クラウス・ロクシン/著 -- 成文堂 -- 2023.8 --

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中央 1F法律 一般図書 /326.9/5138/2023 7117083846 配架図 Digital BookShelf
2023/09/23 可能 利用可   0

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ISBN 4-7923-5399-5
ISBN13桁 978-4-7923-5399-5
タイトル 正犯の本質と行為支配
タイトルカナ セイハン ノ ホンシツ ト コウイ シハイ
著者名 クラウス・ロクシン /著, 吉田 宣之 /訳
著者名典拠番号

120000254950000 , 110001075190000

出版地 東京
出版者 成文堂
出版者カナ セイブンドウ
出版年 2023.8
ページ数 40, 1076p
大きさ 22cm
原タイトル注記 原タイトル:Täterschaft und Tatherrschaft 原著第10版の翻訳
価格 ¥25000
内容紹介 クラウス・ロクシンの正犯の本質についての体系的論文集の全訳。正犯論の抱える全ての現在的問題とその解決だけではなく、将来へ向けての道筋さえも示す。
書誌・年譜・年表 文献:p997~1024
一般件名 犯罪 , 刑法-ドイツ
一般件名カナ ハンザイ,ケイホウ-ドイツ
一般件名典拠番号

511315100000000 , 510689220190000

分類:都立NDC10版 326.934
資料情報1 『正犯の本質と行為支配』 クラウス・ロクシン/著, 吉田 宣之/訳  成文堂 2023.8(所蔵館:中央  請求記号:/326.9/5138/2023  資料コード:7117083846)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154227964

