小俣ラポー日登美/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2023.2 --

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中央 3階C 一般図書 /198.2/5576/2023 7116433064 配架図 Digital BookShelf
2023/04/04 可能 利用可   0
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ISBN 4-8158-1119-8
ISBN13桁 978-4-8158-1119-8
タイトル 殉教の日本
タイトルカナ ジュンキョウ ノ ニホン
タイトル関連情報 近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック
タイトル関連情報読み キンセイ ヨーロッパ ニ オケル センキョウ ノ レトリック
著者名 小俣ラポー日登美 /著
著者名典拠番号

120003121100000

並列タイトル Japan as the Land of Martyrs:The Impact of the Japanese Mission in Early Modern Europe
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.2
ページ数 5,404,188p
大きさ 22cm
価格 ¥8800
内容紹介 キリスト教文化にとって日本は殉教の聖地だった。長崎二十六殉教者の列福やその聖遺物の行方、多様な殉教伝・磔図像・残酷劇などを跡づけ、グローバルな宣教の中で日本のイメージがどのように成立・普及したのかを解明する。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p15~70
受賞情報・賞の名称 サントリー学芸賞社会・風俗部門
受賞情報・賞の回次(年次) 第45回
一般件名 キリシタン , キリスト教-伝道-歴史 , 殉教者
一般件名カナ キリシタン,キリストキョウ-デンドウ-レキシ,ジュンキョウシャ
一般件名典拠番号

510139300000000 , 510139610230000 , 510930800000000

分類:都立NDC10版 198.221
書評掲載紙 毎日新聞  2023/04/01  2303 
資料情報1 『殉教の日本 近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック』 小俣ラポー日登美/著  名古屋大学出版会 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/198.2/5576/2023  資料コード:7116433064)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154147424

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序章
第1章 複数の位相を持つ「殉教」
  古代教会における「殉教」概念の発生
  殉教思想の日本への流入
  絶対的悪を規定する迫害
  力の逆転の思想としての殉教
  十六~十七世紀における「殉教」概念
  西欧言語圏における殉教研究の方法論
  日本語による「殉教」言及
  殉教と歴史認識-宣教言説の受容と反発の狭間で
  「殉教」という訳語の誕生
第2章 日本の殉教者の初めての聖性公認
  「聖人」を生む制度-「列聖」と「列福」
  列福開始以前のフランシスコ会とイエズス会の対立
  フランシスコ会の殉教顕彰の伝統
  迫害での逃避について(De fuga in persecutione)-イエズス会宣教における初期の殉教観
  列福過程の最初の段階-「情報と尋問の裁判」
  二十六人中のイエズス会関係者
  「信仰への憎しみ」の確認
  日本のキリスト教徒からの列福嘆願書
  慶長遣欧使節
第3章 聖遺物
  日本で希求された聖遺物
  信者の命がけの回収と聖遺物の意識的な破壊
  キリシタン版における聖遺物
  日本の文化的文脈における遺骸
  日本に運ばれたヨーロッパの聖遺物
  霊的な勢力圏を刻む聖遺物
  聖遺物と勢力圏
  「現地」産の新たな聖遺物の出現-ザビエルの聖遺物崇拝
  聖遺物の集積地・マカオ
第4章 日本の殉教者のイメージ形成
  列福以前の殉教者の図像化-フランシスコ会における磔刑と聖痕
  フランシスコ会のプロセッション
  列福前の図像の用い方
  フランシスコ会による殉教絵画
  イエズス会における磔刑図
  日本の磔刑報告のプロテスタントへの影響
  十字架のイメージと十字架への信仰
  イエズス会の文化的文脈における磔刑
  イエズス会における最初の日本殉教者の図像化
第5章 舞台の上の日本
  日本の殉教の演劇化の嚆矢
  托鉢修道会と殉教演劇
  修道会演劇研究の資料的問題
  イエズス会の劇場における日本の表象の嚆矢
  イエズス会における日本殉教演劇の始まり
  「カトリックの前線」地帯における日本殉教演劇
  「日本殉教演劇の作品群」とドイツ語圏
  イエズス会演劇における殉教-カタルシスと演劇的暴力
  日本殉教演劇に見られる暴力とその文脈-『日本のキリスト教徒の闘い』とその周辺
終章
  殉教という美徳の衰微
  西欧と再び接続される日本
  現代日本に継承された「殉教」概念の系譜