資料詳細

目次

序章 要件の誕生

  1 ロードマップ

  2 「介入」について

第一章 物の帰属:固定資産税狂騒曲

  1 戦標の騒ぎ:中国不動産税の試行決定を巡って

  2 「物税」という支配のもとで:日本の固定資産税判例研究についての検討

  3 統合し得ない帰属:所有者不明土地の再利用とアメリカ法の参考基準

第二章 人の価格:リスクというクスリ

  1 課税されるケア:アメリカ医療保険改革への眼差し

  2 社会保障の功罪

  3 峻別と混同:租税法上の所得概念

第三章 理論を巡って:「一連の出来事」のなかへ

  1 When the Lord closes a door,somewhere He opens a window.:国家と未来、あるいは、「心理」についての描写

  2 財か才か:公営ギャンブル判例で問われた「所得」という課税物件

  3 It forms a stock of wealth,and it forms a flow of wealth.:租税学説における「富」の測量法

第四章 結びと展望:AIを視野に

  1 守るシステム:タックスヘイブンへの道程

  2 独禁違反と脱税の間:中国の有名人脱税事件を素材に

  3 数字と信用、あるいは、「現実」に向けて:科学技術の変遷から考える租税法の原理

終章:来たるべき課税要件法

  1 百年越しの絶望

  2 「書き留めたもの」とそれらの再建可能性

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