小林 公治/編 -- 中央公論美術出版 -- 2023.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /756.6/5258/2023 7116505332 配架図 Digital BookShelf
2023/04/25 可能 利用可   0

Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

    • 統合検索
      都内図書館の所蔵を
      横断検索します。
      類似資料 AI Shelf
      この資料に類似した資料を
      AIが紹介します。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-8055-0970-8
ISBN13桁 978-4-8055-0970-8
タイトル 伝世洋剣水口レイピアの謎に挑む
タイトルカナ デンセイ ヨウケン ミナクチ レイピア ノ ナゾ ニ イドム
著者名 小林 公治 /編
著者名典拠番号

110005913910000

出版地 東京
出版者 中央公論美術出版
出版者カナ チュウオウ コウロン ビジュツ シュッパン
出版年 2023.3
ページ数 379p 図版16p
大きさ 22cm
価格 ¥5000
内容紹介 それは日本製の「洋剣」なのか? 滋賀県甲賀市の藤栄神社に伝わる一振の長剣、水口レイピア。美術史・理化学・文献史の研究者が多角的な視点から、東洋と西洋が交差した大航海時代に誕生した比類なき伝世品の実像に迫る。
書誌・年譜・年表 文献:p365~375
一般件名 刀剣
一般件名カナ トウケン
一般件名典拠番号

511229600000000

分類:都立NDC10版 756.6
資料情報1 『伝世洋剣水口レイピアの謎に挑む』 小林 公治/編  中央公論美術出版 2023.3(所蔵館:中央  請求記号:/756.6/5258/2023  資料コード:7116505332)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154156087

目次 閉じる

プロローグ 「水口レイピア」研究事始め
  (一)水口レイピアの存在と調査研究の経緯
  (二)水口レイピアを研究する目的と意義
  (三)本書の構成と担当
第一部 実像と伝世
第一章 藤栄神社に伝わる洋剣と加藤嘉明
  はじめに
  (一)藤栄神社の刀剣二つ
  (二)加藤嘉明という人物
  (三)加藤家の刀剣
  おわりに
第二章 十字形洋剣から「水口レイピア」へ
  (一)十字形洋剣の銃砲刀剣類登録(昭和二十年代)
  (二)水口町志編さん事業(昭和三十年代)
  (三)文化庁による文化財集中地区特別調査(昭和四十年代)
  (四)水口町立歴史民俗資料館への寄託(昭和五十年代から六十年代)
  (五)水口城資料館における展示以降(平成三年から現在まで)
  (六)水口レイピアの外観と特徴
第二部 調査と分析
第三章 柄と鐺様金具
  (一)柄の素材とネジ留め構造の発見
  (二)製作工人の推定
  (三)CTデータによる柄部分の3D模型製作とその活用
第四章 剣身
  (一)水口レイピアの剣身
  (二)刃部幾何学文の謎
  (三)剣身の柄への組み込み構造とその素材
第五章 鞘
  (一)洋剣の漆塗鞘
  (二)日本の鞘から見る水口レイピアの鞘
第六章 ヨーロッパ製レイピアと水口レイピア
  はじめに
  (一)ヨーロッパ製のレイピアとは
  (二)水口レイピアの記載
  (三)検討
  結論
第七章 水口レイピアはどのような手順で造られたのか
  (一)前提となる考え方
  (二)剣身と柄との関係性
  (三)十七世紀前半の日本におけるネジの位置
  (四)剣身、鞘の製作工程と手順
  (五)柄の製作手順と剣身への組み込み工程、柄製作者の推定
  (六)製作者、全体工程を統括管理したのは誰なのか
第三部 歴史
第八章 レイピアはいつ、どのように日本にもたらされたのか
  はじめに ヨーロッパ製レイピアはどうして日本人の手に渡ったのか
  (一)天正遣欧少年使節に贈られたヨーロッパの剣
  (二)天正遣欧少年使節が持ち帰った長剣の行方
  (三)スペインからもたらされたレイピア、描かれたレイピア、出土したレイピア
  (四)ノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号(マードレ・デ・デウス号)事件
  (五)一六〇九年(慶長十四)のスペイン船サン・フランシスコ号遭難を契機とするスペインと伊達政宗の関係
  (六)「一 なんばん人の劔七腰」
  (七)イギリス商館長リチャード・コックスが伝える日本国内でのレイピア
  (八)一六二〇年代末から三〇年代初めにかけてのオランダとの関係
第九章 加藤嘉明の人間関係
  (一)加藤嘉明とその主君
  (二)嘉明と同時代を生きた武将・公家
  (三)伊予のキリシタンと嘉明
  (四)嘉明の家族
  (五)婚姻関係による縁戚
  (六)本阿弥家とその周辺
  (七)水口レイピア製作当時の背景
  おわりに
第十章 双頭鷲文様
  はじめに
  (一)鷲および双頭鷲シンボルの長期的なあり様
  (二)キリスト教帝国のシンボルとして
  (三)インドにおける双頭の鳥文様
  まとめ
エピローグ 水口レイピアが語る意味、残された謎
  各章の総括
  水口レイピアとは
  本書の締めくくりにあたって