森谷 理紗/著 -- 桜美林大学出版会 -- 2024.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /762.1/5416/2024 7117826235 配架図 Digital BookShelf
2024/04/23 可能 利用可   0

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ISBN 4-8460-2377-5
ISBN13桁 978-4-8460-2377-5
タイトル シベリア抑留下の芸術と人間
タイトルカナ シベリア ヨクリュウカ ノ ゲイジュツ ト ニンゲン
タイトル関連情報 記録と記憶から想起する
タイトル関連情報読み キロク ト キオク カラ ソウキ スル
著者名 森谷 理紗 /著
著者名典拠番号

110008304520000

出版地 東京,東京
出版者 桜美林大学出版会,論創社(発売)
出版者カナ オウビリン ダイガク シュッパンカイ
出版年 2024.3
ページ数 378, 14p 図版16p
大きさ 22cm
シリーズ名 桜美林大学叢書
シリーズ名のルビ等 オウビリン ダイガク ソウショ
シリーズ番号 vol.019
シリーズ番号読み 19
価格 ¥3800
内容紹介 「日本人のシベリア抑留」という歴史的事象を音楽・芸術の地平から見渡す。シベリアで90近くあった日本人楽劇団とその活動を丹念に追い、創造的欲求という人間の営為の根源が生死に深くに関わってくることを考察する。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p5~14
一般件名 音楽-日本 , シベリア抑留
一般件名カナ オンガク-ニホン,シベリア ヨクリュウ
一般件名典拠番号

510528520500000 , 511815500000000

分類:都立NDC10版 762.1
資料情報1 『シベリア抑留下の芸術と人間 記録と記憶から想起する』(桜美林大学叢書 vol.019) 森谷 理紗/著  桜美林大学出版会 2024.3(所蔵館:中央  請求記号:/762.1/5416/2024  資料コード:7117826235)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154342474

目次 閉じる

序論 沈黙の時代から想起の時代へ
  1.本書の問題意識
  2.先行研究、前提
  3.理論的枠組み
  4.本書の構成
<第Ⅰ部>満州・シベリア・日本を繫ぐ音の記憶と文化表象
第1章 シベリア抑留前史
  1.シベリア抑留とは
  2.戦前日本の音楽情勢とプロレタリア芸術運動、移動音楽隊
  3.満州の音風景
  4.満州で音楽体験をした元抑留者の記憶とその言説
第2章 シベリア抑留下の日本人の文化創造活動
  1.ソ連における軍事捕虜政策
  2.日本人捕虜収容所における文化創造活動の黎明と「民主(化)運動」の広がり
  3.分野別の創造活動(音楽、文芸、演劇、美術、建築、映画)
  4.シベリアの異文化交流
  5.帰国前の「感想文」に見る文化活動へのまなざし
第3章 シベリア抑留における民衆の音楽
  1.カラガンダの楽団の事例と三波春夫の体験-「自立芸術活動」における「民衆の音楽」像
  2.井上頼豊と沿海州楽劇団
  3.シベリアの『ソヴェート歌曲集』と戦前日本の『プロレタリア歌集』
  4.帰還者楽団がもたらした表現と民衆の音楽
第4章 創作物に眠る記憶-二種類の『ソヴェート歌曲集(附)日本闘争歌集』
  1.二種類の『ソヴェート歌曲集(附)日本闘争歌集』
  2.幻の「ハバロフスク歌集の日本版」
  3.セメント袋の歌集-ある抑留者の手稿歌集
  4.「日本新聞」紙面の『われらの歌集』
第5章 楽器バソンをめぐる一二〇年の記憶
  1.楽器との出会いと謎
  2.最初の手がかり-ベルギーの楽器メーカー
  3.帝政ロシア、ケグズゴルム連隊の擲弾兵音楽隊
  4.移動の歴史
<第Ⅱ部>シベリア抑留を想起する
第6章 野町右京『北方物語』に見るナラティヴ
  1.記憶の再構成としての「物語」と歴史の文体
  2.社会主義リアリズム論と様々な芸術論(演劇論・舞踊論)
  3.第一回文化コンクールでの体験
  4.実際の創作作品
  5.思想と自己表現のネゴシエーション、アンビバレントな自己の鏡としての作品
第7章 史料と想起-「新声楽劇団」をめぐる日露の三つの史料研究
  1.二つのロシア公文書館所蔵史料と元抑留者の回想録
  2.活動歴の再構成
  3.演劇『若き親衛隊』と『征服されない人々』
  4.民主運動と楽劇団における変化
第8章 四國五郎の死生観-創作に見るシベリア抑留の想起と表現
  1.『豆日記』と『我が青春の記録』
  2.ホスピタルでの文化への目覚めと民主運動
  3.ナホトカ最終集結地の民主グループと文化コンクール
  4.帰還後の活動-峠三吉との出会いと「辻詩」、そして平和運動へ
  5.メメントモリのアレゴリー-過去と現在の並置
第9章 さまざまな「シベリアの想起」の言説
  1.シベリア抑留者の音楽体験-作曲家只野通泰、合唱団白樺のインタビューから
  2.ロシア民謡の紹介者となった音楽家たち-北川剛と井上頼豊
  3.創造と「生」についての証言-「ラーゲリの画家」彫刻家佐藤忠良
  4.精神的な飢餓状態を救った音楽-ハバロフスク在住の抑留体験者、田中猛インタビュー
第10章 記憶の継承へ-アートの社会実装の試み
  1.再現楽器プロジェクト「ラッパ付きヴァイオリン」
  2.シベリアで鳴り響いた音を再生する-公文書館所蔵楽譜「海燕のうた」の復元と日本初演
  3.近年の歴史継承の新しいアイデア
  4.合唱団白樺-歌い継がれる歴史の音
  1.越境の日本音楽史・芸術史としてのシベリア抑留
  2.想起のための表現の獲得-それぞれの「私のシベリア抑留」の物語
  3.ポストメモリーを共感的に共有してゆくこと、対話的想起