木俣 元一/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2022.2 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /702.0/5710/2022 7115330400 配架図 Digital BookShelf
2022/04/08 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-8158-1060-3
ISBN13桁 978-4-8158-1060-3
タイトル ゴシック新論
タイトルカナ ゴシック シンロン
タイトル関連情報 排除されたものの考古学
タイトル関連情報読み ハイジョ サレタ モノ ノ コウコガク
著者名 木俣 元一 /著
著者名典拠番号

110003405530000

並列タイトル Repenser le gothique:une archéologie des exclus
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2022.2
ページ数 9, 515, 83p
大きさ 22cm
価格 ¥8000
内容紹介 美術史・建築史のマスター・ナラティヴに組み込まれている「ゴシック誕生」。だが中世ヨーロッパ建築・彫刻の驚くべき多様さはそこから排除されてきた。大聖堂を飾る人像円柱等の豊かな造形に注目し、新たなゴシック像を示す。
一般件名 ゴシック美術-ndlsh-00562568
一般件名 ゴシック美術 , ゴシック建築
一般件名カナ ゴシック ビジュツ,ゴシック ケンチク
一般件名典拠番号

510297900000000 , 510297800000000

分類:都立NDC10版 702.04
資料情報1 『ゴシック新論 排除されたものの考古学』 木俣 元一/著  名古屋大学出版会 2022.2(所蔵館:中央  請求記号:/702.0/5710/2022  資料コード:7115330400)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153970224

目次 閉じる

序章 オルタナティヴなゴシック像に向けて
  1 様式論による「斬首」
  2 近代におけるロマネスクとゴシックの「創出」
  3 排除されたものの考古学
第Ⅰ部 「ゴシック誕生」の問題系
第1章 ロマネスクからゴシックへ?
  はじめに
  1 時代様式という近代的構成物
  2 「ロマネスク」概念の創出がもたらしたもの
  3 連続する様式間の対立的関係
  4 起源をめぐる言説
  5 様式論と空間的枠組
第2章 ロマネスクでもゴシックでもないもの
  はじめに
  1 「過渡期」の建築をめぐる言説
  2 「一二〇〇年様式」の射程
  3 「後期ロマネスク」
第3章 ゴシックとイル=ド=フランス
  はじめに
  1 「ゴシック誕生」とモダニズム
  2 パノフスキーによる「モダニスト」としてのシュジェール像
  3 イル=ド=フランスと「空白地帯」
  4 クリュニー第三聖堂の事例
  おわりに
第Ⅱ部 ロマネスクとゴシックのあいだ
第4章 人像円柱というロマネスク的伝統
  はじめに
  1 人像円柱とは何か
  2 ゴシック彫刻の誕生と人像円柱
  3 ロマネスクにおける人像円柱
  4 人像円柱と扉口側壁の構造
  5 廻廊の人像円柱
  6 建築における人像円柱の機能
第5章 石材に斜めから取り組む彫刻技法と人像円柱
  はじめに
  1 フェーゲからウィトコウアーまで
  2 人像円柱の場合
  3 アーキヴォルトの彫像の場合
  4 浮彫の地と表面の問題
第6章 サン=タルヌー=ア=ニヴリーヌの一二世紀の彫刻
  はじめに
  1 物語柱頭の図像表現
  2 装飾小円柱と人像円柱
  おわりに
第Ⅲ部 「古典主義的」ゴシック
第7章 ゴシック建築における円柱と古典主義
  はじめに
  1 様式論の問題
  2 ゴシック建築における円柱と古典の再活性化
  おわりに
第8章 コリント式柱頭
  はじめに
  1 排除のレトリック
  2 ロマネスク建築におけるコリント式柱頭
  3 イル=ド=フランスとその周辺におけるコリント式柱頭
  おわりに
第Ⅳ部 周縁と細部の考古学(1)
第9章 ゴシックとマイクロアーキテクチャの問題系
  はじめに
  1 マイクロアーキテクチャにおける建築様式と時差
  2 マイクロアーキテクチャにおける「ゴシック」
第10章 キャノピー・モティーフとその展開
  はじめに
  1 キャノピーの類型学
  2 キャノピーの系譜学
  3 キャノピーの図像学
  おわりに
第Ⅴ部 周縁と細部の考古学(2)
第11章 装飾小円柱の系譜と一二世紀の作例
  はじめに
  1 モニュメンタルな芸術における先行例
  2 多様な芸術領域における先行例
  3 一二世紀の装飾小円柱のタイプと地理的分布
  4 建築における装飾小円柱の配置
  5 柱身の装飾された人像円柱
  6 装飾小円柱と支柱システム
  7 装飾小円柱と人像円柱
第12章 シャルトル大聖堂「王の扉口」の装飾小円柱
  はじめに
  1 建築的枠組
  2 装飾小円柱のシステム
  3 扉口側壁の隅切の構造
  4 シャルトルの装飾小円柱に見られる不規則性
  5 装飾小円柱に加えられた変化と修復
  6 装飾小円柱と「王の扉口」および西正面の他の彫刻との関係
  7 装飾小円柱を形成する各要素の長さ
  8 再構成の試み
第13章 ヨーロッパ北部の装飾小円柱
  はじめに
  1 フランスとベルギー
  2 イングランドの装飾小円柱
  おわりに
終章 複数形で長いゴシック
  1 様式史のマスター・ナラティヴからの脱却
  2 「ロマネスクでもゴシックでもないもの」への着目
  3 長いゴシック