西村 将洋/著 -- 勉誠出版(発売) -- 2023.2 --

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中央 3階C 一般図書 /914.60/タ28/604 7116351835 配架図 Digital BookShelf
2023/03/10 可能 利用可   0
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ISBN 4-585-39020-6
ISBN13桁 978-4-585-39020-6
タイトル 谷崎潤一郎の世界史
タイトルカナ タニザキ ジュンイチロウ ノ セカイシ
タイトル関連情報 『陰翳礼讃』と20世紀文化交流
タイトル関連情報読み インエイ ライサン ト ニジッセイキ ブンカ コウリュウ
著者名 西村 将洋 /著
著者名典拠番号

110004274760000

出版地 東京
出版者 勉誠出版(発売)
出版者カナ ベンセイ シュッパン
出版年 2023.2
ページ数 6,505p
大きさ 22cm
価格 ¥4800
内容紹介 谷崎潤一郎「陰翳礼讃」はどのような書物なのか。谷崎はそこにどんな思いを込めたのか。なぜ今も世界各国で読まれ続けているのか。「陰翳礼讃」を入口として、日露戦争前後から現代へと至る20世紀文化交流の歴史を描出する。
個人件名 谷崎 潤一郎
個人件名カナ タニザキ ジュンイチロウ
個人件名典拠番号 110000631630000
一般件名 陰翳礼讃
一般件名カナ インエイ ライサン
一般件名典拠番号

530599400000000

分類:都立NDC10版 914.6
書評掲載紙 読売新聞  2023/04/23  2306 
書評掲載紙2 中日新聞・東京新聞  2023/05/06   
資料情報1 『谷崎潤一郎の世界史 『陰翳礼讃』と20世紀文化交流』 西村 将洋/著  勉誠出版(発売) 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/914.60/タ28/604  資料コード:7116351835)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154135245

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序論
  01 ミニチュア・ヒーローズ
  02 フランス人の偏愛
  03 転移現象
  04 日本賛美の彼方へ
  05 選択
  06 起源へ
  07 構成と注意点-本書を読む前に
第Ⅰ部 アジア主義からの波動一九〇〇年代~一九二〇年代
第1章 冒頭をめぐって
  08 冒頭の読み方
  09 過激なる遅筆
  10 翻訳が原文に優るとき
  11 言葉と建築
  12 梅ノ谷の家
第2章 アジアをめぐって
  13 征露歌の時代
  14 起てよ、アジア
  15 地理と世界認識
  16 ヒマラヤ山脈と岡田覚三
  17 具体性と想像力
第3章 中国体験をめぐって
  18 「支那趣味」の表現
  《参考》「支那趣味」に関する略年表
  19 文化のダイナミズム
  20 後藤朝太郎の超国家論
  21 幻の「支那通」小説
第4章 郭沫若と田漢をめぐって
  22 国際語としての日本語
  23 美しき日中交流
  24 陰翳の系譜学
  25 憑依する言葉
  26 誕生
  27 谷崎とアジア主義
第Ⅱ部 ジャポニスムからの波動一九二〇年代~一九三〇年代
第5章 翻訳をめぐって
  28 猿に関する考察
  29 一九二〇年代の日仏文化交流
  30 フランス語版「愛すればこそ」
  31 主格の省略
  32 日本語の実験
  33 模倣の内実
第6章 芥川龍之介をめぐって
  34 芥川の模倣論
  35 エレン・フォレスト『雪さん』の日本文学観
  36 戸川秋骨の翻訳論
  37 文化宣伝批判
  《参考》一九二〇年代中盤の日本文学と翻訳に関する文献リスト
  38 芥川の軽蔑論
  39 谷崎とジャポニスム
  40 『陰翳礼讃』と岡倉覚三
  《参考》一九二七年の谷崎と芥川に関する略年表
第7章 建築をめぐって
  41 エドワード・モースと瓦屋根
  42 「日本趣味」論争
  43 ブルーノ・タウトと文章表現
  44 屋根の幻想性
  45 実在する文化の拒絶
  46 写真と比喩
  47 省略的文体と増殖する叙述
  48 多元的モダニズム
第8章 夏目漱石をめぐって
  49 星座的イメージ
  50 小説『草枕』とジレンマ
  51 羊羹の語り方
  52 厠と和辻哲郎
  53 開化とは何か
  54 「現代日本の開化」批判
  55 様々なる開化
  56 サバルワルとインド独立運動
第Ⅲ部 『陰翳礼讃』からの波動一九三〇年代~一九五〇年代
第9章 戦後をめぐって
  57 読者としての作者
  58 奴隷の言葉
  59 『陰翳礼讃』のアメリカ
  60 冷戦と美学化
  61 葛藤の痕跡
第10章 戦前をめぐって
  62 「近代の超克」と中村光夫
  63 逆襲の漱石
  64 谷崎と政治
  65 権力の放置
第11章 サイデンステッカーをめぐって
  66 日本特集号の役割分担
  《参考》『アトランティック・マンスリー』別冊日本特集号(一九五四年)細目
  67 中島健蔵の「主流」論
  68 国際的な保守派
  69 模倣と谷崎文学
  70 進歩派の読み方
  71 日本人と排他性
第12章 差別をめぐって
  72 西欧社会の日本人女性像
  73 ピエール・ロチ『お菊さん』
  74 黒人差別とワン・ドロップ・ルール
  75 中上健次と物語のブタ
  76 小説『細雪』の桜と鯛
  77 反復の裂け目
  78 エドワード・サイードと「野蛮人の土地」
  79 柄谷行人と「括弧入れ」の美学
  80 攪乱するイメージ
結論 一九六〇年代から現代へ
  83 私小説的な読み方
  84 作品本位の読み方
  85 日本賛美と松子神話
  86 変化を読む
  87 ポストモダンの前夜
  88 建築家チャールズ・ムーアの日本
  89 ミースとライト
  90 ヴェルサイユ宮殿と硬い宝石のような炎
  91 横断する力