岡野 翔太/著 -- 大阪大学出版会 -- 2023.12 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /334.4/5886/2023 7117483409 配架図 Digital BookShelf
2024/01/12 可能 利用可   0

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ISBN 4-87259-783-7
ISBN13桁 978-4-87259-783-7
タイトル 二重読みされる中華民国
タイトルカナ ニジュウヨミ サレル チュウカ ミンコク
タイトル関連情報 戦後日本を生きる華僑・台僑たちの「故郷」
タイトル関連情報読み センゴ ニホン オ イキル カキョウ タイキョウタチ ノ コキョウ
著者名 岡野 翔太 /著
著者名典拠番号

110007120850000

出版地 吹田
出版者 大阪大学出版会
出版者カナ オオサカ ダイガク シュッパンカイ
出版年 2023.12
ページ数 7, 384p
大きさ 22cm
価格 ¥6000
内容紹介 「台湾系華僑」とはどのような人びとなのか。「台湾」なのか、それとも「中華民国」なのか。在日華僑研究のなかで明確に位置づけられてこなかった台湾系華僑の存在を歴史的変遷のもとで捉えなおす。
書誌・年譜・年表 文献:p341~363
一般件名 中国人(日本在留)-歴史 , 日本-対外関係-台湾-歴史 , 台湾-歴史
一般件名カナ チュウゴクジン(ニホン ザイリュウ)-レキシ,ニホン-タイガイ カンケイ-タイワン-レキシ,タイワン-レキシ
一般件名典拠番号

511159210020000 , 520103812620000 , 520379610450000

分類:都立NDC10版 334.41
資料情報1 『二重読みされる中華民国 戦後日本を生きる華僑・台僑たちの「故郷」』 岡野 翔太/著  大阪大学出版会 2023.12(所蔵館:中央  請求記号:/334.4/5886/2023  資料コード:7117483409)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154276461

目次 閉じる

序章-語られない人びとを描く視点
  第一節 本書の問題意識-「台湾系華僑」とはどんな人か
  第二節 「台湾系華僑」組織に関わる「大陸系華僑」?-「台湾系華僑」に注目する意義
  第三節 日本在住の「華僑」に関する知識とその課題
  第四節 分析視角-語られた「台湾系華僑」と語られない「台湾系華僑」をどう結ぶか
  第五節 研究方法と研究範囲
  第六節 本書の構成
第一章 戦後日本における「華僑」の描かれ方-「台湾」をどう見るか
  はじめに
  第一節 戦後日本の「華僑」と研究の概観
  第二節 戦後日本と「二つの中国」
  第三節 旅日華僑青年聯誼会に集った「華僑」青年-「親の国」への関心
  第四節 在日華僑研究の発展
  在日華僑研究で語られない「台湾」にまつわる人びと
第二章 「華僑」前夜の台湾出身者と「省民証」の発明-神戸の台湾省民会(一九四五-四六)を基に
  はじめに
  第一節 神戸台湾省民会に見る台湾出身者の脱植民地化過程
  第二節 台湾に帰るか、日本に留まるか-戦後初期における台湾出身者の選択
  第三節 台湾出身者の生活再建と「国際的」な「融和」に向けた取り組み
  第四節 「華僑」前夜-華僑総会との合併
  第五節 出身地を取り巻く政治情勢への関心-台湾省民会から華僑文化経済協会へ
  「我々」の遍歴-「日本人」から「台湾省民」、そして「中華民国国民」へ
第三章 台湾出身者・満蒙留学生・日本人引揚者の交錯と「新中国」-歌曲《我愛我的台湾》の伝播とその担い手たち
  はじめに
  第一節 「新中国」の歌と戦後の中華学校
  第二節 台湾から中国大陸、そして日本へ-《我愛我的台湾》の伝播過程
  第三節 《我愛我的台湾》を「華僑」に伝えた劉俊南と青山梓
  歌の「新中国」
第四章 新たな「中華民国」を作り出す-来日台湾外省人の日本帝国経験に注目して
  はじめに
  第一節 横浜「学校事件」から顕出する東アジア地域秩序の変動
  第二節 東京および大阪における中華学校の改組と来日台湾外省人校長の任用
  第三節 国民党駐日各支部への「秘書」の派遣と中華学校
  第四節 親中華民国たる華僑組織の「形成」
  それぞれの「中華民国」
第五章 「二つの中国」の呪縛と脱植民地化の課題-戦没者慰霊、法的地位問題の浮上
  はじめに
  第一節 台湾独立運動と戦没者慰霊問題の関係
  第二節 「二つの中国」と「単一民族国家『日本』」の呪縛-神戸での台湾人戦没者追弔行事
  第三節 「三無主義」を掲げた神戸台湾同郷会の発足
  大きな歴史と小さな声
第六章 台湾出身者の歴史的自己省察の試み-台湾人権利擁護総連合会の成立とその挫折
  はじめに
  第一節 石蔵江と東京華僑総会
  第二節 台湾出身者同士の連携と模索
  第三節 台湾人権利擁護総連合会と台湾協会の協動
  第四節 日本在住の台湾出身者をめぐる語りの構築過程
  聞き取られなかった歴史の声
第七章 日華断交後の「台湾系華僑」
  はじめに
  第一節 日華断交の衝撃
  第二節 「大陸系」台湾同郷組織の誕生
  第三節 「華僑総会」の組織再編
  第四節 在日台湾同郷会の発足
  第五節 兵庫県台湾同郷会の発足
  第六節 帰れなかった「故郷」への帰還
  埋没する名乗りたち
第八章 歴史のなかの「私」-「華僑」「台僑」と
  はじめに
  第一節 本章の意義と流れ
  第二節 一九九〇年代に生まれた私-「台湾」を追いかけて
  第三節 「台湾」と「中華民国」の重ならなさへの気づき
  作られていく歴史と、歴史に造られる「私」
終章
  第一節 各章のまとめ
  第二節 期待が生み出す語られない「台湾系華僑」