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目次

序章 問題の所在

第1部 「国家の国際犯罪」の処罰から「個人の国際犯罪」の処罰へ

第1章 「国家の国際犯罪」としての侵略概念とその法典化の断念

  1 「国家の国際犯罪」としての侵略概念

  2 「国家の国際犯罪」としての侵略法典化から「人類の平和と安全に対する犯罪」へ

第2章 「個人の国際犯罪」処罰の実現と国際刑事裁判所の成立

  1 第一次世界大戦後の処理における個人処罰の提案

  2 国家による侵略行為の処罰

  3 「国際犯罪」としての侵略に基づく国家と個人の処罰

  4 「個人の国際犯罪」としての「平和に対する罪」処罰の実現

  5 「個人の国際犯罪」処罰の実現から国際刑事裁判所の設立へ

  6 国際刑事裁判所における「個人の国際犯罪」処罰の意義

第2部 国際法上の国際犯罪の指導者処罰理論

第1章 「共同犯罪実体」概念による指導者処罰の模索

  1 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)判例上の「共同犯罪実体」概念による指導者処罰

  2 「拡大型共同犯罪実体」概念による指導者処罰の意義と問題点

第2章 国際刑事裁判所(ICC)における指導者処罰の可能性と課題

  1 上官責任による指導者処罰の可能性と課題

  2 指導者処罰のための「コントロール」理論の形成

  3 「コントロール」理論による指導者処罰の明確化

第3章 国家の「侵略行為」を前提とする「侵略犯罪」の処罰

  1 国家の「侵略行為」が「侵略犯罪」の前提とされたことの意義

  2 「侵略犯罪」の主体たる指導者の「コントロール」基準による画定

終章 国際犯罪の指導者処罰の「鍵」

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