山本 佐和子/著 -- くろしお出版 -- 2023.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /810.2/5262/2023 7116739215 配架図 Digital BookShelf
2023/06/30 可能 利用可   0

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ISBN 4-87424-932-1
ISBN13桁 978-4-87424-932-1
タイトル 抄物の言語と資料
タイトルカナ ショウモノ ノ ゲンゴ ト シリョウ
タイトル関連情報 中世室町期の形容詞派生と文法変化
タイトル関連情報読み チュウセイ ムロマチキ ノ ケイヨウシ ハセイ ト ブンポウ ヘンカ
著者名 山本 佐和子 /著
著者名典拠番号

110004393890000

出版地 東京
出版者 くろしお出版
出版者カナ クロシオ シュッパン
出版年 2023.2
ページ数 19,452p
大きさ 22cm
価格 ¥6800
内容紹介 中世室町期の「抄物」に見られる言語現象を手がかりに、15世紀後半~16世紀の日本語や、古代から現代にいたる日本語の史的変遷を考察。さらに、言語から抄物の歴史的・文化的背景を論じる。
書誌・年譜・年表 文献:p392~414
一般件名 日本語-歴史
一般件名カナ ニホンゴ-レキシ
一般件名典拠番号

510395114860000

分類:都立NDC10版 810.24
資料情報1 『抄物の言語と資料 中世室町期の形容詞派生と文法変化』 山本 佐和子/著  くろしお出版 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/810.2/5262/2023  資料コード:7116739215)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154147946

目次 閉じる

序章
  はじめに
  一 抄物の概要
  二 抄物の研究概況
  三 言語研究と資料研究を併行する意義
Ⅰ 新シク型形容詞の派生
第一章 「きぶい(酷)」の語誌
  一 問題の所在
  二 「きぶい」の意味用法
  三 「きびしい」との関わり
  四 抄物以後の「きぶい」
  まとめ
第二章 「いかめい」の語誌
  一 問題の所在
  二 「いかめしい」の意味用法
  三 「いかめい」の意味用法
  四 「いかい」の意味用法
  五 「いかめい」と「いかめしい」「いかい」の関わり
  まとめ
第三章 新シク型形容詞の派生について
  一 問題の所在
  二 ク活用形容詞からの派生
  三 他の品詞からの派生
  まとめ
第四章 形容詞の活用型と意味分類
  はじめに
  一 「ク活用-属性」「シク活用-感情」説の変遷
  二 「主観的な感情」「客観的な属性」説の系譜
  三 形容詞の意味分類と「形容詞文」
  四 「形容詞文」とモダリティ
  今後の課題
Ⅱ 語の変化と文法変化との交渉
第五章 「ツベイ」と「ツベシイ」
  はじめに
  一 「ツベシ」の成立と展開
  二 シク活用「ツベシイ」の形成
  おわりに
第六章 モダリティ形式「ラシイ」の成立
  一 問題の所在
  二 形容詞派生接辞「ラシイ」の特性
  三 前接部分の形態的変化
  四 初期の「活用語+ラシイ」の特性
  五 「名詞節+ラシイ」の影響
  おわりに
第七章 中世室町期における「ゲナ」の意味・用法
  一 問題の所在
  二 モダリティ「本体把握」「推定」
  三 抄物における意味・用法
  四 派生接辞の史的変化
  五 まとめと今後の課題-モダリティ形式の成立再考
第八章 モダリティ形式「サウナ>ソウダ」再考
  はじめに
  一 「サウナ」に関する先行研究
  二 名詞に後接する用法の変遷
  三 「サウナ」の史的変化-変化における「名詞+サウナ」の位置づけ
  まとめと今後の課題
第九章 中世室町期における「ねまる」の意味・用法
  一 問題の所在
  二 本動詞「ねまる」
  三 補助動詞用法「テネマル」
  四 「ねまる<存在>」と「テネマル」の広がり
  五 補助動詞用法成立の要因
  おわりに
Ⅲ 抄物の史的展開
第一〇章 建仁寺両足院蔵「杜詩抄」の成立をめぐって
  はじめに
  一 両足院蔵「杜詩抄」の概要
  二 内容、言語上の特徴
  三 「杜詩抄」の作成者
  四 仮名抄と室町期の文化
  おわりに
第一一章 「杜詩抄」の文末表現「~ヂャ」について
  はじめに
  一 文末表現「~ヂャ」の分布と「杜詩抄」の先行抄
  二 文末「~ヂャ」に関する先行研究
  三 「杜詩抄」における文末表現「~ヂャ」
  四 文末表現「~ヂャ」が用いられる理由
  おわりに
第一二章 五山・博士家系抄物における濁音形<【ゾウ】>について
  はじめに
  一 問題の所在
  二 濁音形の認定
  三 「杜詩抄」における「ゾウ」の使用状況
  四 五山・博士家系抄物における<候><【ゾウ】>
  五 濁音形<【ゾウ】>の史的変遷
  おわりに
第一三章 中世室町期の注釈書における「~トナリ」の用法
  はじめに
  一 問題の所在
  二 「~トナリ」に関する問題と先行研究
  三 和書の注釈書における「~トナリ」
  四 注釈書における定型表現「~トナリ」の機能
  おわりに
Ⅳ 抄物研究の可能性
第一四章 「彭叔守仙抄古文真宝抄」の諸本について
  はじめに
  一 「古文真宝」とその抄物
  二 「彭叔守仙抄」の成立について
  三 作成に関わった人々-彭叔守仙と畠山義総
  四 「彭叔守仙抄」の内容と文体の特徴
  五 「彭叔守仙抄」の受容について
  六 「古文真宝後集」と「古文真宝抄」の版行をめぐって
  まとめと今後の課題
第一五章 大阪府立中之島図書館蔵『<増刊校正王状元集注分類>東坡先生詩』の書誌的考察・翻刻
  一 書誌的考察
  二 翻刻
第一六章 京都大学文学研究科図書館寿岳文庫蔵「古則聞書零本」解題・翻刻
  一 解題
  二 翻刻
終章 「私抄」と称する抄物について
<付録>抄物の利用法
  はじめに-深刻な「抄物アレルギー」の実態
  一 日本語史資料としての「抄物の取扱説明書」
  二 口語資料としての研究史
  三 抄物を資料とした言語研究の事例
  おわりに