田村 美由紀/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2023.8 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /910.26/7163/2023 7116995378 配架図 Digital BookShelf
2023/09/15 可能 利用可   0

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ISBN 4-8158-1129-7
ISBN13桁 978-4-8158-1129-7
タイトル 口述筆記する文学
タイトルカナ コウジュツ ヒッキ スル ブンガク
タイトル関連情報 書くことの代行とジェンダー
タイトル関連情報読み カク コト ノ ダイコウ ト ジェンダー
著者名 田村 美由紀 /著
著者名典拠番号

110007499610000

出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版者カナ ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.8
ページ数 6, 304, 5p
大きさ 22cm
価格 ¥5800
内容紹介 ディスアビリティやケアが絡み合う空間で、筆記者、特に女性の役割は不可視化されてきた。大江健三郎、桐野夏生らの作品をも取り上げ、書くことの代行に伴う葛藤とジェンダー・ポリティクスを鋭く分析する。
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 女性問題 , 身体障害者
一般件名カナ ニホン ブンガク-レキシ-キンダイ,ジョセイ モンダイ,シンタイ ショウガイシャ
一般件名典拠番号

510401810290000 , 511341600000000 , 511015200000000

分類:都立NDC10版 910.26
書評掲載紙 毎日新聞  2023/08/19  2321 
資料情報1 『口述筆記する文学 書くことの代行とジェンダー』 田村 美由紀/著  名古屋大学出版会 2023.8(所蔵館:中央  請求記号:/910.26/7163/2023  資料コード:7116995378)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154220329

目次 閉じる

序章 口述筆記する文学
  1 口述筆記とはなにか
  2 <もう一人の書き手>を問う
  3 <書かれた作品>から<書かれつつある現場>へ
  4 本書の構成と概要
第Ⅰ部 ディスアビリティをめぐる交渉
第1章 ペンを持てない男性作家
  1 書くことのディスアビリティ
  2 谷崎潤一郎と口述筆記
  3 口述筆記のジェンダー・ポリティクス
  4 リテラシーをめぐる評価と<書かせる>こと
  5 署名と実像のはざまで
第2章 「書く機械」になること
  1 筆記者・伊吹和子
  2 書く行為の代行とジェンダー
  3 「書く機械」になるという戦略
  4 作家であること、作家になること
  5 <選別>の論理
第Ⅱ部 書くことの協働性とケア
第3章 ケアとしての口述筆記
  1 作家の労働空間とその編成
  2 ケアのニーズへの応答
  3 性役割の反転
  4 関係を編み直す
  5 <書く身体>に伴走する
第4章 <書かせる>でもなく、<書かされる>でもなく
  1 武田泰淳と武田百合子の評価
  2 歩くことと書くこと
  3 自律的な主体像を疑う
  4 <書かせる>と<書かされる>のあいだ
  5 他者性と依存性
第Ⅲ部 言葉を媒介することとジェンダー
第5章 <媒体>となる身体
  1 <媒体>としての筆記者
  2 女性筆記者の立場性
  3 「戦争未亡人」の性
  4 書記機械であることを裏切る身体
  5 <媒介/霊媒>としての女
第6章 再演される言葉
  1 言葉の媒介者
  2 批判者としての女性
  3 自己批判の演劇
  4 声の文字化と女たちの連帯
  5 憑坐として語ること
第Ⅳ部 代行のポリティクス
第7章 創造性から逃れる
  1 <書く>ことと<書き写す>こと
  2 「無精卵」の読まれ方
  3 創造性を欠いた書き手たち
  4 単為生殖としての書くこと
  5 強制的異性愛の綻び
  6 暴力の痕跡を書き写す
  7 <書き写す>ことの先へ
第8章 書きかえられる物語
  1 二つの「残虐記」
  2 戦後空間のなかの「残虐記」
  3 語り手は何を黙殺するのか
  4 もう一つのクィアな欲望
  5 「言葉」と「想像力」の物語
  6 事件を語り直すこと
  7 想像力の両義性
  8 「傷」をめぐる攻防
終章 ペンを持たない時代の口述筆記
  1 書字の機械化と身体性
  2 モチーフとしての口述筆記
  3 交差するフレーム