郭 旻錫/著 -- 京都大学学術出版会 -- 2024.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /121.6/5365/2024 7117731338 配架図 Digital BookShelf
2024/03/29 可能 利用可   0

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ISBN 4-8140-0515-4
ISBN13桁 978-4-8140-0515-4
タイトル 自己否定する主体
タイトルカナ ジコ ヒテイ スル シュタイ
タイトル関連情報 一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の思想的媒介
タイトル関連情報読み センキュウヒャクサンジュウネンダイ ニホン ト チョウセン ノ シソウテキ バイカイ
著者名 郭 旻錫 /著
著者名典拠番号

110008096030000

出版地 京都
出版者 京都大学学術出版会
出版者カナ キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ
出版年 2024.3
ページ数 6, 326p
大きさ 22cm
シリーズ名 プリミエ・コレクション
シリーズ名のルビ等 プリミエ コレクション
シリーズ番号 132
シリーズ番号読み 132
価格 ¥4400
内容紹介 近代日本思想と朝鮮思想の形成、展開を、帝国日本という時代的な特殊性に基づいて進められた運動として考察。「日本」や「朝鮮(韓国)」という概念や表象が、如何に相互影響の媒介過程で形成されていったのかを明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:p317~324
一般件名 日本思想-歴史 , 朝鮮思想-歴史 , 日本文学-歴史-昭和時代 , 朝鮮文学-歴史 , 日本-対外関係-朝鮮-歴史
一般件名カナ ニホン シソウ-レキシ,チョウセン シソウ-レキシ,ニホン ブンガク-レキシ-ショウワ ジダイ,チョウセン ブンガク-レキシ,ニホン-タイガイ カンケイ-チョウセン-レキシ
一般件名典拠番号

510395510020000 , 511169710010000 , 510401810180000 , 511171110030000 , 520103812730000

分類:都立NDC10版 121.6
資料情報1 『自己否定する主体 一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の思想的媒介』(プリミエ・コレクション 132) 郭 旻錫/著  京都大学学術出版会 2024.3(所蔵館:中央  請求記号:/121.6/5365/2024  資料コード:7117731338)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154312449

目次 閉じる

序論 「帝国日本の思想」を捉える視座-「自己否定する主体」と「思想的媒介」について
  第1節 「主体」の意味を問い直す
  第2節 「自己否定する主体」
  第3節 一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の「思想的媒介」
  第4節 本書の構成
第Ⅰ部「帝国日本の哲学」における自己否定的な民族認識
第1章 田辺元と朴鍾鴻-「帝国日本の哲学」における「否定」の磁場
  第1節 植民地朝鮮と京都学派
  第2節 ハイデガー批判というトポス
  第3節 帝国日本における二つの社会的存在論-社会の「自己否定」をめぐって
  おわりに
第2章 「自己疎外態」としての民族-田辺元「種の論理」の再検討
  第1節 「種の論理」の成立と民族的自己認識
  第2節 「種」の根源的対立性から「種」という自己疎外態まで
  第3節 「種」的自己認識と帝国日本
  おわりに
第3章 「自己否定」による民族の模索-朴鍾鴻「ウリ」の哲学と三木清
  はじめに
  第1節 民族意識の自覚
  第2節 朴鍾鴻哲学の生成と三木哲学
  第3節 「ウリ」の哲学の展開
第Ⅱ部 アイロニカルな批評の主体における自己否定性
第1章 帝国の不安、植民地の現実-一九三〇年代帝国日本における不安言説の越境について
  はじめに
  第1節 「シェストフ的不安」
  第2節 無における主体への超越-三木の不安理解
  第3節 現実というパラドックス、現実におけるパラドックス
  第4節 交差する小林と戸坂
  第5節 超克されない不安
  第6節 三木清と朴鍾鴻における現実と実践
  第7節 戦いそのものとしての現実
  おわりに
第2章 「自己否定」としての「イロニー」、「イロニー」としての「日本」-保田與重郎における「朝鮮」と「日本」
  はじめに
  第1節 保田の「朝鮮」
  第2節 「日本」における「血統」の構築
  おわりに
第3章 崔載瑞の批評における「個性滅却」の思想と皇道主義
  はじめに
  第1節 崔載瑞の初期批評における「秩序の文学観」と「個性滅却」の思想
  第2節 死への可能性としての「個性滅却」-崔載瑞の皇道主義が意味したもの
  おわりに
第Ⅲ部 帝国日本のモダニズム文学における「自己否定する主体」
第1章 横光利一における「朝鮮」の意味と李箱の対決意識
  はじめに
  第1節 横光文学の李箱への影響について
  第2節 横光文学における「朝鮮」
  第3節 「一着選手」横光と「二着選手」李箱
  第4節 「泥棒と乞食」と「言語を蕩尽した浮浪者」
  第5節 盗賊にあった「デッドマスク」をめぐって
  第6節 失敗としての対抗
第2章 死を生きる主体の創出-川端康成における「朝鮮」の意味と「「死」の存在論」
  はじめに
  第1節 生死一如という「救ひ」-一九二〇年代までの川端
  第2節 「死者の書」における「朝鮮」の意味-「うつろな寂しさ」について
  第3節 一九三〇年代川端の「「死」の存在論」
第3章 価値の零度-李箱における「東京」の意味について
  はじめに
  第1節 李箱と東京
  第2節 「十九世紀」と「二十世紀」
  第3節 「秘密」-李箱モダニズムの核心
  第4節 李箱が東京に渡ったわけ-「秘密」の破綻
  第5節 死への強迫からの脱出
  第6節 東京と成川の平行関係-価値の零度
結論