尹 芷汐/著 -- 花鳥社 -- 2023.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/マ1/682 7116755433 配架図 Digital BookShelf
2023/07/04 可能 利用可   0

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ISBN 4-909832-55-9
ISBN13桁 978-4-909832-55-9
タイトル 社会派ミステリー・ブーム
タイトルカナ シャカイハ ミステリー ブーム
タイトル関連情報 日中大衆化社会と<事件の物語>
タイトル関連情報読み ニッチュウ タイシュウカ シャカイ ト ジケン ノ モノガタリ
著者名 尹 芷汐 /著
著者名典拠番号

110006379820000

出版地 東京
出版者 花鳥社
出版者カナ カチョウシャ
出版年 2023.2
ページ数 6,284p
大きさ 22cm
シリーズ名 日中文学関係史叢書
シリーズ名のルビ等 ニッチュウ ブンガク カンケイシ ソウショ
価格 ¥4500
内容紹介 日本だけでなく中国でも流行した松本清張などの社会派ミステリー。書籍、映像化作品や関連する<事件>の報道、同時代の言説など、多角的なアプローチで日中のブームの構造を解明し、<生きた戦後史>を浮かび上がらせる。
個人件名 松本 清張
個人件名カナ マツモト セイチョウ
個人件名典拠番号 110000926830000
一般件名 推理小説 , 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後) , 中国文学-歴史
一般件名カナ スイリ ショウセツ,ニホン ブンガク-レキシ-ショウワ ジダイ(センキュウヒャクヨンジュウゴネン イゴ),チュウゴク ブンガク-レキシ
一般件名典拠番号

511023100000000 , 510401810210000 , 511160210070000

分類:都立NDC10版 910.264
資料情報1 『社会派ミステリー・ブーム 日中大衆化社会と<事件の物語>』(日中文学関係史叢書) 尹 芷汐/著  花鳥社 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/マ1/682  資料コード:7116755433)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154155653

目次 閉じる

序章 <事件>を物語る時代
  一 「社会派」論を超えて
  二 社会派ミステリー・ブーム
  三 「社会派」論のパラダイム先行研究(1)
  四 「松本清張研究」の「東アジア」論先行研究(2)
  五 問題点と本書の研究方法
第一部 戦後日本のメディアと<事件の物語>
第一章 『週刊朝日』と松本清張-小説「失踪」の語りから考える
  一 「週刊誌ブーム」と松本清張
  二 週刊誌が作る「知」と読書の形態
  三 編集方針と一致する創作
  四 ある「失踪」事件をめぐって
  五 小説「失踪」と週刊誌記事の語り
  六 『黒い画集』が読者に与えるもの
第二章 「事件」とメディア・世論-松本清張「遭難」と井上靖『氷壁』の「登山者」表象
  一 松本清張と井上靖
  二 『氷壁』と「遭難」の作品と評価
  三 「登山ブーム」と山岳小説-「事件」の意味
  四 『氷壁』と「遭難」-誰が真実を語るか
  五 メディアへのまなざし
第三章 「内幕もの」の時代と『日本の黒い霧』
  一 『日本の黒い霧』、賛否両論のノンフィクション
  二 「内幕もの」の一九五〇年代
  三 松本清張、「一市民」から見た「内側」
  四 「内幕もの」と世論
  五 ノンフィクションという矛盾
第四章 「悪女」の作られ方-松本清張の小説と映像の交錯
  一 松本清張作品の映像化
  二 映画と中間雑誌の連携
  三 週刊誌による映画の宣伝
  四 映像によるイメージの創出
  五 「悪女」イメージの生成
  六 メディアミックスの前段階
第二部 冷戦期の日中における社会派ミステリーの流通
第五章 新中国の「内部発行」と社会派ミステリー-『日本の黒い霧』と『日本的黒霧』
  一 外国書籍をめぐる二つの翻訳と流通ルート
  二 「内部発行」で刊行された日本の書籍
  三 「松川事件」をめぐる言論の生成と『日本の黒い霧』の翻訳
  四 順応と対抗のはざま-「謀略朝鮮戦争」をめぐる翻訳と自主検閲
  五 一九八〇年の再版と読者層
第六章 「軍国主義批判」の中の日本文学-三島由紀夫『憂国』と松本清張『日本改造法案-北一輝の死』の翻訳と受容
  一 歴史の分節点としての二・二六事件
  二 三島事件と「軍国主義批判」-『憂国』、『豊饒の海』の内部発行
  三 三島の翻訳における政治と文学の拮抗
  四 もう一つの「二・二六事件」-松本清張『日本改造法案-北一輝の死』
  五 メタファーとしての「北一輝」像
第七章 「事件」と戦争の記憶-鄧友梅『さよなら瀬戸内海』と森村誠一「七三一部隊」シリーズ
  一 戦争をめぐる記憶の困難
  二 アメリカ批判と戦後の「日中友好」活動
  三 『さよなら瀬戸内海』と「強制労働」の記憶
  四 森村誠一と「七三一部隊」
  五 「人民」と「人間」という語りの視点
第八章 名探偵の「死」とその後-日本の社会派推理小説と中国の法制文学
  一 一九八〇年代の中国と日本の社会派推理小説
  二 名探偵の「死」
  三 法制文学の新聞・雑誌で連載された社会派ミステリー
  四 劉賓雁と王朔からみた法制文学の可能性
  五 日中「大衆化社会」と文学との関係
第九章 ナショナルな表象とトランス・ナショナルな記憶-西條八十「ぼくの帽子」と映画『人間の証明』
  一 中国と日本映画の主題歌
  二 メディアミックス戦略のトランス・ナショナルな欲望
  三 西條八十「ぼくの帽子」の「母」と郷愁
  四 中国における「母恋い」の再生とイデオロギーへの対抗
第一〇章 松本清張と連環画の遭遇-イメージの増殖と変容
  一 連環画と「日本」
  二 連環画とは
  三 連環画雑誌と日本文学
  四 映画連環画と日本映画
  五 連環画『砂の器』
  六 イメージは誰のものか