目次 閉じる

§1.導入
第1章 方法論的出発点
§2.因果的正犯説
§3.目的論的正犯説
§4.存在論的正犯説
§5.意味把握的および目的設定的考察方法の総合止揚としての正犯概念
§6.行為に該当する事象の中核的形姿としての正犯
第2章 行為支配理論以前の正犯説
§7.形式的-客観的理論
§8.実質的-客観的理論
  Ⅰ.因果的寄与の必然性説:「必然性理論」
  Ⅱ.行為前および行為中協力説:「同時性理論」
  Ⅲ.生理的かつ心理的に媒介された因果関係
  Ⅳ.正犯優位説:「優位性理論」
§9.主観的理論
  Ⅰ.故意理論
  Ⅱ.利益理論
§10.混合理論
第3章 行為支配説の発展と現状
§11.行為支配説の成立
  Ⅰ.「行為支配」概念の発展
  Ⅱ.行為支配理論の教義的および内容的発生の基礎
§12.行為支配説の今日の主張者
  Ⅰ.Welzel
  Ⅱ.Maurach
  Ⅲ.Gallas
  Ⅳ.Richard Lange
  Ⅴ.行為支配説のその他の主張者
§13.類似説とその視点
  Ⅰ.Bockelmann
  Ⅱ.Nowakowski
  Ⅲ.その他の著者
§14.連邦通常裁判所の判例における行為支配思想
第4章 一般的な正犯概念の構造的基礎
序論
§15.不確定的概念としての行為支配
  Ⅰ.学問
  Ⅱ.実務
  Ⅲ.この発展の原因
  Ⅳ.立場決定
§16.確定的概念としての行為支配
  Ⅰ.方法論上の反対根拠
  Ⅱ.教義史上の反対根拠
  Ⅲ.正犯の本質からの反論
§17.開かれた概念としての行為支配
  Ⅰ.開かれた概念
  Ⅱ.今後の展望
第5章 狭義の行為支配
§18.故意で-自由な、自手的な構成要件の実現
§19.故意で-不自由な、自手的な構成要件の実現
  Ⅰ.強要事例
  Ⅱ.故意での、強要されていないが、しかし、責任が阻却される構成要件の実現
§20.個別構成要件メルクマールの自手的で-故意による実現
  Ⅰ.行為態様の充足と構成要件行為の実現
  Ⅱ.不法にとって重要な状況モメントについての錯誤
第6章 意思支配
§21.強要による意思支配
  Ⅰ.強要緊急避難<刑法52条>
  Ⅱ.単純な緊急避難、刑法54条
  Ⅲ.超法規的、責任阻却的緊急避難
  Ⅳ.緊急避難類似の状況
  Ⅴ.違法な拘東命令
  Ⅵ.総括
§22.錯誤による意思支配
  Ⅰ.故意阻却的な、無責あるいは無意識的過失的な錯誤
  Ⅱ.錯誤者が意識的過失的に行為している
  Ⅲ.錯誤者が違法性の意識なしに行為している
  Ⅳ.行為者が責任阻却事由の前提を誤って承認している
  Ⅴ.錯誤者が構成要件に該当し、違法かつ有責に行為している
  Ⅵ.錯誤者が、構成要件に該当せずに、あるいは、合法的に行為している
  Ⅶ.総括
§23.責任無能力者および少年を利用する場合の意思支配
  Ⅰ.直接的な行為者の責任能力が阻却されているか、あるいは、限定されている
  Ⅱ.直接的な行為者が子供あるいは少年である
  Ⅲ.総括
§24.組織的権力機構による意思支配
  Ⅰ.事例状況
  Ⅱ.強要支配および錯誤支配の除外
  Ⅲ.組織支配の構造的基礎
  Ⅳ.Eichmann訴訟における正犯関係に対する教義的判断
  Ⅴ.個別問題
  Ⅵ.組織支配の方法論的観点
§25.故意ある道具の場合の意思支配か
  Ⅰ.身分なき故意ある道具
  Ⅱ.意図なき故意ある道具
  Ⅲ.故意ある幇助道具
§26.正犯前提についての錯誤
  Ⅰ.行為支配を基礎づける事情の誤認
  Ⅱ.行為支配を基礎づける事情の誤った承認
第7章 機能的行為支配
§27.実行段階での協力
  Ⅰ.共同の行為支配の可能性と構造
  Ⅱ.機能的行為支配としての共同正犯
  Ⅲ.開かれた概念としての機能的支配
  Ⅳ.個別問題
§28.予備段階での協力
  Ⅰ.論争状態
  Ⅱ.予備行為者の共同正犯性の否定
  Ⅲ.Welzelとの論争
  Ⅳ.犯罪集団の首領の問題
  Ⅴ.仕事の分担と共同正犯
  Ⅵ.予備と実行の限定
第8章 行為支配と現在の見解の状況
§29.行為支配概念の内包の決定
  Ⅰ.行為の経過および結果への決定的な影響
  Ⅱ.進行能力と阻止能力
  Ⅲ.事象に決定的な方向転換を与える可能性
  Ⅳ.行為力
  Ⅴ.意思の従属
  Ⅵ.「行為支配意思」と「張本人感情」
§30.行為支配概念の構造
§31.行為支配の教義史上の位置
§32.行為支配概念の体系上の位置
  Ⅰ.体系的要素としての行為支配
  Ⅱ.行為支配と不法および責任との関係
第9章 故意の作為犯の正犯概念
§33.行為支配概念の射程距離
  Ⅰ.一般的正犯概念としての行為支配の基準
  Ⅱ.行為支配、領得罪および意図なき故意ある道具の問題
§34.義務犯罪
  Ⅰ.導入のために
  Ⅱ.義務犯罪における共同正犯
  Ⅲ.義務犯罪における間接正犯
  Ⅳ.義務犯罪における非故意的主行為についての共犯の問題
  Ⅴ.行為支配説の発展における義務思想
  Ⅵ.義務犯罪の拡張範囲
  Ⅶ.体系的指摘
§35.自手犯罪
  Ⅰ.問題と見解の状況について
  Ⅱ.文言理論
  Ⅲ.身体運動理論
  Ⅳ.強度理論
  Ⅴ.私自身の解決
  Ⅵ.自手的犯罪における従属性
  Ⅶ.若干の争われている構成要件における自手性
§36.総括と補充
  Ⅰ.他の正犯基準の可能性
  Ⅱ.正犯概念の実定性と拘束性
  Ⅲ.単一的正犯概念
  Ⅳ.未遂犯における正犯
第10章 不作為における正犯と共犯
§37.不作為犯罪の正犯
  Ⅰ.導入
  Ⅱ.義務犯罪としての不作為犯
  Ⅲ.不作為における共同正犯と間接正犯
  Ⅳ.不作為の自殺阻止
§38.不作為による共犯
  Ⅰ.出発点の問題性
  Ⅱ.不作為構成要件が欠如している場合の共犯
  Ⅲ.結果回避義務が欠如している場合の共犯
  Ⅳ.異なる意見
§39.不作為行為に対する教唆および幇助
  Ⅰ.不作為故意の欠如は不作為に対する教唆の可能性を阻却するのか
  Ⅱ.正義と当罰性の考慮は不作為への教唆の承認に反対するのか
  Ⅲ.不作為への教唆は直接的な作為正犯と把握できるのか
  Ⅳ.不作為への幇助
第11章 正犯説における問題、体系および法典編纂
§40.正犯説の体系についての思想
  Ⅰ.結果の要約
  Ⅱ.正犯概念の弁証法について
  Ⅲ.教義上の帰結
  Ⅳ.正犯説における問題と体系
§41.正犯説の編纂について
第12章 最終章2019-正犯と共犯についての学説の最新状況-
§42.立法における正犯と共犯の発展
  A.自手的な構成要件の実現
  B.故意による行為の場合のみの共犯
  C.故意と誤解されている行為に対する関与
§43.判例における正犯と共犯についての学説の発展
  A.1962年から2019年迄の判決
  B.レジュメ
  C.最近の判例の法政策的な、体系的な、そして教義的な背景
§44.学問上の正犯と共犯についての学説の発展
  A.正犯説の最近の展開についての原則
  Ⅰ.今日の行為支配説
  Ⅱ.Schmidhäuserの全体性理論
  Ⅲ.Steinの関与形式説
  Ⅳ.KöhlerとKlesczewskiの観念的な構想
  Ⅴ.Freundによる形式的-客観的理論の復活
  Ⅵ.M.Heinrichにおける決断の担い手性
  Ⅶ.Haasの構想における主観的理論の「合理的核」
  Ⅷ.Lampeにおける行為力と支配力