西村 拓生/著 -- 東京大学出版会 -- 2021.6 --

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中央 2F 一般図書 /371.1/5088/2021 7114701774 配架図 Digital BookShelf
2021/10/26 可能 利用可   0
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ISBN 4-13-056234-8
ISBN13桁 978-4-13-056234-8
タイトル 「美と教育」という謎
タイトルカナ ビ ト キョウイク ト イウ ナゾ
タイトル関連情報 プリズムとしてのシラー『美育書簡』
タイトル関連情報読み プリズム ト シテ ノ シラー ビイク ショカン
著者名 西村 拓生 /著
著者名典拠番号

110003067520000

出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.6
ページ数 7, 256p
大きさ 22cm
価格 ¥7400
内容紹介 新教育、ポストモダンを経由して今日の教育にまで大きな影響を及ぼすテクスト「美育書簡」。その解釈史においてとりわけ重要と思われる思想家たちのシラー論を検討し、美と教育の結びつきのある種の危うさと可能性を描き出す。
書誌・年譜・年表 文献:p239~250
個人件名 Schiller, Friedrich, 1759-1805-entity-00455554
個人件名カナ シラー ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン
個人件名原綴 Schiller,Johann Christoph Friedrich von
個人件名典拠番号 120000263030000
一般件名 人間の美的教育に関する書簡-ndlna-032050323
一般件名 教育哲学 , 美学
一般件名カナ キョウイク テツガク,ビガク
一般件名典拠番号

510665400000000 , 511325800000000

分類:都立NDC10版 371.1
資料情報1 『「美と教育」という謎 プリズムとしてのシラー『美育書簡』』 西村 拓生/著  東京大学出版会 2021.6(所蔵館:中央  請求記号:/371.1/5088/2021  資料コード:7114701774)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153834576

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序章 『美育書簡』解釈史へのアプローチ
  1.はじめに-「美と教育」という主題
  2.『美育書簡』というアポリア
  3.著者の「地平」-世紀転換期、「美と教育」は如何に論じられたか
第1章 シラーの生涯と『美育書簡』の概観
  1.シラーの生涯と『美育書簡』-解釈史をたどる前に
  2.『美育書簡』の暫定的な見取り図
  3.『美育書簡』は何故「難解」か?
第2章 ゴルディアスの結び目は解かれたか?
  はじめに
  1.カッシーラーの芸術教育論
  2.「シンボル形式」としての芸術
  3.二つのカッシーラー受容
  4.カッシーラーのシラー論が示唆するもの
第3章 仮象と崇高
  はじめに-仮象論のアクチュアリティ
  1.精神の「自由」の証としての「仮象」
  2.「美しい仮象の国」はどこにあるのか?
  3.シラーの「近代」性とアクチュアリティ-ガダマーのシラー論
  4.仮象は生を救済するか?-ニーチェの仮象論とシラー
  5.美的教育の補完としての「崇高」
  6.「他者」のメタファーとしての崇高-リオタールの崇高論とシラー
第4章 「美しい仮象の国」の現実的可能性?
  はじめに
  1.ルカーチ-「正統派」マルクス主義者のシラー論
  2.マルクーゼ-「解放」の契機としての美
  3.ハーバーマス-美と公共性
  4.イーグルトン-ポストモダニズムの後に?
  おわりに
第5章 美とコミュニケーション的理性
  はじめに
  1.ハーバーマスと美学
  2.『美育書簡』論のコンテクスト-近代の分裂を宥和するものは何か
  3.『美育書簡』論
  4.ハーバーマスの思想と『美育書簡』解釈
第6章 美における自由
  はじめに
  1.シラーとシュタイナー
  2.シュタイナーの説く「自由」の可能性
  3.「精神の自由」を可能にする社会構想
  おわりに
第7章 絶対無としての美
  はじめに
  1.木村のシラー論の文脈
  2.木村のシラー解釈
  3.「内」と「外」との「弁証法」
  4.イデアの生成と歴史性
  おわりに
終章 懐疑と憧憬、彼方と今、ここ
  1.「美と教育」のスペクトル
  2.思想史研究の意味をめぐって
  3.「美と教育」の語り直しのために
  4.おわりに-「おお友よ、このような調べではなく!」