上野 彩/著 -- 生活書院 -- 2024.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 1F医療 一般図書 /490.1/6099/2024 7117758396 Digital BookShelf
2024/04/02 可能 展示使用中 2025/11/06 0

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ISBN 4-86500-167-9
ISBN13桁 978-4-86500-167-9
タイトル 「名づけられない」病いの軌跡
タイトルカナ ナズケラレナイ ヤマイ ノ キセキ
タイトル関連情報 希少未診断の社会学
タイトル関連情報読み キショウ ミシンダン ノ シャカイガク
著者名 上野 彩 /著
著者名典拠番号

110008290470000

出版地 東京
出版者 生活書院
出版者カナ セイカツ ショイン
出版年 2024.2
ページ数 209p
大きさ 21cm
価格 ¥3500
内容紹介 公的支援・保障の埒外に置かれる、希少未診断をはじめとする「名づけられない」病いの病者・患者たち。彼/彼女たちは疾患にどのように対応し、どのように自身の生を築いているのか、その過程を記述する。
書誌・年譜・年表 文献:p195~207
一般件名 患者 , 医療社会学
一般件名カナ カンジャ,イリョウ シャカイガク
一般件名典拠番号

510599100000000 , 511826900000000

分類:都立NDC10版 490.145
資料情報1 『「名づけられない」病いの軌跡 希少未診断の社会学』 上野 彩/著  生活書院 2024.2(所蔵館:中央  請求記号:/490.1/6099/2024  資料コード:7117758396)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154312605

目次 閉じる

序章
  1 「名づけられない」疾患
  2 本書の目的と各章の概説
  3 調査概要と分析の視点-病みの軌跡理論とライフストーリー
  4 「名づけられない」病いと希少未診断-類似疾患との差異と希望
第1章 診断に依拠できない患者の存在
  1 患いに関する三つの視点-Disease,Illness,Sickness
  2 新しい疾患形態-IRUDプロジェクトの動向を踏まえて
  3 類似疾患患者の経験と診断-希少疾患とMUS
  4 希少未診断という定義
第2章 疾患に規定されている医療社会学
  1 はじめに
  2 病人役割の限界と正統性の議論
  3 病みの軌跡理論とバイオグラフィカルワーク
  4 「診断の社会学」とその限界
  5 各理論枠組みによって示される診断の重要性と本書の目的
第3章 疾患による病気の規定
  1 本章の位置づけ
  2 難病政策の変遷
  3 調査方法
  4 難病研究・医療ワーキンググループ、厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会、第一八六回衆議院/厚生労働委員会の議事録より
  5 厚生労働省側の「反応」に見せかけた拒絶
  6 難病政策・難病法における疾患の役割と「病気(ailment)」の三連構造
第4章 苦しみを表現する「言葉」をもてない者たち
  1 社会的、学術的関心の枯渇
  2 調査概要
  3 分析方法
  4 「がん」との比較
  5 メタファーとしての「がん」が示すもの
  6 何も突きつけられない苦しみ-「霧」
  7 事例検討に向けて
第5章 働かなければならない患者と病人役割
  1 患者の就労状況
  2 就労しなければならない患者-職場における病人役割
  3 調査対象者Oさんについて
  4 身体の状態を表す「言葉」をもたないことによる辞職と転職
  5 「知覚」をもたないがゆえの確定診断の遅れ
  6 「名づけられない」ことによって築けたキャリアとその限界
  7 「名づけられない」ことによって脆弱化する病人役割
第6章 「名づけられない」患者の病人役割の取得過程と管理
  1 語りによるバイオグラフィーの再構成と診断
  2 病人役割の取得過程について
  3 フィールドについて
  4 調査対象者Aさんについて-移住経験の整理
  5 移住による「母親的役割」からの解放と病人役割の管理
  6 移住の選択における地域文化の役割-「魂の成長」のための「ギフト」
  7 病みの軌跡の不在による“希望”
第7章 病みの軌跡の援用可能性
  1 同病者との交流と限界-病みの軌跡の援用
  2 病いの語り研究の蓄積と批判
  3 調査対象者Sさんについて
  4 希少未診断疾患への意味づけ-CML経験による「信念」の構築
  5 CML経験で構築された医療への「信頼」-伴走することで達成される生の安定化
  6 「共有感覚」の欠如-「個」として背負わなければならない苦しみ
  7 患いではなく、生きることへの意味づけの転換
終章 軌跡をもたない者の苦しみ
  1 境界がない「霧」という苦しみ-生の連続性
  2 往来によって築かれる未知への対処-適応のパラドックス
  3 MUS患者と希少未診断患者の差異-多様性の構造