上杉 妙子/著 -- 春風社 -- 2023.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /393.2/5165/2023 7116913149 Digital BookShelf
2023/08/22 可能 協力貸出中 2025/02/04 0

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ISBN 4-86110-725-2
ISBN13桁 978-4-86110-725-2
タイトル 越境兵士の政治人類学
タイトルカナ エッキョウ ヘイシ ノ セイジ ジンルイガク
タイトル関連情報 英国陸軍グルカ兵の軍務と市民権
タイトル関連情報読み エイコク リクグン グルカヘイ ノ グンム ト シミンケン
著者名 上杉 妙子 /著
著者名典拠番号

110003586510000

出版地 横浜
出版者 春風社
出版者カナ シュンプウシャ
出版年 2023.2
ページ数 458,77p
大きさ 22cm
価格 ¥6000
内容紹介 外国人兵士の軍務と市民権はいかにして結びつくのか。英国によって200年以上にわたり雇用されてきたネパール出身グルカ兵に焦点を当て、彼らの市民権交渉の複層的な様相、そして軍隊と社会の「もつれた」関係を描き出す。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p6~38
一般件名 外人部隊 , ネパール人 , イギリス-国防 , 公民権
一般件名カナ ガイジン ブタイ,ネパールジン,イギリス-コクボウ,コウミンケン
一般件名典拠番号

510580100000000 , 511975600000000 , 520009210130000 , 510756900000000

分類:都立NDC10版 393.25
資料情報1 『越境兵士の政治人類学 英国陸軍グルカ兵の軍務と市民権』 上杉 妙子/著  春風社 2023.2(所蔵館:中央  請求記号:/393.2/5165/2023  資料コード:7116913149)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154175322

目次 閉じる

序論
  第1節 目的と方法
  第2節 問題の所存
  第3節 本書の展望
  第4節 グルカ兵についての先行研究の成果
  第5節 本書の構成
  第6節 文化/社会人類学における本書の位置づけと限界
  第7節 データ収集の方法
第Ⅰ部 グルカ兵雇用の歴史的背景
第1章 外国人兵士の軍務と市民権
  第1節 はじめに
  第2節 軍務と市民権についての近代的規範の成立
  第3節 国際的規範の成立
  第4節 英国における軍務と市民権
  第5節 おわりに
第2章 グルカ兵の誕生-香港返還より前の雇用
  第1節 はじめに
  第2節 植民地インドの現地人兵士
  第3節 グルカ兵雇用の始まり
  第4節 独立国の兵士となって-世界大戦とグルカ兵雇用
  第5節 非公式的英帝国からやって来た兵士
  第6節 外国人ながら英国陸軍の正規兵
  第7節 傭兵雇用の国際的規制とグルカ兵
  第8節 印パ分離独立後の雇用政策及び待遇
  第9節 おわりに
第Ⅱ部 ネパール市民権の維持のための境界作業
第3章 ネパール人アイデンティティの構築と維持、血統的再生産
  第1節 はじめに
  第2節 植民地インドにおけるグルカ兵のネパール人アイデンティティの扱い-徴募や連隊構成、派兵、通婚規制など
  第3節 印パ分離独立後の越境的雇用政策
  第4節 グルカ兵自身による集合的アイデンティティの管理-駐屯地のコミュニティ
  第5節 おわりに
第4章 駐屯地の宗教の二つの顔-歴史的背景と政策、実行の仕組み
  第1節 はじめに
  第2節 グルカ旅団の宗教政策形成の歴史的過程
  第3節 英国陸軍の宗教政策
  第4節 二〇〇〇年代前半までのグルカ旅団の宗教政策
  第5節 宗教政策を実行する仕組み
  第6節 おわりに
第5章 駐屯地の宗教の二つの顔-教義と見解
  第1節 はじめに
  第2節 駐屯地のヒンドゥー的信仰及び実践の主題ないし教義
  第3節 グルカ旅団の宗教政策についての兵士たちの見解
  第4節 おわりに
第Ⅲ部 グルカ兵の市民権の再定義
第6章 雇用政策の変更と英国陸軍への統合の深化-グルカ次元の解体
  第1節 はじめに
  第2節 雇用政策の変更の要因
  第3節 雇用政策の変更内容
  第4節 子女教育の英国化
  第5節 おわりに
第7章 英国社会への国家レベルの統合を目指して-グルカ正義運動に見る市民権交渉
  第1節 はじめに
  第2節 一九九七年前グルカ兵による定住権獲得のいきさつ
  第3節 政策的背景
  第4節 何が論じられたのか
  第5節 一九九七年前グルカ兵らの戦術
  第6節 対立の構図
  第7節 おわりに
第8章 英国社会への地域レベルの統合を目指して-英国グルカ福祉協会の市民権交渉
  第1節 はじめに
  第2節 地域社会における退役グルカ兵の立場
  第3節 英国グルカ福祉協会の概要
  第4節 英国グルカ福祉協会の活動
  第5節 考察
  第6節 おわりに
第9章 ネパール社会への越境的再統合を目指して-「ネパール市民権の継続」運動に見る市民権交渉
  第1節 はじめに
  第2節 多重市民権を求める運動の背景
  第3節 英国グルカ福祉協会の取り組み
  第4節 在外ネパール人協会と「ネパール市民権の継続」運動
  第5節 「ネパール市民権の継続」運動の成果
  第6節 おわりに
結論
  第1節 本書の概要
  第2節 グルカ兵の立場の変転
  第3節 グルカ兵の市民権をめぐる交渉の複数文脈性
  第4節 外国人兵士の軍務と市民権の結びつき