中澤 聡/著 -- 東京大学出版会 -- 2023.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /517.2/5292/2023 7116398724 配架図 Digital BookShelf
2023/03/24 可能 利用可   0

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ISBN 4-13-068802-4
ISBN13桁 978-4-13-068802-4
タイトル 近世オランダ治水史
タイトルカナ キンセイ オランダ チスイシ
タイトル関連情報 「健全なる河川」と側方分水をめぐる知識と権力
タイトル関連情報読み ケンゼン ナル カセン ト ソクホウ ブンスイ オ メグル チシキ ト ケンリョク
著者名 中澤 聡 /著
著者名典拠番号

110004447200000

並列タイトル Knowledge and Power over Rivers:A History of River Water Management in the Dutch Republic
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.2
ページ数 13,384p
大きさ 22cm
価格 ¥8000
内容紹介 マース川とライン川の河口に位置し、水害に悩まされてきたオランダは、利水と治水をいかにして両立させてきたのか? 国家政策と科学的アプローチ、そして「健全なる河川」と「側方分水」という視点から、その歴史をたどる。
書誌・年譜・年表 文献:p359~371 主要事件:p372
一般件名 河川-オランダ , 治水-歴史
一般件名カナ カセン-オランダ,チスイ-レキシ
一般件名典拠番号

510549321340000 , 510472210040000

一般件名 オランダ
一般件名カナ オランダ
一般件名典拠番号 520012600000000
分類:都立NDC10版 517.2359
資料情報1 『近世オランダ治水史 「健全なる河川」と側方分水をめぐる知識と権力』 中澤 聡/著  東京大学出版会 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/517.2/5292/2023  資料コード:7116398724)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154141852

目次 閉じる

序章 「側方分水計画」とは
  0.1 本書の問題意識
  0.2 研究対象としてのオランダ治水史
  0.3 「正規河川」と「側方分水」
  0.4 本書の構成
第Ⅰ部 近世までの河川
第1章 排水路としての河川
  1.1 土地と人びと
  1.2 干拓の始まりと大開墾運動
  1.3 治水管区の成立
  1.4 14世紀の危機
  1.5 干拓の限界と生態学的危機
  1.6 自然エネルギーの導入と機械化
第2章 利権としての河川
  2.1 交通路としての河川
  2.2 「公共の」河川とその利権
  2.3 私権の対象としての河川
  2.4 ライン川諸派川間の水配分の変化
第Ⅱ部 黄金時代の河川
第3章 オランダ連邦共和国-その成立と国家体制
  3.1 国家形成の始まり
  3.2 ハプスブルク時代の財政中央集権化
  3.3 反乱の勃発
  3.4 連邦共和国の形成
  3.5 連邦の財政機構
  3.6 オランダの財政革命
  3.7 ホラント州の財政機構
  3.8 技術専門職の制度化-測量士と工兵技師
  3.9 社会の構成
第4章 防衛線としての河川-共和国成立期からフッデとホイヘンスによる河川調査まで
  4.1 河水配分の問題
  4.2 第1次無州総督時代
  4.3 国務評議会による調整の難航と関係諸州主導の取り組み
  4.4 慣習的水法の成文化-水制の規制と標準川幅の設定
  4.5 新たな脅威
  4.6 フッデとホイヘンスによる河川調査
第5章 パネルデン水路の開削
  5.1 「災いの年」から「奇跡の年」へ
  5.2 ウィレム三世治下の河川事業
  5.3 スペイン継承戦争と塹壕線計画
  5.4 3州による捷水路の開削
第Ⅲ部 理性の時代の河川
第6章 18世紀初頭の政治,思想,科学
  6.1 共和国の衰退と行財政問題
  6.2 ホラント州の行財政問題とスリンゲラント体制
  6.3 「ニュートン主義」の広がり
  6.4 イタリア学派による河川水理学の始まり
  6.5 ス・グラーフェサンデ『自然学の数学的諸原理』初版第10章「川の流れについて」
第7章 主権者と河川-第2次無総督時代(1702-47)のホラント州における河川行政改革の取り組み
  7.1 メルウェーデ川1726年水害と放水路計画
  7.2 ニコラース・クルキウスの治水計画案
  7.3 メルウェーデ川1729年水害と水害対策専門家諮問委員会の設置
  7.4 専門家委員会の勧告
  7.5 専門家委員会勧告への抵抗とクルキウスの離反
  7.6 海岸砂丘の浸食とマース川河口堆砂問題
  7.7 水害防止からの水運改善分離案
第8章 「健全なる河川」の理念をめぐる論争
  8.1 「健全なる河川」の理念の登場
  8.2 レック川での洪水の出現
  8.3 レック堤防の危機と上流河川への関心
  8.4 ファン・デン・ビュルヒグラーフ-フェルゼン論争
  8.5 スパイク協定
  8.6 レック川の「片づけ」
  8.7 フェルゼンの『河川学論考』
第Ⅳ部 維新と革命の時代の河川
第9章 オラニエ維新と河川政策の転換
  9.1 オラニエ維新
  9.2 河川政策への影響
  9.3 反フェルゼン勢力の形成
  9.4 「パネルデン水路およびスパイク堤防の案件のための委員会」の設置
  9.5 パネルデン水路呑み口抑制工事
第10章 側方分水計画と河川総督職創設
  10.1 1751年洪水-新たな対策の必要性
  10.2 ビーラント捷水路計画
  10.3 側方分水計画
  10.4 ホラント州河川総督職の創設
第11章 クリスティアーン・ブルニングスとライン川諸派川流量測定
  11.1 1771年協定と上流河川改修工事
  11.2 ブルニングスの「流水の速度についての論考」
第12章 河川と革命
  12.1 革新運動と学協会の設立
  12.2 学協会と河川
  12.3 愛国運動の始まり
  12.4 愛国運動と学協会
  12.5 愛国運動と水理技師
  12.6 集権と分権-バターフ共和国での治水論争
  12.7 ブルニングスの「遺言」
終章 「健全なる河川」とは
補論 超過洪水対策と非定量治水について