大場 健司/著 -- 春風社 -- 2022.12 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/ア8/619 7116417660 配架図 Digital BookShelf
2023/04/11 可能 利用可   0
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ISBN 4-86110-851-8
ISBN13桁 978-4-86110-851-8
タイトル 1960s失踪するアメリカ
タイトルカナ ナインティーンシックスティーズ シッソウ スル アメリカ
タイトル関連情報 安部公房とポール・オースターの比較文学的批評
タイトル関連情報読み アベ コウボウ ト ポール オースター ノ ヒカク ブンガクテキ ヒヒョウ
著者名 大場 健司 /著
著者名典拠番号

110006992790000

出版地 横浜
出版者 春風社
出版者カナ シュンプウシャ
出版年 2022.12
ページ数 415,15p
大きさ 20cm
価格 ¥4500
内容紹介 作家・安部公房にとって、政治的/芸術的に「転向」を強いられた1960年代とはどのような時代だったのか。「失踪」をキーワードに、安部の小説やエッセイを、同時代言説やアメリカ文学との相互交通から比較文学的に論じる。
書誌・年譜・年表 文献:p379~410
個人件名 安部 公房
個人件名カナ アベ コウボウ
個人件名典拠番号 110000030960000
一般件名 アメリカ文学
一般件名カナ アメリカ ブンガク
一般件名典拠番号

510089500000000

分類:都立NDC10版 910.268
資料情報1 『1960s失踪するアメリカ 安部公房とポール・オースターの比較文学的批評』 大場 健司/著  春風社 2022.12(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/ア8/619  資料コード:7116417660)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154110520

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序章
  一、問題設定-「都市」と「アメリカ」
  二、アメリカ文学との相互交通
  三、先行研究
  四、各章の構成
第一部 脱アメリカの物語
第一章 砂の歌
  一、はじめに
  二、「砂漠捕囚ロマンス」としての『砂の女』
  三、一九五〇-一九六〇年代の日本におけるT・S・エリオット『荒地』の受容
  四、安部公房『砂の女』とT・S・エリオット『荒地』
  五、おわりに
第二章 穴の水脈
  一、はじめに
  二、『不思議の国のアリス』の反復
  三、「幽霊」と「死の欲動」
  四、安部公房『砂の女』と穴の水脈
  五、『砂の女』における「まなざし」と「可能性」
  六、おわりに
第二部 アメリカ文学との相互交通
第三章 「既成事実」からの失踪
  一、はじめに
  二、安部公房のアメリカ文学受容-ジャン=ポール・サルトルと日本におけるアメリカ文学
  三、ウェイクフィールド変形譚小史-ナサニエル・ホーソーン、安部公房、ポール・オースター
  四、「既成事実」からの「失踪」-『燃えつきた地図』と「ウェイクフィールド」
  五、おわりに
第四章 「ピカソの石版画」から「泣く女」へ
  一、はじめに
  二、安部公房『燃えつきた地図』における「ピカソの石版画」
  三、ポール・オースター『幽霊たち』における『泣く女』
  四、おわりに
第三部 エッセイと同時代言説
第五章 一九五〇年代日本におけるアメリカ論ブームと安部公房
  一、はじめに
  二、先行研究と同時代のアメリカ論
  三、「対自」としてのアメリカ-安部公房のサルトル受容と冷戦構造の脱構築
  四、アメリカのユートピア社会主義とプラグマティズム-鶴見俊輔を読む安部公房
  五、一九六〇年代における「都市」、「アメリカ」、「アナキズム」
  六、おわりに
第六章 生々しい素顔
  一、はじめに-安部公房研究の問題性
  二、先行研究
  三、「保護色」と「ミリタリィ・ルック」-共産主義とアナキズム
  四、「トリックスター」と「悲痛な異端」-安部公房と三島由紀夫
  五、「生々しい素顔」-同時代言説としてのロラン・バルト
  六、おわりに
第七章 SF的想像力と遊牧民
  一、はじめに
  二、映画『2001年宇宙の旅』と進化論
  三、遊牧民をめぐる同時代の言説
  四、異端のアナキズム
  五、おわりに
終章
  一、新たなる安部公房像へ
  二、一九六〇年代再考
  三、『砂の女』と『燃えつきた地図』再考
  四、「ノマドロジー」の文学史へ