渡辺 康行/著 -- 岩波書店 -- 2022.10 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 1F法律 一般図書 /327.0/5278/2022 7116052489 配架図 Digital BookShelf
2022/12/02 可能 利用可   0

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ISBN 4-00-061564-8
ISBN13桁 978-4-00-061564-8
タイトル 憲法裁判の法理
タイトルカナ ケンポウ サイバン ノ ホウリ
著者名 渡辺 康行 /著
著者名典拠番号

110004985870000

出版地 東京
出版者 岩波書店
出版者カナ イワナミ ショテン
出版年 2022.10
ページ数 11, 514p
大きさ 22cm
価格 ¥7700
内容紹介 従来とは異なるタイプの憲法訴訟論があることを示して、学会に刺激を与えてきた著者のこれまでの研究を集成。ドイツ憲法学、法理論、判例分析、裁判官論という4つの視角から、日本における憲法裁判の現状を多角的に考察する。
一般件名 憲法裁判-日本-ndlsh-01048803,憲法裁判-ドイツ-ndlsh-00888368
一般件名 憲法裁判
一般件名カナ ケンポウ サイバン
一般件名典拠番号

510720300000000

分類:都立NDC10版 327.01
資料情報1 『憲法裁判の法理』 渡辺 康行/著  岩波書店 2022.10(所蔵館:中央  請求記号:/327.0/5278/2022  資料コード:7116052489)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154085933

目次 閉じる

序章 本書の関心・考察方法
  1 本書の関心
  2 憲法判例への接し方
  3 司法制度改革と最高裁の変化
第1部 ドイツにおける憲法裁判権
第1章 ドイツ連邦憲法裁判所とドイツの憲法政治
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 憲法裁判権の歴史
  Ⅲ 連邦憲法裁判所の成立
  Ⅳ 連邦憲法裁判所と政治部門
  Ⅴ 連邦憲法裁判所と専門裁判所
  Ⅵ 結びに代えて
第2章 裁判官による法継続形成とその限界
  Ⅰ 事実の概要
  Ⅱ 決定の要旨
  Ⅲ 解説
第2章<補論> 裁判判決の恣意および裁判の法と法律への拘束
  Ⅰ 事実の概要
  Ⅱ 決定の要旨
  Ⅲ 解説
第3章 ドイツ連邦憲法裁判所研究・拾遺
  Ⅰ 書評1
  Ⅱ 書評2
  Ⅲ 書評3
  Ⅳ 書評4
第2部 法の支配と司法権
第1章 「法の支配」の立憲主義的保障は「裁判官の支配」を超えうるか
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 戦後憲法学における「法の支配」論
  Ⅲ 京都派「法の支配」論
  Ⅳ 「法の支配」論争
  Ⅴ 結びに代えて
第2章 司法審査の対象と限界
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 富山大学判決を支える鍵概念
  Ⅲ 富山大学判決が判断しなかったこと
  Ⅳ 結び
第2章<補論> 政党の内部自治と司法審査
  Ⅰ 事実の概要
  Ⅱ 判旨
  Ⅲ 解説
第3章 団体の内部自治と司法審査
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 判例における「部分社会」論
  Ⅲ 宗教団体と司法審査
  Ⅳ 地方議会の内部自治と司法審査
  Ⅴ 結びに代えて
第3章<補論1> 地方議会の自律的権能と司法審査
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 法律上の争訟
  Ⅲ 司法権の外在的制約
  Ⅳ 地方議会における「議員活動の自由」に関する近年の判例・裁判例の再読
  Ⅴ 地方議会における懲罰,措置などに対する判例・裁判例の再読
  Ⅵ 結びに代えて
第3章<補論2> 地方議会議員に対する出席停止の懲罰と司法審査
  Ⅰ 事実の概要
  Ⅱ 判旨
  Ⅲ 解説
第4章 「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 裁判官の弾劾と分限
  Ⅲ 寺西判事補事件決定
  Ⅳ 古川判事事件決定
  Ⅴ 岡口判事事件決定
  Ⅵ 結びに代えて
第4章<補論> 裁判官弾劾制度少考
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 「司法に対する国民の信頼」と「裁判官個人に対する国民の信頼」との関係
  Ⅲ 「司法権の独立」「裁判官の市民的自由」と弾劾裁判との関係
  Ⅳ 今後の展望
第3部 憲法訴訟
第1章 広島市暴走族追放条例事件判決の基礎的考察
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 合憲限定解釈に関する判例法理
  Ⅲ 「明確性(漠然性のゆえに無効)の理論」と「過度の広汎性の理論」
  Ⅳ 「法文の明確性」と「解釈の明確性」
  Ⅴ 合憲限定解釈の要件と広島市暴走族追放条例事件判決
  Ⅵ 表現・集会の自由に対する制約の実質的正当化審査に関する判例法理
  Ⅶ 判例における比較衡量論と広島市暴走族追放条例事件判決
  Ⅷ 結びに代えて
第2章 憲法訴訟の現状
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 三段階審査
  Ⅲ 猿払事件判決
  Ⅳ 正当化審査
  Ⅴ 結び
第2章<補論> 国公法違反事件上告審判決に向けて
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 猿払基準の基礎づけ
  Ⅲ 立法目的の正当性,立法目的と禁止される行為との合理的関連性の審査
  Ⅳ 利益の均衡
  Ⅴ 判例状況の検討からの示唆
  Ⅵ 結びに代えて
第3章 合憲判断の方法
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 合憲限定解釈
  Ⅲ 憲法適合的解釈
  Ⅳ 通常の限定解釈
  Ⅴ 結びに代えて
第4章 憲法判例における比較衡量論
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 公務員の労働基本権
  Ⅲ 公務員の政治的行為
  Ⅳ 経済的自由権
  Ⅴ 表現・集会の自由
  Ⅵ 判例法理の再検討
  Ⅶ 結びに代えて
第4部 裁判官
第1章 最高裁判所判事としての団藤重光
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 実践の法理
  Ⅲ 二つの代表的反対意見
  Ⅳ 学者と裁判官
  Ⅴ 最高裁判事としての前期と後期
  Ⅵ 多数意見の主導
  Ⅶ 結びに代えて
第2章 最高裁判所判事としての藤田宙靖
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 「適正な紛争解決」
  Ⅲ 両院の議員選挙における「一票の較差」訴訟
  Ⅳ 「一票の較差」訴訟における藤田個別意見の多数意見への影響力
  Ⅴ 他の憲法事件における藤田個別意見・管見
  Ⅵ 結びに代えて
第3章 最高裁裁判官と「司法部の立ち位置」
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 自由権規制立法に関する違憲審査の手法
  Ⅲ 平等原則適合性に関する審査手法
  Ⅳ 「一票の較差」訴訟と「司法部と立法府とのキャッチボール」
  Ⅴ 結びに代えて
第3章<補論> 裁判官研究・拾遺
  1 共同研究
  2 総論・各法分野と司法
  3 政策形成訴訟・司法の国民的基盤
  4 弁護士(像)の変化・変わりつつある東アジアの司法
  5 「司法部の立ち位置」論
  6 意義と期待
終章 裁判官の「積極的な政治運動」と国家公務員の「政治的行為」
  1 法制度の比較
  2 寺西判事補事件決定による両者の違いの説明
  3 猿払事件判決と寺西判事補事件決定
  4 寺西判事補事件決定と堀越事件判決
  5 個別的判断なのか