大橋 崇行/著 -- 青弓社 -- 2023.2 --

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中央 3階C 一般図書 /913.70/5103/2023 7116661800 配架図 Digital BookShelf
2023/06/09 可能 利用可   0
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ISBN 4-7872-9272-8
ISBN13桁 978-4-7872-9272-8
タイトル 落語と小説の近代
タイトルカナ ラクゴ ト ショウセツ ノ キンダイ
タイトル関連情報 文学で「人情」を描く
タイトル関連情報読み ブンガク デ ニンジョウ オ エガク
著者名 大橋 崇行 /著
著者名典拠番号

110005505490000

出版地 東京
出版者 青弓社
出版者カナ セイキュウシャ
出版年 2023.2
ページ数 306p
大きさ 20cm
価格 ¥2800
内容紹介 三遊亭円朝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を考察。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。
書誌・年譜・年表 文献:p285~293
個人件名 三遊亭 円朝
個人件名カナ サンユウテイ エンチョウ
個人件名典拠番号 110000477360000
一般件名 落語-歴史 , 小説(日本)-歴史
一般件名カナ ラクゴ-レキシ,ショウセツ(ニホン)-レキシ
一般件名典拠番号

511450510030000 , 510950810060000

分類:都立NDC10版 913.7
資料情報1 『落語と小説の近代 文学で「人情」を描く』 大橋 崇行/著  青弓社 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/913.70/5103/2023  資料コード:7116661800)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154142518

目次 閉じる

序章 落語の近代
  1 本書の目的と初代三遊亭円朝についての研究状況
  2 落語と<近代>
  3 アダプテーションの理論とテクスト
  4 アダプテーションの、その先へ
  5 本書の構成
第1部 人情噺と怪談噺のあいだ
第1章 「人情」を語る怪談
  1 人情噺としての「牡丹灯籠」
  2 円朝の談話における「人情」
  3 語る「人情」、演じる「人情」
  4 坪内逍遙の「人情」論と人情噺の関係
  5 小説表現への接続
第2章 「幽霊」と「神経病」
  1 「幽霊」と「神経病」
  2 「神経病」言説の流行
  3 「真景」「真情」としての「執念」
第3章 「見えがたきもの」を見えしむる
  1 奇談としての病
  2 人情噺への翻案
第2部 落語と小説のあいだ
第4章 メロドラマの翻案
  1 「錦の舞衣」について
  2 「錦の舞衣」の概要と先行研究
  3 「やまと新聞」の翻案物と「錦の舞衣」
  4 「小説」をめぐる言説
  5 「悲劇」と「メロドラマ」
  6 仇討物によるジャンルの翻訳
第5章 小説を落語にする
  1 「素人洋食」の評価と原作の存在
  2 二つの「素人洋食」
  3 長屋噺への変更
  4 「士族の商法」「素人鰻」との関係
第6章 講談・落語・小説の境界
  1 実話としての落語
  2 快楽亭ブラックの西洋人情噺
  3 様式としての実話
  4 講談と落語のあいだ
  5 小説との関わり
第7章 落語を「小説」化する
  1 「西海屋騒動」について
  2 初代談洲楼燕枝と「小説」
  3 翻案としての「西海屋騒動」
  4 落語を「小説」化する
  5 燕枝による「小説」の変容
第3部 「人情」と言文一致
第8章 翻訳と言文一致との接点
  1 明治初期の「豪傑訳」
  2 逐語訳による翻訳
  3 アダプテーションとしての「豪傑訳」
  4 文体としての言文一致体
  5 翻訳と言文一致との接点
第9章 『源氏物語』と坪内逍遙の「人情」論
  1 「世態」の反映としての『源氏物語』
  2 英語圏の「小説」観との差異
  3 『小説神髄』と『源氏物語玉の小櫛』との関係
第10章 キャラクターからの離脱
  1 円朝と日本の近代文学
  2 「人情」論と『倍因氏心理新説』
  3 キャラクターからの離脱
  4 逍遙による円朝の評価