樋口 麻里/著 -- ナカニシヤ出版 -- 2024.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 2F 一般図書 /369.28/5587/2024 7118059587 配架図 Digital BookShelf
2024/07/05 可能 利用可   0

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ISBN 4-7795-1774-7
ISBN13桁 978-4-7795-1774-7
タイトル 精神障がいのある人を排除する社会でよいのか
タイトルカナ セイシン ショウガイ ノ アル ヒト オ ハイジョ スル シャカイ デ ヨイ ノカ
タイトル関連情報 国際比較調査からみる人間の価値
タイトル関連情報読み コクサイ ヒカク チョウサ カラ ミル ニンゲン ノ カチ
著者名 樋口 麻里 /著
著者名典拠番号

110008290440000

並列タイトル La valeur de l'humain:sous la perspective de l'exclusion sociale des personnes atteintes de maladies mentales
出版地 京都
出版者 ナカニシヤ出版
出版者カナ ナカニシヤ シュッパン
出版年 2024.2
ページ数 5, 252p
大きさ 22cm
価格 ¥6000
内容紹介 精神疾患を患う人々はなぜ様々な社会関係から締め出されやすいのか。その状況はどうすれば変わりうるのか。脱施設化を遂げたフランス、西洋精神医学が普及していないベトナムとの国際比較調査を通して、新しい社会を提言する。
書誌・年譜・年表 文献:p231~243
一般件名 精神障害者福祉 , 社会的包摂
一般件名カナ セイシン ショウガイシャ フクシ,シャカイテキ ホウセツ
一般件名典拠番号

511060800000000 , 511819100000000

分類:都立NDC10版 369.28
資料情報1 『精神障がいのある人を排除する社会でよいのか 国際比較調査からみる人間の価値』 樋口 麻里/著  ナカニシヤ出版 2024.2(所蔵館:中央  請求記号:/369.28/5587/2024  資料コード:7118059587)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154316521

目次 閉じる

第1章 社会的排除の議論からも排除される精神障がいのある人
  1.1 社会的排除をめぐる議論
  1.2 連帯のパラダイムと社会的包摂概念の関係
  1.3 入院制度からみる先進諸国における精神障がいのある人の社会的排除
  1.4 社会に参入する権利をもつ主体の要件
  1.5 本書の課題と構成
第2章 精神障がいのある人に対する社会的受容と知識の効果:日本とベトナムとの比較
  2.1 精神障がいのある人に対する社会意識研究と精神医療における啓発活動
  2.2 方法
  2.3 結果:西洋精神医学への信頼が危険視を高める日本
  2.4 考察:西洋精神医学が普及した社会の特徴
第3章 精神障がいのある人の回復過程と回復を支える「健常者もいる社会」
  3.1 なぜ「社会復帰」が難しいのか
  3.2 方法:M-GTAによるQDAソフトウエアを用いた回復過程の分析
  3.3 結果:「希望の喪失」から「希望の萌芽」に至る過程
  3.4 考察:回復過程と社会復帰をつなぐ居場所「健常者もいる社会」
第4章 家族の葛藤:家族のケア役割と疾病観の日仏比較
  4.1 インフォーマルなケアシステムとしての家族
  4.2 疾病観と家族のケア動機の関連:ストレス脆弱性モデルと精神疾患へのAttribution theoryの適用
  4.3 目的と方法:ケア役割と疾病観の関連における日仏比較
  4.4 結果:日仏家族の共通点と相違点
  4.5 考察:家族の疾病観に影響を与える各社会の支配的価値観
第5章 精神障がいのある人の社会的包摂の可能性:フランスの医療機関とアソシアシオンのケア実践
  5.1 福祉国家の哲学的危機とケアをめぐる議論
  5.2 目的:精神障がいのある人と依存労働者の間に互酬性は成立するのか
  5.3 方法
  5.4 結果:脆弱性が創りだすユマニテによる連帯の達成
  5.5 考察:依存者と依存労働者間のケアとユマニテによる互酬性
第6章 精神障がいのある人と隣り合って暮らすことを支持する社会意識:計量テキスト分析による日仏比較
  6.1 精神障がいのある人の受け入れを促す意識の探索必要性
  6.2 方法
  6.3 結果:受け入れに積極的なフランス,消極的な日本
  6.4 考察:受け入れを後押しする経験的知識と権利主体という認識
第7章 社会的包摂概念の発展を目指して:「労働による連帯」から「ユマニテと労働による連帯」へ
  7.1 精神障がいのある人の社会的排除の構造
  7.2 精神障がいのある人の社会的包摂を可能にする連帯パラダイム
資料 フランスの精神医療の特徴とアソシアシオン
  1 フランスの精神医療制度の概要
  2 国家からケアを委託されるアソシアシオン
  3 第5章で取り上げたアソシアシオンの活動概要