小平 麻衣子/著 -- 以文社 -- 2023.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/7137/2023 7116505261 配架図 Digital BookShelf
2023/04/25 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-7531-0372-0
ISBN13桁 978-4-7531-0372-0
タイトル なぞること、切り裂くこと
タイトルカナ ナゾル コト キリサク コト
タイトル関連情報 虚構のジェンダー
タイトル関連情報読み キョコウ ノ ジェンダー
著者名 小平 麻衣子 /著
著者名典拠番号

110004124950000

出版地 東京
出版者 以文社
出版者カナ イブンシャ
出版年 2023.3
ページ数 300p
大きさ 20cm
価格 ¥2800
内容紹介 「新しい女」「モダン・ガール」「才女」…。次々と生み出される<女>という虚構。この虚構をめぐる幾多の文学的<書きかえ>は現実の何に寄与するのか? 無名性/有名性を超えて、書く女性たちの逡巡=闘争をあぶり出す。
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 日本文学-作家 , 女性問題-歴史
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ,ニホン ブンガク-サッカ,ジョセイ モンダイ-レキシ
一般件名典拠番号

510401810290000 , 510401810030000 , 511341610100000

分類:都立NDC10版 910.26
資料情報1 『なぞること、切り裂くこと 虚構のジェンダー』 小平 麻衣子/著  以文社 2023.3(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/7137/2023  資料コード:7116505261)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154156079

目次 閉じる

序章 書くことを拒否しながら書く
  1.小説とジェンダー
  2.装いとセクシュアリティ
  3.<女性ならでは>の書き方
  4.<書きかえ>という上演
  5.本書の構成触
第一章 <女性>を立ち上げる困難
  1.評価の低い『青鞜』
  2.小説における女性の視点
  3.自己語りの形成と小説からの離脱
  4.事実重視が招く虚構
  5.小説の再登場と<新しい女>へのためらい
  6.書き続けることで共有される場
第二章 自然主義が消去した欲望
  1.らいてうとの対立と「煤烟」の書きかえ
  2.「煤烟」評の地平
  3.語りの変容
  4.異なる演劇性
  5.マゾヒズムの描き方
  6.消去された欲望
第三章 大正教養派的<個性>とフェミニズム
  1.恋愛と作風の転回
  2.鈴木悦が媒介する大正教養主義
  3.個性の探求と成長
  4.愛の暴力
  5.個性尊重の陥穽
  6.婦人という階級の発見へ
第四章 労働とロマンティシズムとモダン・ガール
  1.<新しい女>から<モダン・ガール>へ
  2.『赤い恋』と林芙美子
  3.文芸投稿雑誌『若草』は女性誌か
  4.プロレタリア化という多様性と排除
  5.文壇と異なる『若草』の林芙美子評価
  6.ロマンティックの飛翔
第五章 <女性作家>として生き延びる
  1.『放浪記』の成立過程
  2.憐れみの対象としての貧窮へ
  3.男をめぐる<放浪>の削除
  4.時代性の消去
  5.戦時における抒情の転倒
第六章 盗用がオリジナルを超えるという
  1.女性自身の執筆と<女性らしさ>
  2.有明淑日記における<結婚>
  3.「からつぽ」が高度な思索になるとき
  4.少女は<女=子ども>とは限らない
  5.女性労働の曖昧化と文学
第七章 紫式部は作家ではない
  1.板垣直子と三木清論争の周囲に
  2.<鑑賞>は教育か研究か
  3.国文学の<批評>化と作家
  4.古典を学べる教養雑誌『むらさき』
  5.あてびとの<教養>という矛盾
  6.「入会のおすすめ」と時局
第八章 戦後世界の見取り図を描く
  1.近代を生き直す
  2.<血>における愛と暴力
  3.<恐ろしく単純な思考>の価値
  4.誰の視点からの歴史か
  5.飯田善國ノート「梨花」の再構成
  6.田辺元からの『迷路』評価
  7.万里子における田辺哲学と『迷路』の亀裂
第九章 <女性作家>という虚構
  1.女性作家の世代交代
  2.小山いと子「ダム・サイト」をめぐる<芸術>と<事実>
  3.倉橋由美子「パルタイ」から『暗い旅』へ
  4.江藤淳と<女らしさ>
  5.違和感を共有する装置としての「あなた」