飯泉 佑介/著 -- 知泉書館 -- 2024.3 --

所蔵

所蔵は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /134.4/5119/2024 7117860326 配架図 Digital BookShelf
2024/05/03 可能 利用可   0
Eメールによる郵送複写申込みは、「東京都在住」の登録利用者の方が対象です。

資料詳細 閉じる

ISBN 4-86285-407-0
ISBN13桁 978-4-86285-407-0
タイトル 意識と<我々>
タイトルカナ イシキ ト ワレワレ
タイトル関連情報 歴史の中で生成するヘーゲル『精神現象学』
タイトル関連情報読み レキシ ノ ナカ デ セイセイ スル ヘーゲル セイシン ゲンショウガク
著者名 飯泉 佑介 /著
著者名典拠番号

110006907650000

出版地 東京
出版者 知泉書館
出版者カナ チセン ショカン
出版年 2024.3
ページ数 12, 429p
大きさ 23cm
価格 ¥6000
内容紹介 ヘーゲルの哲学体系の中に主著「精神現象学」を位置づけながら、「「学」としての哲学の歴史的生成と正当化」というモチーフのもとに包括的に解釈。「精神現象学」で展開されるヘーゲルの思考の運動とその全体像を捉える。
書誌・年譜・年表 文献:p415~427
個人件名カナ ヘーゲル ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ
個人件名原綴 Hegel,Georg Wilhelm Friedrich
個人件名典拠番号 120000127350000
一般件名 精神現象学
一般件名カナ セイシン ゲンショウガク
一般件名典拠番号

530211900000000

分類:都立NDC10版 134.4
資料情報1 『意識と<我々> 歴史の中で生成するヘーゲル『精神現象学』』 飯泉 佑介/著  知泉書館 2024.3(所蔵館:中央  請求記号:/134.4/5119/2024  資料コード:7117860326)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154351240

目次 閉じる

はじめに
  1 『精神現象学』とその時代
  2 「学」の歴史的成立の正当化としての『精神現象学』
  3 本書の着眼点とアプローチ
  4 各章の概要
序章 哲学の歴史的成立の正当化という課題
  1 「学」と『精神現象学』
  2 本書のテーゼの諸前提
  3 『精神現象学』と「学」の歴史性の問題
第1部 哲学が生成する前に
第1章 初期イェーナ時代における哲学の端緒構想
  1 哲学の端緒という問題
  2 二つの「導入」と哲学の「登場」
  3 「哲学への導入」としてのイェーナ論理学?
  4 「主観的導入」論とその具体相
  5 「世界歴史における哲学の登場」論
  6 世界歴史と個人における哲学の始まり
第2章 「哲学の欲求」から「哲学の歴史」へ
  1 「世界歴史における哲学の登場」論の掘り下げ
  2 『差異論文』とは何か
  3 ラインホルト批判の内実
  4 「哲学の欲求」再考
  5 「哲学の歴史」の位置付け
  6 「哲学の欲求」の捉え直しとしての「哲学の歴史」
  7 「哲学の欲求」の行方
第3章 「哲学への導入」としての「経験」
  1 「主観的導入」論としての『精神現象学』の起源
  2 「自己意識の歴史」は,「学」への「主観的導入」か?
  3 カテゴリーの超越論的演繹の可能性
  4 「絶対的同一性」の根拠としての「統覚」
  5 カント受容のもう一つの焦点
  6 「信仰と知」における「経験」概念の位置付けと構造
  7 「意識の経験」概念の成立に向けて
第2部 生成する哲学の全体像
第4章 生成する「意識の経験」
  1 方法規定の根拠という問題
  2 端緒における方法論の課題
  3 意識の概念
  4 <我々>にとっての意識の知と真理
  5 意識の自己吟味と<我々>の観望
  6 意識による或るものの知の吟味/自己吟味の実相
  7 新しい対象の生成
  8 「意識の経験」の必然的成立,もしくは,方法の規定
  9 緒論の方法論的意義について
第5章 「意識の経験」の総体性
  1 「意識の経験」の理論構成機能
  2 「意識の経験」における必然性と完璧性
  3 「意識の経験」の構造
  4 意識とその対象としての実体
  5 なぜ,理性は精神へ移行するのか
  6 「意識の経験」の消息
  7 「意識の経験」が展開することの意味
第6章 「精神の運動」の重層性
  1 「精神の運動」の理論構成機能
  2 「精神の運動」の一般構造
  3 精神章を貫徹する「精神の運動」
  4 宗教章における「精神の運動」
  5 精神の形式と対象性
  6 絶対知章における「精神の運動」
  7 『精神現象学』の理論構成の総体性
第3部 生成のただ中で
第7章 世界を欠いた意識の関係
  1 自己意識章の課題
  2 予備的考察
  3 「主人と奴隷」論は何を描いているのか
  4 自他関係を認識しない主人と奴隷
  5 ヘーゲルの自己意識概念の核心
  6 意識にとっての世界の生成
  7 自己意識章と「世界」の認識
第8章 運命としての精神
  1 『精神現象学』の中の宗教史?
  2 キリスト教の成立要因
  3 「運命の精神」の叙述
  4 実体の主体化としての「運命の精神」
  5 キリスト教の成立における「意識の経験」
  6 宗教章の基底にある精神の運命
第9章 時間の抹消による現在の反省
  1 問題としての「時間の抹消」
  2 精神の歴史/時間の抹消/「学」
  3 「時間の抹消」論の概要とその背景
  4 「精神の歴史」の端緒と帰結
  5 「学」が成立する歴史的現在
  6 「学」が成立する没歴史的現在
  7 ヘーゲル思想形成史の観点から
第4部 哲学が生成した,そのあとで
第10章 体系構想の根本変容
  1 動揺する「学の体系」
  2 体系構想の変遷経緯
  3 従来の解釈の検討
  4 「学」の「生成」とその難点
  5 「学」の成立の一回性
  6 『精神現象学』後への眼差し
第11章 哲学的公衆としての<我々>
  1 『精神現象学』における<我々>という問題
  2 解釈学モデルと先導者モデル
  3 「学」の生成に巻き込まれる<我々>
  4 『精神現象学』とフィヒテの初期知識学
  5 「公衆」としての<我々>の範囲と性質
  6 普遍的個人の教養形成,あるいは,「啓蒙」
  7 ポスト『精神現象学』の『精神現象学』
終章 哲学のアクチュアリティの問題
  1 「学」としての哲学の歴史的成立というアポリア
  2 「学」の歴史的成立の必然性と偶然性
  3 『精神現象学』における歴史性
  4 「学」の成立に至る歴史の三つの側面
  5 「自体」から「対自存在」への「転換」
  6 <我々>,事実性,偶然性
  7 『精神現象学』の可能性を見据えて