 「棚無小舟」の象徴性の検証
  四 去り行くものをうたう
第八章 高市黒人歌の方法(2)
  一 黒人評の相対化のために
  二 八首の描く(羈旅)の枠組みとⅦ歌
  三 黒人歌の同時代性
  四 黒人歌における独自性の片鱗
  五 おわりに
第九章 部類歌巻における<羈旅>像
  一 巻七・羈旅作の問題
  二 巻七雑歌部における羈旅作の位置
  三 羈旅作全体をどのように見るべきか
  四 描かれる<羈旅>像
  五 おわりに
終章 旅の歌における「家の妹」と羈旅歌の意義
  一 旅の歌と土着の抒情
  二 旅の歌における「家」と「妹」の意義
  三 羈旅歌の意義
  四 その後の羈旅歌
  五 本書のおわりに