資料詳細

目次

第1章 物語論の臨界

  1 はじめに

  2 物語現象としての視点/焦点化/フィルター

  3 現象の概念化モデル

  4 内的視点/内的焦点化と類似の現象

  5 暫定的な結論あるいは物語の二重論理と物語の力

第2章 旅行記者から小説作者へ

  1 はじめに

  2 記述モデルの設定

  3 旅のナラティヴの類型

  4 日録を偽装する回想録あるいは『ウェイクフィールドの牧師』の語り

  5 暫定的な結論

第3章 等質物語世界的小説の物語論

  1 はじめに

  2 「一人称の語り」ではなくなぜ「等質物語世界的語り」なのか

  3 シュタンツェルのタイポロジー

  4 ジュネットのタイポロジー

  5 新たなタイポロジーの試み

  6 暫定的な結論あるいは記述指標

第4章 範疇化の病

  1 はじめに

  2 ウィルキンズの完全普遍言語

  3 フウイヌムの言語/自然言語使用者としてのガリヴァー

  4 範疇化の病とモアの『ユートピア』

  5 暫定的な結論あるいはソフト・ハード論争再考

第5章 『青い目がほしい』における声の現象

  作品の梗概

  1 はじめに

  2 声の範疇

  3 『青い目がほしい』の構成とグラフィック上の特徴

  4 『青い目がほしい』の声の現象

  5 暫定的な結論あるいは二つのパラテクスト

第6章 エクフラシス/ブリューゲル

  1 はじめに

  2 物語論的装置

  3 ブリューゲルの《雪中の狩人》

  4 ウォルター・デ・ラ・メアの「ブリューゲルの冬」

  5 ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの「雪中の狩人」

  6 ジョン・ベリマンの「冬の風景」

  7 暫定的な結論

第6章補論 「アキレウスの盾」の物語論

  1 はじめに

  2 描写の物語論

  3 レッシングのポープ批判

  4 ポープのボワヴァン受容の意義

  5 暫定的な結論

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