保前 文高/編 -- 朝倉書店 -- 2021.8 --

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中央 2F 一般図書 /467.0/5050/2021 7114619414 配架図 Digital BookShelf
2021/09/03 可能 利用可   0
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ISBN 4-254-10295-6
ISBN13桁 978-4-254-10295-6
タイトル 個性学入門
タイトルカナ コセイガク ニュウモン
タイトル関連情報 個性創発の科学
タイトル関連情報読み コセイ ソウハツ ノ カガク
著者名 保前 文高 /編, 大隅 典子 /編
著者名典拠番号

110005391630000 , 110002892680000

出版地 東京
出版者 朝倉書店
出版者カナ アサクラ ショテン
出版年 2021.8
ページ数 8, 232p
大きさ 21cm
価格 ¥4000
内容紹介 「個性」を生じる源を明らかにして、多様な「個性」が躍動する社会を目指す新しい学問としての「個性学」の立ち位置、将来の展望を紹介。脳科学・生物学から人文社会まで、多様な分野から「個性」を科学的に捉える。
一般件名 遺伝学-ndlsh-00563884
一般件名 差異心理学 , 生理学的心理学 ,
一般件名カナ サイ シンリガク,セイリガクテキ シンリガク,ノウ
一般件名典拠番号

510826700000000 , 511059400000000 , 511283700000000

一般件名 遺伝学
一般件名カナ イデンガク
分類:都立NDC10版 467
資料情報1 『個性学入門 個性創発の科学』 保前 文高/編, 大隅 典子/編  朝倉書店 2021.8(所蔵館:中央  請求記号:/467.0/5050/2021  資料コード:7114619414)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153858257

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序章
Ⅰ.個性学とは
1 「個性学」の誕生-「個性」への興味はどのように「学問」の対象となったのか
  a なぜ今,「個性」を科学の対象とするのか
  b DNA二重らせん,セントラルドグマ,ヒトゲノム計画
  c ヒトゲノム計画からゲノムの個人差へ
  d セントラルドグマからエピジェネティクスへ
  e 発生の遺伝的プログラム,普遍性と固有性
  f 遺伝「も」環境「も」
  g 動物に「個性」はあるか?
  h ビッグデータ,数理モデル
  i 父加齢による仔マウスの「個性」
2 個性を定義する
  a 個性の暫定的定義
  b 最小単位の統合された存在者としての個人
  c かけがえのなさとしての個性の価値
  d 個人の統合性とかけがえのなさとしての個性の価値
  e 個性の定義
3 個性とパーソナリティ
  a 心理学における個人差から見る個性
  b 知能(総合的知的能力・基本的認知能力)
  c パーソナリティ
  d 認知スタイル
  e 認知スタイルによる社会的認知処理パフォーマンスと脳活動の違い
4 個性の統計モデル
  a ネイマン-スコット問題
  b 因子分析
  c 項目反応モデル
  d ニューラルデコーディング
コラム1 動物の個性から見るヒトの来た道
  a 動物の性格をどう表すか
  b 遺伝子は種や個体の性格の指標になるか
  c 家畜化で選抜された性格とは
  d 動物の個性研究の広がり
Ⅱ.個性学の基礎
5 ゲノムの個性・細胞の個性
  a はたらく細胞
  b ヒトの細胞の特徴
  c シングルセル生物学の勃興
  d 遺伝子発現解析の歩みと1細胞遺伝子発現解析
  e 1細胞遺伝子発現解析手法の開発
  f 1細胞マルチオミックス解析
  g ゲノムの個性から個体の個性へとつなげる試み
  h 細胞の個性から個体の個性へとつなげる試み
  i 「個性」の真の理解に向けて
6 個の個性
  a 「氏」か「育ち」か,「遺伝」か「環境」か
  b 「個性」を生み出す「脳」
  c 「遺伝子発現」および「脳の階層性」と「個性」
  d 「個性」の環境要因
  e 「個性」の遺伝要因
7 動物の集団からみた個性
  a ヒト以外の動物における「個性」
  b 遺伝的な行動変異
  c 行動の環境変異-表現型可塑性と代替戦術
  d 行動変異をとらえる重要概念-戦略と戦術
  e 昆虫における社会システムの多様性とカースト進化
  f 順位によるカースト分化
  g ワーカー行動の多様性
  h 社会性昆虫におけるワーカーの個体変異の意義
8 脳の個性
  a 個人の個別性
  b 個性の生物学的な基盤としての脳
  c 個人の特徴を示す脳
  d 個性を生み出す脳の発達
  e 個性ネットワークがもたらす個性の準安定性
  f 個性の成立
9 個性の進化
  a ヒトの個性および性格とは
  b 個人差を作る要因
  c 個性の進化
  d 多様な個性の進化的な理解に向けて
コラム2 鳴くのも個性
  a マウスの鳴き声-鳴禽類との比較から
  b コミュニケーションの個体差や個性,もしくは揺らぎ
Ⅲ.個性学の展開
10 個性を見る
  a 脳の情報処理と「個性」の創発
  b 「個性」計測手法の探索
  c 計測対象としての「個性」-光計測の技術的側面
  d 「個性」的な脳の計測
  e 「個性」創発のメカニズム解明のための光計測法の確立に向けて
  f 個性を見る計測法を活かして
11 個性の発生
  a 経験や記憶の関連づけ・カテゴライズの多様性について
  b 哺乳類脳の発生と生後脳ニューロン新生
  c 生後脳ニューロン新生と個性との関係について
  d 個性研究の今後
12 個性を見つける-脳画像・行動のオープンリソースを用いた描出
  a はじめに-個人差と個性
  b オープンリソースとオリジナルリソース
  c オープンリソースによる遅延割引の個人差解析
  d 深層学習を用いた標本外予測による脳機能マッピング
  e この先-オープンリソース・オリジナルリソースの統合的解析
  f おわりに-個性の標本外予測により何がもたらされるか?
13 個性を知り,個性を創る
  a トップダウンの個性モデリング
  b ボトムアップの個性モデリング
  c AI・ロボットの個性を創る
  d AI・ロボット技術によるヒト個性の進化
14 個性学のその先へ
  a 遺伝子発現を制御するエピジェネティクス機構
  b エピジェネティック撹乱に誘発される負の個性
  c 個体個性の基盤となる細胞の個性
  d エピジェネティクスからの個性学の展望
コラム3 個性の揺らぎ