金沢 友緒/著 -- 群像社 -- 2024.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /980.2/コ2504/601 7118108055 配架図 Digital BookShelf
2024/07/19 可能 利用可   0

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ISBN 4-910100-34-0
ISBN13桁 978-4-910100-34-0
タイトル ロシア啓蒙主義の迷景
タイトルカナ ロシア ケイモウ シュギ ノ ミラージュ
タイトル関連情報 エカチェリーナ二世時代の官僚作家が目指した「近代」
タイトル関連情報読み エカチェリーナ ニセイ ジダイ ノ カンリョウ サッカ ガ メザシタ キンダイ
著者名 金沢 友緒 /著
著者名典拠番号

110006973820000

出版地 横浜
出版者 群像社
出版者カナ グンゾウシャ
出版年 2024.2
ページ数 417p
大きさ 20cm
価格 ¥3700
内容紹介 ドイツ文化圏で啓蒙主義にふれたのち、君主エカチェリーナ二世のもとでロシアの啓蒙に努めた官僚作家コゾダヴレフ。専制強化と自由の希求の間で揺れ動くロシアの近代化の一時代を、ひとりの啓蒙主義者の仕事を通じて考察する。
書誌・年譜・年表 文献:p400~410
個人件名カナ コゾダヴレフ オーシプ・ペトローヴィチ
個人件名原綴 Kozodavlev,Osip Petrovich
個人件名典拠番号 120003153290000
分類:都立NDC10版 980.2
資料情報1 『ロシア啓蒙主義の迷景 エカチェリーナ二世時代の官僚作家が目指した「近代」』 金沢 友緒/著  群像社 2024.2(所蔵館:中央  請求記号:/980.2/コ2504/601  資料コード:7118108055)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154335645

目次 閉じる

序章 ロシアと啓蒙主義
  1 ロシアにおける作家と啓蒙
  2 啓蒙主義と地域性
  3 エカチェリーナ二世時代の啓蒙主義
  4 エカチェリーナ二世のドイツ留学政策とО・П・コゾダヴレフ
  5 先行研究
  6 研究の方法と本書の構成
第一章 ドイツ留学が拓いた啓蒙主義への道
  1 一八世紀後半ロシアのドイツ留学と都市ライプツィヒ
  2 ライプツィヒ大学への留学
  3 ドイツでの修学事情
  4 同時代の若き啓蒙主義者達-ラジーシチェフとコゾダヴレフ
  5 帰国後の活動開始-官僚として、作家として
第二章 異文化対立を通しての西欧理解
  1 コゾダヴレフの最初期の文学活動
  2 『ヴィルヘルミーネ』の翻訳と女帝のドイツ・フランス理解
  3 ロシアにおけるゲーテ受容の始まりと悲劇『クラヴィーゴ』の翻訳
  4 ボーマルシェ「スペイン旅行の断章」とゲーテ『クラヴィーゴ』
  5 ゲーテ『クラヴィーゴ』との出会い
  6 コゾダヴレフにとってのドイツ
  7 翻訳『クラヴィーゴ』の序文-ゲーテとボーマルシェ
  8 ゲーテ『クラヴィーゴ』にみる異文化対立の問題
第三章 翻訳と啓蒙
  1 翻訳に使用した原作の版について
  2 コゾダヴレフの訳文に対する評価
  3 啓蒙主義者の翻訳
第四章 ロシア啓蒙主義と感情の表現
  1 ロシアにおける啓蒙主義の変容
  2 『クラヴィーゴ』の翻訳に見る感情表現(三つの形容詞)
  3 ロシア文章語の確立へ向けて-雑誌『ロシア語愛好者の友』の試み
  4 センチメンタリズム(感傷主義)と『ロシア語愛好者の友』
第五章 『ロシア語愛好者の友』に掲載されたコゾダヴレフの作品
  1 小説「心地よき旅」と感受性
  2 詩「クレリーへ」と「わたし」の恋の苦しみ
  3 「わが友へ…」こと「きみ」の恋の苦しみ
  4 連作に見る「成長の物語」
第六章 論文「ヨーロッパの国民教育についての考察」とコゾダヴレフの教育論
  1 近代ロシアにおける教育システムとコゾダヴレフ
  2 論文「ヨーロッパの国民教育についての考察」の背景と構成・概要
  3 ヨーロッパ諸国の文化的変遷
  4 一八世紀のドイツ・モデルに見るフランスからの脱却
  5 コゾダヴレフの教育構想-『ロシアの大学設立計画』
  6 実現しなかった『ロシアの大学設立計画』
第七章 コゾダヴレフの啓蒙活動がもたらした新しい時代
  1 『北方郵便、または新サンクト・ペテルブルク新聞』(一八〇九-一九)
  2 児童雑誌『子供博物館』の紹介記事
  3 ベルトゥフの百科事典『子供のための絵本』とヨーロッパの児童教育の系譜
  4 『子供博物館』とコメニウスの『世界図絵』
  5 ペテルブルクの風俗を伝える挿絵雑誌『幻灯』
  6 一八世紀から一九世紀へ-ロシア性を伝える新しい出版文化
終章 ロシア啓蒙主義の迷景
  1 啓蒙主義者が繫いだロシア近代化の夢
  2 同時代人の評価-保守かリベラルか
  3 ロシア啓蒙主義の迷景-啓蒙と愛国主義