松本 靖彦/著 -- 春風社 -- 2022.4 --

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中央 3階C 一般図書 /930.2/デ2/622 7115815241 配架図 Digital BookShelf
2022/09/24 可能 利用可   0
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ISBN 4-86110-747-4
ISBN13桁 978-4-86110-747-4
タイトル <線>で読むディケンズ
タイトルカナ セン デ ヨム ディケンズ
タイトル関連情報 速記術と想像力
タイトル関連情報読み ソッキジュツ ト ソウゾウリョク
著者名 松本 靖彦 /著
著者名典拠番号

110006209260000

出版地 横浜
出版者 春風社
出版者カナ シュンプウシャ
出版年 2022.4
ページ数 291, 6p
大きさ 20cm
価格 ¥3600
内容紹介 賑やかな作品世界を生み出したディケンズ。「骨董屋」「クリスマス・キャロル」等の作品を、<線>にまつわる問題に着目して読み直し、「自己と他者」「生と死」など境界線をめぐる想像力の働きを明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p271~284
個人件名 Dickens, Charles, 1812-1870-entity-00437850
個人件名カナ ディケンズ チャールズ
個人件名原綴 Dickens,Charles
個人件名典拠番号 120000073840000
分類:都立NDC10版 930.268
資料情報1 『<線>で読むディケンズ 速記術と想像力』 松本 靖彦/著  春風社 2022.4(所蔵館:中央  請求記号:/930.2/デ2/622  資料コード:7115815241)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154019742

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序章 <線>で読むディケンズの世界
  1 はじめに-写す(移す)こと・線を越えること
  2 各章の概要と先行研究
第1部 ディケンズの速記と想像力
第1章 ディケンズの速記と人物造形
  1 「ちょっとしたしるし」-速記的人物描写
  2 「キャラクター」の最初の萌芽
  3 A was an Archer-アルファベットから人物へ
  4 「ちょっとしたしるし」からイメージ、人物像へ-速記術
  5 「細部」、「断片」とヴィクトリア朝
第2章 ディケンズとホガースの速記術
  1 速記者のまなざし
  2 世界を書き写す
  3 生身の転写術
  4 繁茂するイメージ
  5 転写の劇場
第2部 境界線をめぐるドラマ
第3章 大人と子どもの境界線
  1 「子ども」の発見と「子ども」像をめぐる矛盾
  2 ディケンズの子どもへの関心
  3 第一の精霊とスクルージの涙
  4 ロマン派的癒しと「内なる過去」への旅
  5 過去を想起して自由を得る-スクルージの「内なる子ども」との邂逅
  6 ファンタジーのもつ力
  7 ディケンズの「内なる過去」
第4章 自他を隔てる境界線(1)『大いなる遺産』
  1 「見捨てられた」少年ディケンズ
  2 ピップの生育環境と心の境界線
  3 乗っ取られるピップの人生
  4 ピップの夢と拡大するナルシシズム
  5 ピップの(ディケンズの)内なる子ども
  6 二つの結末-覚醒と揺り戻し
第5章 自他を隔てる境界線(2)『ドンビー父子』
  1 心を読み合う人物たち
  2 父親の心を写し取るフローレンス
  3 線引きに失敗しているドンビー氏
  4 ドンビー父娘の「もう一人の自分」
  5 遍在する「もう一人の自分」たち
  6 分身を介して生まれ変わるドンビー氏
  7 義母を閉め出すフローレンス
  8 フローレンス化する世界
策3部 境目の想像力
第6章 生きているのか死んでいるのか
  1 『骨董屋』という見世物小屋
  2 人形じみた人間たち
  3 クウィルプの人間臭い死に様
  4 生きること=化けること
第7章 いずれは死なねばならぬから
  1 焦らしの裏側-『骨董屋』にみるヒロインの緩慢な死
  2 去来と浮沈-fort‐da物語としての『互いの友』
  3 フィクションの終結と生命の終わり
終章 越境するディケンズ(の想像力)
  1 ディケンズと現代の「内なる子ども」
  2 継ぎ目(切れ目)なさの問題性-庇護と搾取、愛情と侵犯
  3 主人公たちの自己疎外とその解決策
  4 ラカン的赦しと自己実現
  5 fort‐daと(分身の中への)自己疎外
  6 ハイブリッド・リテラシー-(文字として)読みつつ(形状・表情を)見る
  7 死体のような文字
  8 “Horcruxes”としてのディケンズの人物たち