尾崎 勇/著 -- 和泉書院 -- 2024.1 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /913.42/5011/2024 7117667077 配架図 Digital BookShelf
2024/03/08 可能 利用可   0

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ISBN 4-7576-1085-9
ISBN13桁 978-4-7576-1085-9
タイトル 愚管抄の周縁と行間
タイトルカナ グカンショウ ノ シュウエン ト ギョウカン
著者名 尾崎 勇 /著
著者名典拠番号

110000233670000

出版地 大阪
出版者 和泉書院
出版者カナ イズミ ショイン
出版年 2024.1
ページ数 7, 573p
大きさ 22cm
シリーズ名 研究叢書
シリーズ名のルビ等 ケンキュウ ソウショ
シリーズ番号 565
シリーズ番号読み 565
価格 ¥14000
内容紹介 「新古今和歌集」を代表する歌人の慈円としての修辞をも「愚管抄」の文章から詮索しようと心掛けながら書き継いできた論考集。「愚管抄の言語空間」より以降の研究の一端をまとめる。
個人件名 慈円
個人件名カナ ジエン
個人件名典拠番号 110000478200000
一般件名 歴史物語 , 愚管抄
一般件名カナ レキシ モノガタリ,グカンショウ
一般件名典拠番号

511477700000000 , 530148600000000

分類:都立NDC10版 913.42
資料情報1 『愚管抄の周縁と行間』(研究叢書 565) 尾崎 勇/著  和泉書院 2024.1(所蔵館:中央  請求記号:/913.42/5011/2024  資料コード:7117667077)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154304072

目次 閉じる

第Ⅰ部
第一章 『治承物語』の性格
  はじめに
  (一)四天王寺と西山の空間とのつながり
  (二)此岸の四天王寺と彼岸の西山の往生院
  (三)『愚管抄』と怨霊
  おわりに
第二章 『吾妻鏡』と『愚管抄』
  (一)源頼朝の鎧
  (二)経俊と蓮生そして乳母
  (三)日胤の霊夢と『平家物語』
  (四)「見立て」の修辞
  補論 「トカヤ」からパロディーへ
第三章 藤原成親像の仕組み
  はじめに
  (一)キーパーソンとしての静賢
  (二)『愚管抄』の「コレハ一定ノ説ハ知ネドモ」をめぐって
  (三)「句」と「話素」
  (四)多田蔵人行綱の密告
  (五)執政の「臣」の道長と安和の変
  おわりに
第四章 今様をうたう徳大寺実定の意味
  はじめに
  (一)徳大寺実定の登場の仕方
  (二)西山の「壇越」としての徳大寺家
  (三)慈円と今様の特性
  (四)『林下集』の俊成歌から慈円の道理史観へ
  (五)徳大寺実定と源頼朝そして東国の武士
  (六)今様の蔓延とアンビバレンス
  おわりに
  補論 慈円圏と青侍の「夢」をめぐる物語
第五章 梶原景時の頼朝救済の説話をめぐって
  はじめに
  (一)源頼朝と梶原景時
  (二)歌人としての慈円から
  (三)物語創出の西山の空間
  おわりに
第六章 源頼朝の札所の善峯寺への巡礼
  はじめに
  (一)南都復興から興福寺南円堂の不空羂策観音像の制作へ
  (二)歌人慈円の視座から頼朝との交わり
  (三)札所の善峯寺への巡礼と大姫の病
  (四)札所の興福寺南円堂と九条家の命運
  (五)西山の慈円圏と頼朝が滞在した六波羅の空間
  おわりに
第Ⅱ部
第七章 『栄花物語』を起点として
  はじめに
  (一)編纂された原『平家物語』の『治承物語』
  (二)慈円圏で創出した『治承物語』の新古今的ということ
  (三)『栄花物語』受容から定家へ
  (四)オマージュとして受容した『栄花物語』
  おわりに
第八章 編纂の視点
  (一)編纂をめぐって
  (二)慈円と定家
  (三)定家の歌論から原『平家物語』の『治承物語』へ
  (四)物語作者としての定家の資質
  (五)定家の紀行から『松浦宮物語』そして平家一門都落ち
  (六)「あそび心」をめぐって
  (七)『言泉集』・『熊野道之愚記』・『建礼門院右京大夫集』
  (八)熊野別当湛増の虚実と藤原俊成
  (九)霊夢から宇都宮入道蓮生そして慈円圏へ
第九章 アンビバレンスと慈円圏
  アンビバレンスということ
  (一)九条家の家司としての定家
  (二)『治承物語』の特質
  (三)『方丈記』と『明月記』
  (四)頼朝の観音信仰と大姫入内
  (五)「冥顕二法」の道理と頼朝の「武」
  (六)『新古今和歌集』から末代の道理へ
  「文」と「武」
第十章 宇治川先陣譚の時空
  はじめに
  (一)『愚管抄』の道理から『将門記』の「世間の理」へ
  (二)物語の周辺
  (三)『愚管抄』の「東国武士ハ夫マデモ」について
  (四)西山義と勧進そして宇治川の歌
  (五)『平家物語』初期生成と『将門記』の受容
第十一章 小宰相の哀話
  末代の道理から慈円周辺圏へ
  (一)『治承物語』と六巻本『治承物語』
  (二)上西門院統子から忠快そして定家へ
  (三)『建礼門院右京大夫集』を受容した『新勅撰和歌集』
  (四)王朝文学の受容から「白」の色へ
  小宰相の血脈と西山義の法脈そして定家へ
第十二章 『六代勝事記』の周辺
  はじめに
  (一)『勝事記』作者像について
  (二)『愚管抄』から『勝事記』へ
  (三)『愚管抄』の「ウルハシキ」から『勝事記』との相違へ
  (四)構成と方法
  (五)『勝事記』作者と縁戚と法脈
  (六)平重盛の形象をめぐって
  定家の歌と『勝事記』
第十三章 仏法をめぐって
  はじめに
  (一)『治承物語』を摂取した『愚管抄』
  (二)仏法と大衆
  (三)『慈鎮和尚夢想記』から『愚管抄』へ
  (四)末代の道理から定家の兄弟の僧そして慈円周辺圏へ
  (五)「新儀非拠達磨歌」から「本説取り」へ
  おわりに
補章 行間ということ