吉田 直哉/著 -- ふくろう出版 -- 2022.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /376.1/6458/2022 7115660658 配架図 Digital BookShelf
2022/08/05 可能 利用可   0

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ISBN 4-86186-842-9
ISBN13桁 978-4-86186-842-9
タイトル 平成期日本の「子ども中心主義」保育学
タイトルカナ ヘイセイキ ニホン ノ コドモ チュウシン シュギ ホイクガク
タイトル関連情報 1989年幼稚園教育要領という座標系
タイトル関連情報読み センキュウヒャクハチジュウキュウネン ヨウチエン キョウイク ヨウリョウ ト イウ ザヒョウケイ
著者名 吉田 直哉 /著
著者名典拠番号

110006262320000

出版地 岡山
出版者 ふくろう出版
出版者カナ フクロウ シュッパン
出版年 2022.3
ページ数 11, 174p
大きさ 21cm
価格 ¥1545
内容紹介 1989(平成元)年改訂の幼稚園教育要領の基調をなした「子ども中心主義」思想。教育要領の作成者たちと、それを好意的に受けとめ、その理念の展開に努めた論者たちの保育学、特にその思想・理念的言述の基本的性格に迫る。
書誌・年譜・年表 文献:章末
一般件名 保育-方法論-歴史-ndlsh-032065226
一般件名 保育
一般件名カナ ホイク
一般件名典拠番号

511374300000000

分類:都立NDC10版 376.11
資料情報1 『平成期日本の「子ども中心主義」保育学 1989年幼稚園教育要領という座標系』 吉田 直哉/著  ふくろう出版 2022.3(所蔵館:中央  請求記号:/376.1/6458/2022  資料コード:7115660658)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153974886

目次 閉じる

第1章 1989年幼稚園教育要領の前提となった河野重男の社会観と教育観
  1.河野の社会観・学校観にみられるペシミズム
  2.河野の幼児教育諭における二つの基軸:生涯学習社会論の一分肢として
  3.「自己教育力」という非認知能力の重視
  第1章の参考文献
第2章 森上史朗の倉橋惣三論に見られる子ども中心主義思想
  1.森上にとっての「子ども中心主義」の対立概念
  2.「自由」から生じる子どもの「自発性」の重視
  3.保育の対象・方法としての「生活」
  4.「情緒」という子ども理解の媒体
  5.森上=倉橋の子ども観:批判原理としての子ども
  第2章の参考文献
第3章 岸井勇雄による乳幼児期における「原体験」論
  1.生涯学習における幼児期の意味づけ
  2.反復説による発達課題論の翻案
  3.乳幼児期の発達における対人関係の重要性
  4.内的経験、心的体験としての「原体験」の蓄積
  5.岸井の発達観・人間観:<生得説=遺伝説>への批判
  第3章の参考文献
第4章 高杉自子の保育方法論の核心にある内面的存在としての子ども
  1.外的活動への偏重が生み出す教師中心主義への批判
  2.外的活動のみを評価の対象とする誤り
  3.「共感」と「かかわり」という態度:異世界への越境
  第4章の参考文献
第5章 大場牧夫の「あらわし」論と保育内容領域「表現」の関連
  1.1989年幼稚園教育要領における新領域「表現」
  2.大場の領域「表現」に対する見解
  3.表現を介して子どもの心情を読むことの重視
  4.存在することそのものとしての「あらわし」
  5.人間関係の中における「あらわし」
  6.大場による「あらわし」の層化構造
  7.大場の「あらわし」論と彼の「原点に子どもを」という保育理念との共通性
  第5章の参考文献
第6章 小林美実の幼児教育論における「子どもの自己表現」の根源性
  1.幼児教育に絡みつく技能主義への批判
  2.小林のみる乳幼児期の表現行動の特性
  3.自己表現としての音楽の再興
  4.幼児に適した音楽と幼児音楽教育の現状との間の懸隔
  5.子どもにとっての表現活動の源泉・媒体としての「身体」
  第6章の参考文献
第7章 中沢和子による幼児期における科学教育論
  1.中沢による「科学教育」の定義とそこにおける「自然」概念の拡大
  2.環境への働きかけの発達上の変化に関する中沢の見解
  3.認識・観察に対する関心・興味の先行
  第7章の参考文献
第8章 小田豊の子ども論を構成する発達観
  1.子ども世界の独自性の尊重という根本主題
  2.発達の契機・動因の内在性
  3.ゲゼル的発達観への批判と発達の「風船モデル」の提唱
  4.社会の変容と(望ましい)教育関係の変化
  第8章の参考文献
第9章 大場幸夫の「保育臨床」学構想における関係論
  1.「保育における臨床」の定義
  2.子どもの人格に対する全体論的把握:保育という場における「臨床の知」へ
  3.「発達的理解」における保育者自身のスタンスへの省察的把握
  4.保育における「集団性」という残された主題
  第9章の参考文献
第10章 無藤隆による生態学的<発達環境=自己>論
  1.場における発達という根本テーゼ
  2.発達のトポスとしての園環境の基本的性質
  3.環境・主体の生態学的把握:アフォーダンス理論との交叉
  第10章の参考文献