舟場 保之/著 -- 晃洋書房 -- 2023.8 --

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中央 2F 一般図書 /311.1/5268/2023 7116971910 配架図 Digital BookShelf
2023/08/29 可能 利用可   0

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ISBN 4-7710-3766-3
ISBN13桁 978-4-7710-3766-3
タイトル 未完のプロジェクトとコミュニケーション
タイトルカナ ミカン ノ プロジェクト ト コミュニケーション
タイトル関連情報 アーレント,バトラー,ハーバーマス,カントを参照して
タイトル関連情報読み アーレント バトラー ハーバーマス カント オ サンショウ シテ
著者名 舟場 保之 /著
著者名典拠番号

110004404520000

出版地 京都
出版者 晃洋書房
出版者カナ コウヨウ ショボウ
出版年 2023.8
ページ数 7, 237p
大きさ 22cm
価格 ¥4200
内容紹介 コミュニケーションは、未完のプロジェクト-規範の普遍主義的な基盤の実現を成し遂げることができるのか。アーレント、カントらの議論を手がかりとして、コミュニケーションの持つ可能性とプロジェクト遂行の道を探る。
書誌・年譜・年表 文献:p223~231
一般件名 政治哲学 , コミュニケーション
一般件名カナ セイジ テツガク,コミュニケーション
一般件名典拠番号

511048200000000 , 510152800000000

分類:都立NDC10版 311.1
資料情報1 『未完のプロジェクトとコミュニケーション アーレント,バトラー,ハーバーマス,カントを参照して』 舟場 保之/著  晃洋書房 2023.8(所蔵館:中央  請求記号:/311.1/5268/2023  資料コード:7116971910)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154216838

目次 閉じる

序論
第Ⅰ部 カントのコミュニケーション論的転回
第1章 カントとハーバーマスにおけるシニシズム批判
  1 「理論と実践」
  2 妥当要求
  3 「啓蒙とは何か」
  4 シニシズム批判
第2章 カント「噓」論文における啓蒙とコミュニケーション論の可能性
  1 問題の所在
  2 ハーバーマスの妥当要求
  3 「噓」論文についてのひとつの解釈案
  4 啓蒙とコミュニケーション論の可能性
第3章 カントにおけるポスト慣習的道徳とコミュニケーションの可能性
  1 前慣習的/慣習的/ポスト慣習的レヴェル(pre‐/conventional/post‐)
  2 ヘルスターおよびヘッフェの解釈
  3 ポスト慣習的道徳とコミュニケーション
  4 結びに代えて
第4章 カントにおける「論証すること」と第3アンチノミー
  1 なぜ「2つの因果性は両立しうる」と言えるのか
  2 「2つの因果性は両立しうる」と言えるための論拠は説得力を欠く
  3 討議理論の視点を導入する
  4 結びに代えて
第5章 カントにコミュニケーション合理性を読み込む可能性について
  1 「純粋な心情」を要求する心情倫理には問題がある
  2 ひとりでは規則に従うことはできない
  3 格率論にはコミュニケーション合理性がともないうるのでなければならない
  4 平和は各国家の道徳性に依存するのではない
  おわりに
第Ⅱ部 人権とコミュニケーション
第6章 連帯と人民主権についての実体論的理解
  1 人民主権の実体論的理解
  2 ホネットの連帯論とシュミット
  3 カント-ハーバーマスの手続き主義的法的体制論
第7章 多様な利害と手続き主義
  1 <市民社会>とカントの市民的-法的体制
  2 3つの規範モデル
第8章 介入と人権
  1 一国主義(Unilateralismus)と多国間主義(Multilateralismus)
  2 マウスにおける国家主権-人民主権-人権
  3 ハーバーマスにおける人権
  4 緊急権
第9章 道徳的権利ではなく,法理的権利としての人権について
  1 道徳的自己承認と人権への権利
  2 ヘッフェへの反論
  3 ケーラーへの反論
  4 アーペルによる批判とハーバーマスによるEU論の射程
第10章 EUの正統性とそのポテンシャリティ
  1 EUの正統性に向けて
  2 EUの正統性に関する「第2の革新」
  3 世界市民体制の正統性へ向けて
第Ⅲ部 異議申し立てとコミュニケーション
第11章 ハーバーマスの「曲解」と首尾一貫したアーレントの思想
  1 活動,言論.政治そして自由は,人間の複数性という条件に対応している
  2 ハーバーマスはアーレントの権力論を曲解する
  3 アーレントの一貫性は共同体感覚へ至る
  4 共同体感覚論はネオ・アリストテレス主義に似ている
第12章 いかにうまくトラブルを起こすか
  1 なぜアーレントが再読されるのか
  2 アイデンティティは議論の余地のない事柄か
  3 「ポジショナリティ」はアイデンティティ・ポリティクスの問題を克服できない
  4 異議申し立てが異議申し立てとして認知される条件とは
  おわりに
第13章 どのようにして異議申し立てを行うか
  1 アーレントによるレッシング賞受賞講演
  2 市民的不服従
  3 遂行的矛盾
  おわりに
第14章 手続きとしての公表性がもつポテンシャリティ
  1 ハーバーマスの<市民社会>とカントの「法的(外的)自由」
  2 公法の超越論的定式と<市民社会>
  3 異議申し立てと妥当性の更新