高橋 康史/著 -- 晃洋書房 -- 2021.8 -- 増補版

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中央 2F 一般図書 /368.6/5526/2021 7114709100 配架図 Digital BookShelf
2021/09/28 可能 利用可   0
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ISBN 4-7710-3526-3
ISBN13桁 978-4-7710-3526-3
タイトル ダブル・ライフを生きる<私>
タイトルカナ ダブル ライフ オ イキル ワタクシ
タイトル関連情報 脱家族化の臨床社会学
タイトル関連情報読み ダツ カゾクカ ノ リンショウ シャカイガク
著者名 高橋 康史 /著
著者名典拠番号

110006894510000

版表示 増補版
出版地 京都
出版者 晃洋書房
出版者カナ コウヨウ ショボウ
出版年 2021.8
ページ数 8, 282, 10p
大きさ 20cm
価格 ¥4200
内容紹介 家族に犯罪者をもつ者はいかにして「犯罪者の家族」になり、その家族としての自己を生きているのか。彼らのアイデンティフィケーションと脱家族化の様相を解明。「スティグマへの相克としての脱家族的指向」を加えた増補版。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p1~10
一般件名 犯罪人-日本-ndlsh-001280531,家族-日本-ndlsh-00941474,アイデンティティ (心理学)-ndlsh-00560102
一般件名 犯罪人 , 家族
一般件名カナ ハンザイニン,カゾク
一般件名典拠番号

511315600000000 , 510541300000000

分類:都立NDC10版 368.6
資料情報1 『ダブル・ライフを生きる<私> 脱家族化の臨床社会学』増補版 高橋 康史/著  晃洋書房 2021.8(所蔵館:中央  請求記号:/368.6/5526/2021  資料コード:7114709100)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153867927

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序章 ダブル・ライフを生きる<私>-脱家族化の臨床社会学
  1 問題意識とその背景
  2 本書の問いと臨床社会学的意義
  3 研究者としての立場性と本書の構成
  4 家族に犯罪者をもつ者とは誰か
第1章 犯罪・非行と家族に関する先行研究の検討
  1 原因としての家族論
  2 抑止要因としての家族論
  3 被害者としての家族論の登場とその限界
  4 被害者としての家族論と支援の必要性
  5 「被害者-加害者」の二項対立の克服
  6 先行研究の到達点と課題
第2章 <ダブル・ライフ>とアイデンティティ
  1 アイデンティティに関する先行研究
  2 関係性としてのスティグマと<ダブル・ライフ>
  3 スティグマの不可視化
  4 プロセスの産物としての自己を捉える三つの視角
  5 アイデンティファイとしての自己
  6 経験的データの分析に向けて
第3章 インタビュー調査の全体像
  1 インタビュー調査の概要
  2 本インタビュー調査の特徴
  3 分析全体のストーリー
  資料 ご家族に対するインタビューの内容
第4章 「犯罪者の家族」という自己の出現
  1 スティグマと感情の社会学
  2 スティグマの感情としての恥
  3 恥の感情を描き出す手法
  4 恥を内在化するプロセス
  5 恥が生起されるメカニズム
第5章 常人としての自己の出現とスティグマの引き受け
  1 スティグマがもたらす語り得なさ
  2 先行研究で明らかにされてきたこと
  3 沈黙を乗り越える
  4 「犯罪者の家族」としての体験と語りの二類型
  5 語り得なさを乗り越える過程
  6 同じ属性をもつ他者/もたない他者
  7 小括
第6章 スティグマがもたらすダブル・バインド
  1 「普通」をめぐる自己の定義づけ
  2 自己呈示
  3 <ダブル・ライフ>の読み替え
  4 <ダブル・ライフ>の活用
  5 正常/異常への封じ込め
第7章 <ダブル・ライフ>の新たな位相
  1 調査場面への批判的アプローチ
  2 スティグマ化される相互行為の形式
  3 状況定義としての<ピア関係>
  4 個人的現実の否定を招く<ピア関係>
  5 「加害者の家族」の引き寄せと<密閉性>
  6 家族に犯罪者をもつ者固有の生きづらさ
  7 社会調査の限界とその克服に向けて
第8章 家族の再生をめぐるパラドクス
  1 公私関係の焦点としての家族
  2 ライフヒストリーの重ね合わせ
  3 事件に至るまでの生活史
  4 事件後の生活史
  5 公共圏からの締め出しへの抵抗
第9章 スティグマへの相克としての脱家族的指向
  1 脱家族化の臨床社会学に向けて
  2 <不均質な作用>
  3 インタビュー調査の概要と事例の特徴
  4 親が犯罪者となった子どもの<不均質な作用>の検証
  5 脱家族的指向がもたらす<ダブル・ライフ>の脱構築
終章 ダブル・ライフを生き抜く<私>
  1 研究により得られた知見
  2 家族に犯罪者をもつ者と<ダブル・ライフ>
  3 専門知に埋め込まれた家族規範への<抵抗>
  4 結論