勢力 尚雅/編著 -- 放送大学教育振興会 -- 2023.3 --

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中央 3階C 一般図書 /133.1/5007/2023 7116809703 配架図 Digital BookShelf
2023/07/21 可能 利用可   0
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ISBN 4-595-32391-1
ISBN13桁 978-4-595-32391-1
タイトル 英米哲学の挑戦
タイトルカナ エイベイ テツガク ノ チョウセン
タイトル関連情報 文学と懐疑
タイトル関連情報読み ブンガク ト カイギ
著者名 勢力 尚雅 /編著, 古田 徹也 /編著
著者名典拠番号

110005199890000 , 110005960160000

出版地 東京,[東京]
出版者 放送大学教育振興会,[NHK出版(発売)]
出版者カナ ホウソウ ダイガク キョウイク シンコウカイ
出版年 2023.3
ページ数 259p
大きさ 21cm
シリーズ名 放送大学教材
シリーズ名のルビ等 ホウソウ ダイガク キョウザイ
価格 ¥3300
内容紹介 英米哲学のさまざまなテーマとキーテキストから、時代・地域など背景が異なる哲学者や文学者の思考を比較考察。懐疑をめぐる多彩な思索を重ねつつも、多様な論者が触発し合って展開してきた英米哲学の挑戦の足跡をたどる。
書誌・年譜・年表 関連年表:p249~254
一般件名 イギリス哲学 , アメリカ哲学 , 文学
一般件名カナ イギリス テツガク,アメリカ テツガク,ブンガク
一般件名典拠番号

510109300000000 , 510088900000000 , 511547100000000

分類:都立NDC10版 133.1
資料情報1 『英米哲学の挑戦 文学と懐疑』(放送大学教材) 勢力 尚雅/編著, 古田 徹也/編著  放送大学教育振興会 2023.3(所蔵館:中央  請求記号:/133.1/5007/2023  資料コード:7116809703)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154151547

目次 閉じる

1 幻影と現実-共同行為を通じて形成される習慣
  1.「鏡の裏なる狭き宇宙」-『薤露行』
  2.「想像力の宇宙」
  3.「現実」に似ている何かに気づく
  4.想像力の戦略としての「類似」をめぐる仮説形成-共同行為を通じて形成される習慣
  5.「類似」を発見する習慣と一般名辞の使用
  6.「宇宙のセメント」
2 人情と非人情-「人間的自然」を眺める観点の共同探究
  1.一般名辞の用法をめぐる多声の響き合い-「幸福」をめぐる言葉と懐疑
  2.「哲学」は「狩猟」に似ている
  3.「第三者の地位に立つ」ための修行-『草枕』
  4.人間において生じる「F+f」を眺める観点-人間的自然論
  5.「心」という劇場-「知覚の束」の生成
3 信念と懐疑-「淋しさ」の源と処方箋
  1.「人間ほど的にならないものはない」-『坑夫』
  2.「システム1」の強力さ
  3.想像力をめぐるジレンマ
  4.常軌を逸した懐疑を滑稽とみなす観点の生成
  5.危険な迷信と滑稽な哲学に気づく「夢からの目覚め」はどのようにして可能か?
4 自然と人為-中味と形式をめぐって
  1.自然と人為の両方への懐疑-『道草』
  2.「共感の跳ね返り」を通しての自己意識の継続
  3.他者とともに「一般的観点をとる」習慣の生成-「コンヴェンション」とは何か
  4.中味と形式-変容する内面生活と適切な型の折りあいについて
5 判断と対話-奥にあるものとの継続的な関わりかた
  1.「道徳における表面上の調和」の奥にあるもの
  2.判断に臨む人の心の奥に潜んでいる正体不明のもの-『明暗』と『夢十夜』
  3.過去に「無」を見るか「探照燈」を見るか-『点頭録』
  4.「真の批評家」の実在を想定するというコンヴェンションの生成
  5.「節度ある懐疑主義」に基づく「寛容な対話」の実演
  6.現実についてのヴィジョンを間近に表す様式の探究
6 懐疑と覚醒-経験から哲学する
  1.独断のまどろみからの覚醒
  2.世界の謎としてのヒュームの問題
  3.知覚の現象学
  4.まどろみからの覚醒としての現象学的還元
  5.スフィンクスからの問いかけ
7 哲学と生き方-見ることを学ぶ
  1.テーゼとしての観念論
  2.生き方としての観念論
  3.内的生を記述する
  4.見方の倫理学
  5.道徳の言語としての比喩
8 日常と声-他者とともに生きる
  1.日常を生きる
  2.呼び声による自己の変様
  3.懐疑論を生きる
  4.哲学における自伝的なもの
  5.声のせめぎ合い
9 普遍と個別-「私」の下す道徳判断
  1.導入:道徳判断の普遍性と個別性
  2.ハーマン・メルヴィル『ビリー・バッド』
  3.すべての道徳判断は普遍的でなくてはならない
  4.道徳判断の個別性:ピーター・ウィンチ
  5.ヘアとウィンチの相違から、道徳判断の普遍性と個別性を考える
  6.まとめ
10 自然とイデア-客観的な「善」の在処を求めて
  1.導入:道徳判断の主観性と客観性
  2.ディケンズ『クリスマス・キャロル』
  3.自然主義
  4.イデアとしての善さ
  5.フットとマードックの相違から、道徳的な善さと成長を考える
  6.まとめ
11 偶然性と必然性-他の仕方でもあり得た「世界」
  1.導入:道徳と真理の捉え方
  2.オーウェル『1984年』
  3.プラグマティズムと真理:リチャード・ローティ
  4.バーナード・ウィリアムズ
  5.ローティとウィリアムズの相違から、偶然性と必然性を考える
  6.まとめ
12 人生の意味への懐疑-不条理とアイロニー
  1.シーシュポスの神話
  2.不条理と反抗-カミュの場合
  3.アイロニーが織り込まれた真剣さ-ネーゲルの場合
  4.無常と永遠のあいだ-中島敦「悟浄出世」の顚末
13 真理への懐疑-哲学史のなかの懐疑論
  1.アイロニーと相対主義
  2.スケプシス-懐疑と探究
  3.哲学の一部としての、哲学への懐疑
14 道徳への懐疑-他者とともに世界を生きること
  1.道徳は人生において真に追求されるべき価値をもつか
  2.スティーヴンソンの洗練された情緒主義による道徳の特徴づけ
  3.カヴェルによるスティーヴンソン批判-道徳家と扇動家の違い
  4.道徳は、それへの拒絶に対して開かれていなければならない
15 哲学への懐疑-文学と科学のはざまで
  1.哲学の領分はどこにあるのか
  2.ウィトゲンシュタイン-哲学への懐疑に満ちた二つの主著
  3.哲学するという「賭け」