高橋 則夫/著 -- 筑摩書房 -- 2024.4 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
多摩 書庫 青少年図書 /326.0/5342/2024 7117859577 Digital BookShelf
2024/05/21 可能 利用可   0

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ISBN 4-480-68475-2
ISBN13桁 978-4-480-68475-2
タイトル 刑の重さは何で決まるのか
タイトルカナ ケイ ノ オモサ ワ ナニ デ キマル ノカ
著者名 高橋 則夫 /著
著者名典拠番号

110000583960000

出版地 東京
出版者 筑摩書房
出版者カナ チクマ ショボウ
出版年 2024.4
ページ数 201p
大きさ 18cm
シリーズ名 ちくまプリマー新書
シリーズ名のルビ等 チクマ プリマー シンショ
シリーズ番号 454
シリーズ番号読み 454
価格 ¥860
内容紹介 「懲役10年に処する」の根拠を考えたことはあるか。犯罪とは何か、なぜ刑が科されるのか。制裁としての刑罰はどうあるべきか-。「刑法学」の考え方を丁寧に解説する。
書誌・年譜・年表 文献:p195~197
学習件名 刑罰,刑法,犯罪
学習件名カナ ケイバツ,ケイホウ,ハンザイ
一般件名 刑法
一般件名カナ ケイホウ
一般件名典拠番号

510689200000000

分類:都立NDC10版 326
書評掲載紙 読売新聞  2024/08/18  2370 
資料情報1 『刑の重さは何で決まるのか』(ちくまプリマー新書 454) 高橋 則夫/著  筑摩書房 2024.4(所蔵館:多摩  請求記号:/326.0/5342/2024  資料コード:7117859577)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154351194

目次 閉じる

はじめに
第1章 刑法学の世界
  1 なぜルールが存在するのか
  「ルールのない社会」は「とかく住みにくい」/礼儀やエチケットに反する行為の場合/人に金を借りたのに返さなかったらどうなるのか/人の物を盗ったらどうなるのか/人を殺してはいけないのは「殺人罪があるから」ではない/刑法によって守られるものは何なのか/刑法は被害者を守るためのものではない/行為と刑罰の関係を考える学問
  2 刑罰は何を目的としているのか
  3つの段階-法定刑・処断刑・宣告刑/日本の刑法は刑罰の幅が広い/「廊下に立たされる罰」から刑罰を考える/「刑罰とは何か」をめぐる考え方/刑罰は個人と共同体のコミュニケーションのためにある
  3 量刑に至る「長く曲がりくねった道」
  第1関門:犯罪行為/第2関門:刑事責任
第2章 犯罪論の世界
  1 犯罪とはどのような行為なのか
  ドストエフスキーの『罪と罰』/刑法学はまず行為を問題とする/罪刑法定主義という大原則/犯罪か、犯罪以外か/犯罪であると判断するプロセス
  2 犯罪の成立はどのように判断するのか
  甲の行為のゆくえ/法律なければ犯罪なし、法律なければ刑罰なし/犯罪成立の判断順序/刑罰に値する行為なのかどうか
  3 犯罪の要件を吟味する
  まず「犯罪の型」ありき/「やったこと」による犯罪/「やらないこと」による犯罪とは?/行為と結果との因果関係とは/危険の現実化
  4 「わざと」と「うっかり」
  故意とはどんなものかしら/未必の故意/故意を否定する錯誤がある/過失犯の構造
  5 犯罪が未完成のとき
第3章 処遇論の世界
  1 刑法が前提にしている人間像
  人間に自由意思はあるのか?/人間をどのように捉えるか
  2 犯罪者の処遇を考える
  処遇論とは何か/拘禁刑創設の意義/自由刑純化論とは/現在の処遇の考え方/処遇の今後のあり方/社会的包摂としての処遇
第4章 量刑論の世界
  1 刑をどの程度に科すのかという問題
  「懲役10年の刑に処する」/量刑評議とは/量刑の目的とは/現在の支配的な考え方/量刑検索システム/寝屋川幼児虐待死事件が提起した問題
  2 量刑は具体的にどのように判断するのか
  被告人側の事情/コミュニティ・社会側の事情/被害者側の事情/実刑と執行猶予を分ける基準/死刑が求刑されるとき
第5章 刑法学の新しい世界
  1 「犯罪と刑罰」の新しい考え方
  刑罰は誰に宛てられたものか/被害者の地位/被害者遺族の感情と死刑/被害者感情と被害者保護/応報感情は損害回復によって充足されなければならない/修復的司法は関係の回復をめざすシステム/修復的司法が問う視点/国ではなく被害者に対して負う責任/外国における修復的司法の実践/日本における修復的司法の可能性/修復的司法の限界
  2 「責任」の新しい考え方
  行為とは何か/古くなった古典的意思理論の考え方/新しい考え方の登場/意思とは何か/責任とは何か
  3 刑法学も変わっていく
参考文献
あとがき