市川 裕/著 -- 東京大学出版会 -- 2022.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /199.0/5077/2022 7115403258 配架図 Digital BookShelf
2022/04/29 可能 利用可   0

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ISBN 4-13-016044-5
ISBN13桁 978-4-13-016044-5
タイトル ユダヤ的叡智の系譜
タイトルカナ ユダヤテキ エイチ ノ ケイフ
タイトル関連情報 タルムード文化論序説
タイトル関連情報読み タルムード ブンカロン ジョセツ
著者名 市川 裕 /著
著者名典拠番号

110001234980000

出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2022.3
ページ数 12, 440, 12p
大きさ 22cm
価格 ¥5500
内容紹介 ユダヤ教徒は神殿も聖地も失い、離散してなお信仰を守り、生き延び、さまざまな活動の足跡を歴史上に残すことがなぜできたのか。神の啓示の学習「タルムード・トーラー」の意義から考える。
一般件名 タルムード-ndlsh-00572715
一般件名 タルムード
一般件名カナ タルムード
一般件名典拠番号

530032500000000

分類:都立NDC10版 199
資料情報1 『ユダヤ的叡智の系譜 タルムード文化論序説』 市川 裕/著  東京大学出版会 2022.3(所蔵館:中央  請求記号:/199.0/5077/2022  資料コード:7115403258)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1153981053

目次 閉じる

序 信仰に徹することと啓蒙ということ
第一部 ラビ・ユダヤ教の成立とタルムード学の形成
第一章 宗教と教育
  1 歴史的俯瞰からの問題提起
  2 ラビ・ユダヤ教の理念と学問
  3 タルムードの方法学
第二章 一神教と<戒>
  1 ラビ・ユダヤ教の戒律の意義
  2 戒律の対象としての人間の思いと行い
  3 口伝トーラー・ミシュナの法体系と事物の分類
  4 戒律の目指すもの
  5 ラビ・ユダヤ教の文化の「型」
第三章 神殿供犠から啓示法へ
  1 唯一神教の二つの流れ
  2 ユダヤ教とイスラームの相互影響
  3 自己定義する宗教の出現
  4 宗教共同体の構成要素としての動物供犠の意義
  5 神殿供犠が啓示法に包摂される過程
  6 宗教共同体としての再生の青写真
  7 ローマ帝国とユダヤ共同体における国家と宗教の関係
第四章 タルムードの聖書解釈に込められたユダヤ賢者の実存的関心
  1 レヴィナスに学ぶタルムードの特徴
  2 イスラエルの民の契約締結は強制か自発的か
  3 ラヴァとはだれか
第五章 タルムード学の系譜
  1 ゲオニーム時代と知のあり方
  2 北アフリカ
  3 ムスリム・スペイン
  4 アルプス・ピレネー以北
  5 キリスト教スペイン
  6 スペインからツファト(サファド)へ
  7 ポーランドのアシュケナジーム
第二部 タルムード学の成立とユダヤ的生活様式の実現
第六章 タルムードのテキストを読む
  1 テキストの構成
  2 子弟の教育に関するタルムードの議論
  3 律法典の形成
第七章 貧しさの中の感謝
  1 トーラーに従って生きるということ
  2 トーラーに込められた食の意味と実践
  3 食の戒律の発想法
  4 中世の律法典における食の位置づけ
第八章 ユダヤ教の経済観念
  1 近代ユダヤ人の経済的資質と宗教
  2 「平日のユダヤ人」のブルジョア的経済観念
  3 ユダヤ法ハラハーの経済観念
  4 離散ユダヤ社会の環境要因
第九章 ユダヤ教の霊魂観
  1 ユダヤ教の日常的な意識と観念
  2 死後の魂と死者の復活
  3 殉教と人命
  4 人間の成長と魂の完成
第一〇章 悔い改めと和解
  はじめに
  1 共生に対するユダヤ教的枠組み
  2 ヤコブの悔い改めと和解に関する創世記注解
  3 悔い改めと贖罪に関するミシュナの規定
  4 グマラの論争
  5 コラとその仲間の争いと和解の可能性
第三部 近代タルムード学とユダヤ・アイデンティティの葛藤
第一一章 レヴィナスとリトアニアのタルムード学の意義
  1 レヴィナスとタルムード研究の伝統
  2 ヘブライズム概念の再考
  3 リトアニア系イェシヴァにおけるタルムードの「生きた伝統」
第一二章 ギリシアとの相克としてのユダヤ教史
  1 ユダヤ教史の文脈におけるタルムードの位置づけ
  2 同化ユダヤ人とギリシア的学問
  3 レヴィナスにとってのタルムード学の特徴
  4 偶像崇拝との闘争としての批判精神
  5 タルムード学の理念と方法
  6 学問の対象の限定
第一三章 ユダヤ教正統主義におけるコスモスとアンチコスモス
  1 井筒俊彦の神秘思想論
  2 ユダヤ教正統主義における人間と唯一神との関係
  3 自我滅却の精神態度に向けた戒律の学習と実践
  4 ユダヤ教正統主義の創造世界観
第一四章 ユダヤ教正統主義から考える現代の国家・宗教関係
  1 近代国家建設と「ユダヤ教の政教分離」
  2 イスラエルという国家をめぐる問い
  3 ラビ・ユダヤ教の国家・社会論
  4 ユダヤ教神学が直面した三つの選択肢
  5 ユダヤ教正統主義から見た現代イスラエル国家の意義
第一五章 ユダヤ教の現代メシア論
  1 近代ユダヤ人のアイデンティティをめぐって
  2 ゲルショム・ショーレムとそのメシア論
  3 エマニュエル・レヴィナスとそのメシア論
第一六章 リトアニア系イェシヴァの精神を体現した四人の現代タルムード賢者
  1 近代ユダヤ教にイェシヴァが果たした役割
  2 リトアニア系イェシヴァの教育理念
  3 リトアニアのタルムード四天王と七つの学塾
  4 リトアニア系イェシヴァの歴史的影響力
結語
  1 ユダイズムの形成とヘレニズムの影響
  2 近代リトアニアのタルムード学の復活
  3 リトアニアのユダヤ三博士
  4 東欧のタルムード四天王