山本 嘉孝/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2021.10 --

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中央 3階C 一般図書 /919.50/5139/2021 7114870140 配架図 Digital BookShelf
2021/11/16 可能 利用可   0
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ISBN 4-8158-1043-6
ISBN13桁 978-4-8158-1043-6
タイトル 詩文と経世
タイトルカナ シブン ト ケイセイ
タイトル関連情報 幕府儒臣の十八世紀
タイトル関連情報読み バクフ ジュシン ノ ジュウハッセイキ
著者名 山本 嘉孝 /著
著者名典拠番号

110006981290000

出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.10
ページ数 10, 421, 7p
大きさ 22cm
価格 ¥6300
内容紹介 江戸時代の漢詩文制作はどのように政治と結びつき、古来の言葉に何が託されたのか。新井白石、室鳩巣、柴野栗山ら、幕府に士官した「儒臣」に焦点を当て、漢詩・漢文書簡・建議などの多彩な表現を読み解く。
書誌・年譜・年表 文献:p394~418
一般件名 漢文 (日本)-歴史-江戸中期-ndlsh-031842598,儒者-日本-歴史-江戸中期-ndlsh-031792540
一般件名 漢文学-歴史 , 儒学者 , 武士
一般件名カナ カンブンガク-レキシ,ジュガクシャ,ブシ
一般件名典拠番号

510601610030000 , 510909600000000 , 511345500000000

分類:都立NDC10版 919.5
資料情報1 『詩文と経世 幕府儒臣の十八世紀』 山本 嘉孝/著  名古屋大学出版会 2021.10(所蔵館:中央  請求記号:/919.50/5139/2021  資料コード:7114870140)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153894340

目次 閉じる

序論 近世日本における漢詩文と経世の関係
  一 近世日本漢文学研究の問題点
  二 近世日本における経世と儒者
  三 十八世紀という時代
  四 本書の構成
第一部 木門の儒臣の詩文と擬古
第一章 室鳩巣の漢文書簡
  はじめに
  一 鳩巣の書簡
  二 加賀藩主への諫言
  三 鳩巣の不遇意識と藩政批判
  四 史書・文集に見る唐土の古人
  五 朱熹の封事からの影響
  おわりに
第二章 室鳩巣の和陶詩と擬古詩
  はじめに
  一 鳩巣「和陶詩」の制作背景
  二 徂徠以前の「擬古」
  三 虚構と寓意
  四 行役詩と閨怨詩の寓意
  五 盛唐詩の位置づけ
  おわりに
第三章 室鳩巣の辺塞詩
  はじめに
  一 木門における辺塞詩の題詠
  二 盛唐詩の模倣と『唐詩訓解』の利用
  三 『文選』所収詩と「古題」詩の寓意
  四 詠史詩との関連
  五 時事との関連
  おわりに
第四章 新井白石・室鳩巣の中秋詩
  はじめに
  一 中秋の月と李白・屈原
  二 正徳三年の中秋の宴
  三 鳩巣の五首連作
  四 将軍家宣の死
  五 白石の次韻詩
  おわりに
第二部 武家の言語空間と幕府儒臣
第五章 室鳩巣の建議における候文の役割
  はじめに
  一 儒者が用いた和文の文語体
  二 室鳩巣『献可録』と候文
  三 荻生徂徠・太宰春台との比較
  おわりに
第六章 中村蘭林の詩文論
  はじめに
  一 朱熹の読書法の遵守
  二 室鳩巣の漢文学習法の継承
  三 古文辞学習の汎用性
  四 漢文学習法の応用
  五 朱子学の体得
  おわりに
第七章 中村蘭林と和歌
  はじめに
  一 学問吟味の構想
  二 平安朝の讃仰
  三 和歌の吟詠
  おわりに
第八章 柴野栗山と寛政六年学問吟味
  はじめに
  一 寛政三~五年の動向と栗山の役割
  二 寛政六年二月の学問吟味
  三 宝暦期『栗山上書』との対比
  四 朝廷の文物へのまなざし
  五 上方儒者による作文の重視と室鳩巣の思慕
  おわりに
第Ⅲ部 諸芸の流行と経世家
第九章 祇園南海の竹枝詞
  はじめに
  一 竹枝詞と盛唐詩
  二 土着の風俗と擬古的作詩の交響
  三 俗のなかの雅
  おわりに
第十章 樫田北岸の挿花論
  はじめに
  一 明末挿花論との関連
  二 同時代日本の挿花指南書との関連
  三 茶人批判と禅味のすすめ
  四 「社」の形成
  おわりに
第十一章 山本北山の技芸論
  はじめに
  一 「小道」の重大性
  二 技芸の当代性と教化
  三 技術の精緻
  四 擬古詩文批判における性霊説の利用
  おわりに
第十二章 林鶴梁の文論と作文
  はじめに
  一 読者の感化
  二 作文の修練
  三 文と生き様の連関
  おわりに
結語 朝野を結ぶ儒者
  一 各部のまとめと全体の総括
  二 擬古の多様な形
  三 近世日本漢詩文における「朝」と「野」
  四 今後の課題