石田 光規/著 -- 筑摩書房 -- 2022.1 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
多摩 青少年エリア 青少年図書 /361.4/6873/2022 7115116035 配架図 Digital BookShelf
2022/04/04 可能 利用可   0

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ISBN 4-480-68417-2
ISBN13桁 978-4-480-68417-2
タイトル 「人それぞれ」がさみしい
タイトルカナ ヒト ソレゾレ ガ サミシイ
タイトル関連情報 「やさしく・冷たい」人間関係を考える
タイトル関連情報読み ヤサシク ツメタイ ニンゲン カンケイ オ カンガエル
著者名 石田 光規 /著
著者名典拠番号

110004824660000

出版地 東京
出版者 筑摩書房
出版者カナ チクマ ショボウ
出版年 2022.1
ページ数 192p
大きさ 18cm
シリーズ名 ちくまプリマー新書
シリーズ名のルビ等 チクマ プリマー シンショ
シリーズ番号 392
シリーズ番号読み 392
価格 ¥820
内容紹介 「人それぞれ」という言葉には、個々の違いを尊重する一方、相手に踏みこむのを避けようとする側面がある。「人それぞれ」と言うことで、相手との距離を保とうとする人間関係のありかたや社会に隠れた息苦しさなどを考察する。
書誌・年譜・年表 文献:p190~192
学習件名 人間関係
学習件名カナ ニンゲン/カンケイ
一般件名 人間関係
一般件名カナ ニンゲン カンケイ
一般件名典拠番号

511268400000000

分類:都立NDC10版 361.4
書評掲載紙 朝日新聞  2022/03/19  2252 
資料情報1 『「人それぞれ」がさみしい 「やさしく・冷たい」人間関係を考える』(ちくまプリマー新書 392) 石田 光規/著  筑摩書房 2022.1(所蔵館:多摩  請求記号:/361.4/6873/2022  資料コード:7115116035)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153929413

目次 閉じる

はじめに
第一章 「人それぞれ」が成立する社会の条件
  1 「個人化」が進んだ社会
  自由にいろいろなことをできるようになった社会/個人化と「人それぞれ」
  2 「一人」になる条件1:物の豊かさの獲得
  集団的な社会/経済成長とモノの充実/商品・サービスと社会保障にゆだねられた生活維持
  3 「一人」になる条件2:個人を重視する思想
  人権思想と自由主義/個性と多様性の尊重/失われた「定番のライフコース」/個人化と「人それぞれの社会」
  4 「個を尊重する社会」と「人それぞれの社会」
  現代は「個を尊重する社会」なのか?/相手を否定しない技法の発達/「人それぞれ」が重宝される若者の友人関係/気を遣い合い、対立を回避しようとする社会
第二章 「人それぞれ」のなかで遠のいていく本音
  1 ある会話から
  2 気楽さと不安の狭間で
  無理して人と付き合わなくてよい気楽さ/つながりに注ぎ込む「感情」/感情に補強された不安定なつながり
  3 重宝される「人それぞれ」のコミュニケーション
  「人それぞれ」と解釈することで対立を回避/「多少自分の意見をまげても、友人と争うのは避けたい」
  4 遠のく「身近な人」たちと、漠然とした寂しさ
  受け入れつつ突き放す「人それぞれ」/高まる孤立の不安/寂しい日本人
  5 生身の人から幻想の友人へ
  ケンカをしてしまうと友情が修復できない/「友情の物語」幻想/寂しさの解消
第三章 「人それぞれ」では片付けられない問題
  1 「それぞれ」にはならない「人それぞれ」
  ある親子の会話/友だちの進路の話
  2 「多様な選択」の落とし穴
  それぞれの選択を認める社会の受け皿/自由な選択はよいことなのか/「社会的ジレンマ」の発生
  3 「人それぞれの社会」のもどかしさ
  自分一人だけでは叶えられない望み/対話と調整を要する時代/逃れられない他者の影響
  4 「人それぞれ」が広げる社会の格差
  選択の結果や条件は必ずしも平等ではない/人びとの結婚願望はあまり変わっていない/生涯未婚率に見る「人それぞれ」の結末
  5 不平等を見過ごす冷たい社会
第四章 萎縮を生み出す「人それぞれ」
  1 ハラスメントと炎上騒動
  何を言えばよいかわからない/迷惑な行為は許さない
  2 「他者に危害を加えない」という理念
  「人それぞれ」にはならないこと/ハラスメントとダイバーシティ
  3 リスク化する言葉と表現
  ハラスメントの境界線/言葉のリスクの高まり/表現することの難しさ
  4 リスク化に対処するふたつの方策
  緩やかな撤退/結託という解放
  5 「迷惑」という監視と裁き
第五章 社会の分断と表出する負の意見
  1 抑え込んできた思いのゆくえ
  2 吸い寄せられる同質の意見
  意見の合う人を求めて/検索される「つながり」
  3 同質な集団同士が引き起こす対立
  純化した集団/対立と分断の時代
  4 過激化する主張
  ヘイトの発生/多様性への不満の受け皿
  5 「特権センサー」による糾弾
  「特権」は許さない/特権センサーがはたらく仕組み/多様性への対抗軸として
第六章 「異質な他者」をとりもどす
  1 身近に「異質な他者」がいない社会
  「異質な他者」の不在/気の合わない人とつき合わなくてよい社会/身近な人の批判的・否定的意見の封じ込め
  2 他者への想像力と共感の欠如
  分断され攻撃し合う集団/他者を執拗にたたく人たち
  3 対話をつうじた深い理解のススメ
  分断を修復する対話/友だち関係を円滑に進める対話/対話の重要性はわかっているけれど
  4 異質な他者を取り込むために:社会編1 インターネット
  普及の速さに注目/インターネットと電話の普及過程/技術の影響を検証する仕組みを
  5 異質な他者を取り込むために:社会編2 つながり
おわりに
参考文献