佐藤 俊樹/著 -- 東京大学出版会 -- 2023.2 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /361.2/5238/2023 7116401202 配架図 Digital BookShelf
2023/03/24 可能 利用可   0

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ISBN 4-13-050206-1
ISBN13桁 978-4-13-050206-1
タイトル メディアと社会の連環
タイトルカナ メディア ト シャカイ ノ レンカン
タイトル関連情報 ルーマンの経験的システム論から
タイトル関連情報読み ルーマン ノ ケイケンテキ システムロン カラ
著者名 佐藤 俊樹 /著
著者名典拠番号

110002016450000

並列タイトル Communicative Systems in the Mass‐media and Society:On the Autopoietic System Theory of Niklas Luhmann
出版地 東京
出版者 東京大学出版会
出版者カナ トウキョウ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.2
ページ数 9,417,19p
大きさ 20cm
価格 ¥3500
内容紹介 ニクラス・ルーマンが切り開いた社会の自己産出系論、すなわちコミュニケーションシステム論を誰でも使える・わかるものとして展開。ルーマン理解を根底的に組み換え、現在の社会学における理論の可能性を探る。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p7~19
個人件名カナ ルーマン ニクラス
個人件名原綴 Luhmann,Niklas
個人件名典拠番号 120000182040000
分類:都立NDC10版 361.234
資料情報1 『メディアと社会の連環 ルーマンの経験的システム論から』 佐藤 俊樹/著  東京大学出版会 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/361.2/5238/2023  資料コード:7116401202)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154143245

目次 閉じる

序論 経験的システム論への転回
  1 経験的研究と「理論の不在」
  2 ルーマンのマスメディアシステム論
  3 本書の構成
Ⅰ メディアと社会
Ⅰ-1 サブカルチャー/社会学の非対称性と批評のゆくえ
  1 サブカルチャーと社会学
  2 表現世界の意味システム
  3 反復される物語と大衆消費市場
  4 「解体」論図式の妥当性
  5 先端性の二重基準
  6 「ルーマン」の転態-物語論の自己論理
  7 社会学と「社会学」の乖離
  8 社会学の世界で起きていること
  9 批評の経済と言葉のゆくえ
Ⅰ-2 制度と技術と民主主義
  1 出会いの後で-技術は何を変えるのか
  2 民主主義の二つの顔
  3 都市民主政の二つの制度
  4 産業社会の民主主義
  5 情報技術と「旧くて新しい問題」
  6 機能的文化と政治
  7 制度領域の自律と相互依存
  8 自己決定と時間
  9 「輿論/世論」との交錯
Ⅰ-3 世論と世論調査の社会
  1 世論調査の変容
  2 「前面化」と「潜在化」
  3 世論調査の役割分化
  4 ビッグデータとの差異-代表性と聞き出し
  5 高級品と一般品の多様化戦略
  6 再帰的な社会と世論調査
  7 「他人の意見」としての世論
  8 「公」の二つの意味
  9 なぜ世論は重要なのか
Ⅰ-4 現代メディアと批評する個人
  1 保存複製技術がもたらすもの
  2 不特定メディアとしてのマスメディア
  3 消費者と未来の受け手の間で
  4 「ニュース価値」の不確定性
  5 メディア企業と発言する個人
  6 同じメディアシステムとして
  7 マスメディアにおける個人と法人
Ⅰ-5 機能的に分化した社会のマスメディア
  1 マスメディアと社会科学の現在
  2 メディア技術と現代社会
  3 超マスメディア社会へ
  4 不特定メディアとして
  5 消費者と受け手の間で
  6 「ニュース価値」と「目新しさ」
  7 自己言及するマスメディア
  8 「公共性」の鏡写し
  9 機能的に分化した社会での「新しさ」
Ⅰ-6 「社会学の知」の位置と資産
  1 「常識外し」の社会学?
  2 観察は社会に巻き込まれている
  3 経験的知識と因果
  4 マスメディアの再定義
  5 当事者の知を高次化する
  6 観察者と定義の適切さ
  7 複数の術語系をあつかう
  8 理論モデルの使い方
  9 民主制の三角形
R-1 ルーマン斜め読みのススメ
R-2 神と天使と人間と
Ⅱ システムの公理系
Ⅱ-1 自己産出系の公理論
  1 自己産出系論への公理論的アプローチ
  2 syntaxとsemanticsの位置づけ
  3 自己産出系論のsyntax
  4 自己産出の形態
  5 制度の経験的記述との関係
  6 自己産出系論のSemantics
  7 伝統的な行為論との接続
Ⅱ-2 自己産出系のセマンティクス
  1 自己産出系論の公理系
  2 理解社会学の二つのモデル
  3 自己産出系のsyntaxとの対応
  4 制度の挙動をとらえる
  5 「行為の意味を理解する」ことの定式化
  6 ベイズ統計学の枠組み
  7 行為の意味を推定する
  8 解釈度を変数としてあつかう
  9 自己産出系と解釈度
Ⅱ-3 回帰的なネットワーク
  1 自己産出系論の基本的な術語
  2 回帰的とは
  3 コミュニケーションシステム論の独自性
  4 回帰的ネットワークと自己言及
  5 つながりが「内」をつくる
  6 意味と因果
  7 回帰的と反射性
  8 コミュニケーションシステムとしての制度
  9 反省の位置づけ
Ⅱ-4 「固有値」と機能的分化
  1 システムの「固有値」
  2 作動の連鎖
  3 コミュニケーションの軌道領域
  4 システムの変動と解軌道
  5 コミュニケーションシステムの分化
  6 「作動的な閉じ」の成立
  7 「構造」と「境界」-ルーマンの読み方
  8 コミュニケーションの連なりとしての社会
R-3 Taking Autopoiesis seriously
Ⅲ システムとネットワーク
Ⅲ-1 ネットワークと境界性
  1 Something newとしてのネットワーク
  2 ネットワーク性の操作的定義
  3 分析単位の必然性
  4 意味的な境界定義
  5 水平性を創り出すしくみ
  6 相互作用と階層性
  7 第三世代システム論とネットワーク
  8 地域社会と官僚制組織
  9 決定のネットワークの作動特性
Ⅲ-2 オートポイエティック・システム論から組織を見る
  1 自己産出系論とルーマン
  2 「組織として」決めていく
  3 ルーマンの考え方と読み方
  4 相互参照のネットワークとしての組織
  5 組織のリアリティと「基本定理」
  6 組織は環境イメージを構築する
  7 理論と実証
  8 経験的研究への寄与
  9 内部観察性の公準
R-4 M・ウェーバーの「失われた一〇年」
終章 人と学術