深沢 徹/著 -- 武蔵野書院 -- 2023.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.40/5162/2023 7116537111 配架図 Digital BookShelf
2023/05/16 可能 利用可   0
Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-8386-1005-1
ISBN13桁 978-4-8386-1005-1
タイトル 演能空間の詩学
タイトルカナ エンノウ クウカン ノ シガク
タイトル関連情報 <名>を得ること、もしくは「演技する身体」のパフォーマティブ
タイトル関連情報読み ナ オ エル コト モシクワ エンギ スル シンタイ ノ パフォーマティブ
著者名 深沢 徹 /著
著者名典拠番号

110000842790000

出版地 東京
出版者 武蔵野書院
出版者カナ ムサシノ ショイン
出版年 2023.3
ページ数 316,7p
大きさ 19cm
価格 ¥3000
内容紹介 固有名を持たない敵だから殺せるのなら、敵を殺さないためにどのようにしたら、固有の<名>と<顔>を得たり与えたりすることができるのか。「紫式部日記」、能や狂言を題材とした自己言及のはたらきに、その可能性を見る。
一般件名 日本文学 , 能楽
一般件名カナ ニホン ブンガク,ノウガク
一般件名典拠番号

510401800000000 , 511283200000000

分類:都立NDC10版 910.4
資料情報1 『演能空間の詩学 <名>を得ること、もしくは「演技する身体」のパフォーマティブ』 深沢 徹/著  武蔵野書院 2023.3(所蔵館:中央  請求記号:/910.40/5162/2023  資料コード:7116537111)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154154886

目次 閉じる

第Ⅰ章 問題の所在-テキストの「内」と「外」、もしくは『紫式部日記』に見る自己言及表現の行為遂行機能-
  一 「こそあど」構文のパフォーマティブ
  二 編纂の果実としての『紫式部日記』
  三 人称表現のパフォーマンス
  四 「ちょうつがい」としての自己言及
  五 メタ・フィクション論の地平
  六 西洋リアリズム演劇と「第四の壁」
第Ⅱ章 真実から三番目に遠く離れて-「源氏能」に見る、「歓待」の作法としての「名指し」と「名告り」-
  問題の所在-「ウソ」に「ウソ」を重ねたまがいもの?
  一 「歓待」の作法としての固有名への呼びかけ
  二 「源氏能」の諸相(夕顔、半蔀、葵上、野宮、須磨源氏、住吉詣、玉鬘、浮舟、源氏供養)
  三 <他者>の先行、あるいは対面的な<場>の「二人称」
  四 「ミメーシス」に「ミメーシス」を重ねるとはどういうことか?
第Ⅲ章 はじめに「二人称」があった-「第四の壁」のへだて、もしくは独我論のくびきからの解き放たれ-
  問題の所在-演劇の<場>における「作者」の<死>
  一 パルマコンとしての「四人称」
  二 演劇のことばのアイロニー
  三 「事実をもって語らせる」ことなどできるのか?
  四 演劇の<場>における人称表現の多面的複合形態
第Ⅳ章 かたらう「能」と、かたどる「狂言」-演能の<場>における、「アイ(間)」のはたらきをめぐって-
  問題の所在-かたどりVSかたらい
  一 主客二元論のくびき
  二 熱くうたう「能」、あるいは<同化>の眩惑
  三 <異化>の覚醒、あるいは冷たくかたる「狂言」
  四 アレゴリーと異化効果
  付論 「義経もの」にみるアイ(間)の「かたり」の諸相(鞍馬天狗、烏帽子折、熊坂、橋弁慶、正尊、船弁慶、二人静、安宅)
第Ⅴ章 きつねたちは、なにもので、どこからきて、どこへいくのか?-<名>を得ること、もしくは「演技する身体」の行為遂行機能-
  問題の所在-「固有名」の翻訳不可能性と、演劇の<場>におけるその「再現」
  一 都市伝説-幼年期のきつねたち
  二 上書きされる系譜-「震旦きつね」の飛来
  三 白魔術VS黒魔術-「天竺きつね」の到来
  四 在地(ヒナ)との出会い(一)-「玉藻の前」の場合
  五 在地(ヒナ)との出会い(二)-恨み「葛の葉」の場合
  六 「演技する身体」の行為遂行機能
  七 ミミクリ-変換装置としての『殺生石』、そして『釣狐』
  八 ミメーシス-変換装置としての『三輪』、そして『翁』
終章 民主の<かたり>-三谷邦明が源氏物語研究に遺したもの-
  はじめに-抜き取られた「躾糸」
  一 躾糸としての「固有名」
  二 いくつもの可能世界を拓く「固有名」
  三 架空(ニセ)の「固有名」のあつかいをめぐって
  四 方法としての「カテゴリー・ミステイク」
  五 三谷邦明における「形而上学」の復権
  六 「躾糸」のパフォーマンス