揚妻 祐樹/著 -- 和泉書院 -- 2023.3 --

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中央 3階C 一般図書 /910.26/7136/2023 7116494909 配架図 Digital BookShelf
2023/05/02 可能 利用可   0
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ISBN 4-7576-1062-0
ISBN13桁 978-4-7576-1062-0
タイトル 日本近代文学における「語り」と「語法」
タイトルカナ ニホン キンダイ ブンガク ニ オケル カタリ ト ゴホウ
著者名 揚妻 祐樹 /著
著者名典拠番号

110004160810000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2023.3
ページ数 5,448p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 556
シリーズ番号読み 556
価格 ¥10000
内容紹介 二葉亭四迷や尾崎紅葉など、明治20年代以降の小説家の文章を、文章の動態<語り>と静態<語法>との両面から論考。書き手たちが表現の何に苦慮し、その成果から後進の書き手たちがどんな文体を確立したのかを明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p423~431
一般件名 小説(日本)-歴史 , 日本文学-歴史-明治時代
一般件名カナ ショウセツ(ニホン)-レキシ,ニホン ブンガク-レキシ-メイジ ジダイ
一般件名典拠番号

510950810060000 , 510401810250000

分類:都立NDC10版 910.261
資料情報1 『日本近代文学における「語り」と「語法」』(研究叢書 556) 揚妻 祐樹/著  和泉書院 2023.3(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/7136/2023  資料コード:7116494909)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154154830

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序章 研究の観点と全体の概要
  Ⅰ 言語論としての文章論
  Ⅱ 「語り」と「語法」
  Ⅲ 本書の概要
第1編 文章とは何かについて、及び本書の研究対象と研究方法
第1章 文章論序説(一)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 「成り下がる」ということ
  Ⅲ <言語表出-素材>の可変性と文法カテゴリー
  Ⅳ 時枝誠記の言語理論とフッサール現象学
  Ⅴ 結び
第2章 文章論序説(二)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 言語における伝統・文化
  Ⅲ 結び
第3章 文章論序説(三)
  Ⅰ 本書における言語観・研究対象・研究方針
  Ⅱ 先行研究の紹介と批判
第4章 序論補説 「語り」と文法
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 三人称の「語り」と文法
  Ⅲ 結び
第2編 尾崎紅葉の語りと語法
第5章 尾崎紅葉の文章観
  Ⅰ 尾崎紅葉の文体の彷徨
  Ⅱ 「読者評判記」と『二人比丘尼色懺悔』
  Ⅲ 写実主義と地の文・会話文
  Ⅳ 地の文における紅葉の彷徨
  Ⅴ 結びと残された課題
第6章 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと語法(一)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 語り手とリズム
  Ⅲ 『多情多恨』
  Ⅳ 結び
第7章 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと語法(二)
  Ⅰ 本章の目的
  Ⅱ 田山花袋の紅葉批判と『蒲団』
  Ⅲ ノダ類について
  Ⅳ 『多情多恨』および『蒲団』におけるノデアル
  Ⅴ 結び
第8章 肉声の語り
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 『伽羅枕』における「地」「心話」「発話」の処理
  Ⅲ 語りの機構と「地」「心話」「発話」間の諸相
  Ⅳ 「地」「心話」「発話」の処理の意味するもの
  Ⅴ 結び
第9章 尾崎紅葉『金色夜叉』の語り
  Ⅰ 紅葉作品における『金色夜叉』の特殊性
  Ⅱ 『金色夜叉』の語りと語法の観察
  Ⅲ 結び
第10章 尾崎紅葉『金色夜叉』における不可能表現の特徴
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 『金色夜叉』における不可能表現
  Ⅲ 紅葉以外の文語体小説における「能ワズ」「得+動詞+否定」
  Ⅳ 『金色夜叉』における「能ワズ」「得+動詞+否定」
  Ⅴ 結び
第3編 偶然確定条件
第11章 条件表現から見た「語り口」の問題
  Ⅰ 円朝の速記本の条件表現を考察する意味について
  Ⅱ 条件表現の分類
  Ⅲ 『牡丹』『塩原』『累』における条件表現
  Ⅳ 結び
第12章 文体面から見た偶然確定条件の諸相
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 明治後期~大正期落語SPレコード資料の偶然確定条件
  Ⅲ 講談・落語の速記本
  Ⅳ 江戸語・東京語の偶然確定条件
  Ⅴ 尾崎紅葉の言文一致体小説における偶然確定条件
  Ⅵ 結び
第13章 偶然確定条件から見た二葉亭四迷の文章
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 二葉亭四迷の小説観・文章観
  Ⅲ 作品の語りについて
  Ⅳ 偶然確定条件の出現状況
  Ⅴ 結び
第4編 その他の語りと語法、及び文章観について
第14章 語りと語彙
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 初訳と改訳の語彙比較
  Ⅲ 結び
第15章 時代小説におけるノデアッタ・ノダッタ
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ ノデアッタ・ノダッタの用法
  Ⅲ 『富士に立つ影』のノデアッタ・ノダッタ
  Ⅳ 結び
第16章 『普通文章論』に見る幸田露伴の文章観
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 『普通文章論』の内容
  Ⅲ 結び
第5編 結論
第17章 全体のまとめ
  Ⅰ 本書の要点
  Ⅱ 音読を意識した文章の語りと語法
  Ⅲ 本研究の展開の可能性
第18章 補説 語りと時間表現
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 発話時をどう理解するか
  Ⅲ 語りから見た時間表現の諸相
  Ⅳ 結び