木村 政樹/著 -- 青土社 -- 2022.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/7053/2022 7115217833 配架図 Digital BookShelf
2022/03/01 可能 利用可   0

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ISBN 4-7917-7445-6
ISBN13桁 978-4-7917-7445-6
タイトル 革命的知識人の群像
タイトルカナ カクメイテキ チシキジン ノ グンゾウ
タイトル関連情報 近代日本の文芸批評と社会主義
タイトル関連情報読み キンダイ ニホン ノ ブンゲイ ヒヒョウ ト シャカイ シュギ
著者名 木村 政樹 /著
著者名典拠番号

110005663700000

出版地 東京
出版者 青土社
出版者カナ セイドシャ
出版年 2022.2
ページ数 346, 4p
大きさ 20cm
価格 ¥2800
内容紹介 ことばで社会を変えられるか? 有島武郎、大杉栄、平出修、堺利彦-。社会主義が厳しく取り締まられた時代に、未来の革命を思想し、論争を重ね、もうひとつの言論空間を織りなした知識人たちの、信念と葛藤を描く。
一般件名 文芸批評-日本-歴史-明治以後-ndlsh-031993040,社会主義運動-日本-歴史-ndlsh-001280554
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 社会主義-日本 , 知識階級
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ,シャカイ シュギ-ニホン,チシキ カイキュウ
一般件名典拠番号

510401810290000 , 510407720250000 , 511148300000000

分類:都立NDC10版 910.26
資料情報1 『革命的知識人の群像 近代日本の文芸批評と社会主義』 木村 政樹/著  青土社 2022.2(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/7053/2022  資料コード:7115217833)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153950229

目次 閉じる

序章 革命的知識人とことば
  1 はじめに
  2 革命的批評について
  3 丸山真男「近代日本の知識人」を再考する
  4 「知識人」関連語群について
  5 本書の構成
第Ⅰ部 隠された伝統
第1章 大逆事件前後
  1 知識人論としてのロシア文学史-チェーホフの位置
  2 文学史との接続-自己歴史化する自然主義
  3 「知識階級」のディレンマ-文芸領域と『近代思想』
  4 「日本の「智識ある者」」-平出修とロシア文学の読者
  5 大逆事件と発禁-平出修と『太陽』の読者
第2章 曖昧な思想の積極性
  1 階級論のゆくえ-堺利彦と社会運動出版
  2 社会主義者とその知識-『月刊新社会』の登場
  3 「面白い地位」-堺利彦の中等階級論
  4 「ツナギ」「ボカシ目」-曖昧な文学者たち
  5 「面白い傾向」-思想と文学の関係
第Ⅱ部 知識階級の意味
第3章 更新される概念
  1 「知識階級」をめぐって-論争の意義
  2 批判と応答-堺利彦
  3 概念の整理-室伏高信
  4 立場と論理-広津和郎
第4章 海を越える革命
  1 運動史と有島武郎-アナ・ボル提携という問題
  2 アナ・ボルの臨界-有島と吉田一
  3 理論を利用する-知識人階級排斥論という文脈
  4 「指導者」を利用する-アナ・ボルのなかの有島
第5章 残された課題
  1 「語義の曖昧」と「思想の混乱」-階級論の流行
  2 もうひとつの宣言-山川均
  3 有島の書簡と「無産階級」論-福本和夫
  4 「有島武郎」で考える-藤森成吉「犠牲」
第Ⅲ部 文学史の整理
第6章 出版企画と存在証明
  1 解釈環境の編制-プロレタリア文学のリテラシー
  2 メディア実践と対抗的文学史-『日本プロレタリア作家叢書』
  3 《運動史》の論理-状況論的文学史
  4 錯綜するふたつの論理-《近代文学史》と《運動史》
第7章 亡霊の棲む書棚
  1 文学史としての「「敗北」の文学」-「芥川龍之介」という「遺産」
  2 革命の陰画-ロシア文学と芥川
  3 「書棚」の組み換え-知の接合とジャーナリズム
第8章 文学研究という橋頭堡
  1 研究運動体を歴史化する-『クオタリイ日本文学』
  2 文学史生成の場-プロレタリア科学研究所と明治文学談話会
  3 宮本顕治の過去と現在-「プテイ・ブルジヨア・インテリゲンツイア」
  4 中野重治という主人公-「プロレタリア・インテリゲンツイア」
第9章 社会認識と文学論
  1 文学史を再考する-中村光夫という問題
  2 「資本主義」と「封建制度」-日本社会認識
  3 「封建文学」と「ロマン主義」-「体系」的文学論
  4 「講座派」理論との関係-中野重治との論争
第Ⅳ部 反語的な批評
第10章 ロシア文学を読む
  1 ロシア文学と知識人論-読書会と批評方法
  2 戦時期の世田谷三人組-読書会の回想
  3 批評の材源-ルカーチとロシア文学史
  4 「小市民文学」の批判的更新-国民文学論
  5 「余計者」の客観化-国民文学論と『浮雲』
第11章 概念を縫い合わせる
  1 文学史のなかの論争、論争のなかの文学史-論争的文学史
  2 小林秀雄と中野重治-文学史のふたつの「中心」
  3 中野重治と「民主主義文学」概念-戦後「政治と文学」論争と文学史
  4 曖昧、齟齬、辻褄合わせ-概念論という問題提出
第12章 後退戦の軌跡
  1 概念の重大な微調整-術語としての文学史
  2 「ブルジョア」という登場人物-宮本百合子論と「私小説論」
  3 朝鮮戦争と「知識人」-『白樺』派論と「風俗小説論」
  4 「統一戦線」と文学史-転向文学論と「頽廃の根源について」
  5 後退戦と政治参加-文学史の再構築
終章 革命的知識人の群像