卯田 宗平/著 -- 東京大学出版会 -- 2021.12 --

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中央 3階A 一般図書 /384.3/5455/2021 7115304410 配架図 Digital BookShelf
2022/04/15 可能 利用可   0
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ISBN 4-13-056313-0
ISBN13桁 978-4-13-056313-0
タイトル 鵜と人間
タイトルカナ ウ ト ニンゲン
タイトル関連情報 日本と中国、北マケドニアの鵜飼をめぐる鳥類民俗学
タイトル関連情報読み ニホン ト チュウゴク キタマケドニア ノ ウカイ オ メグル チョウルイ ミンゾクガク
著者名 卯田 宗平 /著
著者名典拠番号

110006249240000

並列タイトル Cormorants and Humans:An Ornithological Folklore Study of Cormorant Fishing in Japan,China and North Macedonia
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2021.12
ページ数 9, 465, 4p
大きさ 22cm
価格 ¥11500
内容紹介 なぜ鵜飼は成りたつのか。日本と中国、北マケドニアの鵜飼い漁を対象に、漁の技術や知識、ウミウやカワウの生態・行動などを調査し、動物利用の論理やドメスティケーションの生起をめぐる人類学的な解釈枠組みを導き出す。
書誌・年譜・年表 文献:p443~465
一般件名 鵜飼-日本-ndlsh-031932712,鵜飼-中国-ndlsh-031932713,鵜飼-北マケドニア共和国-ndlsh-031932716
一般件名 鵜飼
一般件名カナ ウカイ
一般件名典拠番号

511519700000000

分類:都立NDC10版 384.36
資料情報1 『鵜と人間 日本と中国、北マケドニアの鵜飼をめぐる鳥類民俗学』 卯田 宗平/著  東京大学出版会 2021.12(所蔵館:中央  請求記号:/384.3/5455/2021  資料コード:7115304410)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153930382

目次 閉じる

序章 いま、なぜ鵜飼なのか
  一 主題としての鵜飼
  二 鳥類民俗学というアプローチ
  三 本書の構成
  四 鵜飼で利用するウミウとカワウの生態
  五 用語
第一章 鵜飼研究の到達点
  一-一 中国における鵜飼の歴史と現状
  一-二 日本における鵜飼の歴史と現状
  一-三 ヨーロッパにおける鵜飼の歴史
第二章 なぜ鵜飼が誕生したのか
  二-一 問題意識
  二-二 野生のウミウを捕獲する技術
  二-三 鵜飼に向けたトレーニングの過程
  二-四 野生のウミウを飼い慣らす技術
  二-五 介入を受けたウミウの行動特性
  二-六 なぜ鵜飼が誕生したのか
第三章 前例なきウミウの産卵と鵜匠による手さぐりの応答
  三-一 問題意識
  三-二 宇治川における鵜飼の変遷と現状
  三-三 ウミウの産卵から孵化、飼育にいたる状況の復元
  三-四 ウミウを産卵させ、飼い慣らす技術
  三-五 宇治川における繁殖技術の特徴-中国の鵜飼い漁との比較から
  三-六 なぜウミウの繁殖作業を続けるのか
第四章 ウミウの繁殖生態の変化と「技術の収斂化」
  四-一 問題意識
  四-二 働きかけの時系列的な変化とウミウの繁殖生態
  四-三 飼育下のウミウの生長プロセス
  四-四 ウミウの形姿および行動上の変化と鵜匠による対応
  四-五 飼育下のウミウの繁殖生態の特徴-自然下のウミウとの比較から
  四-六 繁殖作業における「技術の収斂化」-物質文化のセレクション
  四-七 いま、繁殖技術を記録して分析する意義
第五章 野生性と扱いやすさのリバランス論
  五-一 問題意識
  五-二 新たな視座の着想-中国における鵜飼の事例から
  五-三 リバランス論の展開-宇治川の鵜飼における人為的な介入の事例
  五-四 宇治川の鵜匠たちによる働きかけの論理
  五-五 リバランス論とその展開可能性
第六章 日本の鵜匠がウミウの生殖に介入しない理由
  六-一 問題意識
  六-二 ウミウの産卵要因を知るためのアプローチ
  六-三 新たに入手するウミウのサイズ要求-日立市十王町で捕獲されるウミウの特徴
  六-四 日々のウミウの飼育方法-日本各地の鵜小屋における巣材の有無
  六-五 繁殖期前の巣材の存在
  六-六 なぜ日本の鵜匠たちはウミウの生殖に介入しないのか
  六-七 新たな作業仮説の提示
第七章 なぜ中国の漁師はカワウを繁殖させるのか
  七-一 問題意識
  七-二 雲南省大理ペー族自治州の【ジ】海における鵜飼-その歴史と現状
  七-三 カワウの飼育環境と一連の繁殖作業
  七-四 S村におけるカワウの繁殖技術の特徴-山東省・江蘇省との事例比較
  七-五 人工繁殖を続ける条件
  七-六 なぜカワウの生殖に介入しつづけるのか
  七-七 新たな作業仮説の確からしさ-生殖介入をめぐる動機
第八章 鵜飼が生業として成りたつ条件
  八-一 問題意識
  八-二 北マケドニア共和国ドイラン湖の概要
  八-三 マンドゥラ漁の構造と漁獲の技術
  八-四 ドイラン湖におけるマンドゥラ漁の特徴-中国と日本の鵜飼との事例比較
  八-五 マンドゥラ漁が成りたつ条件
  八-六 ドメスティケーションの生起にかかわる事実
終章 鵜と人間、かかわりの原理
  一 なぜ鵜飼は成りたつのか
  二 残された三つの問い