小林 宏至/著 -- 風響社 -- 2024.2 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階A 一般図書 /382.2/5498/2024 7118024661 配架図 Digital BookShelf
2024/07/02 可能 利用可   0

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ISBN 4-89489-342-9
ISBN13桁 978-4-89489-342-9
タイトル 土楼
タイトルカナ ドロウ
タイトル関連情報 円い空の下で暮らす福建客家の民族誌
タイトル関連情報読み マルイ ソラ ノ シタ デ クラス フッケン ハッカ ノ ミンゾクシ
著者名 小林 宏至 /著
著者名典拠番号

110005662520000

出版地 東京
出版者 風響社
出版者カナ フウキョウシャ
出版年 2024.2
ページ数 346p
大きさ 22cm
価格 ¥5000
内容紹介 中国福建省南西部を中心に分布する、土で造られた楼閣「土楼」。土楼はなぜ造られたのか? 「宗族・客家が土楼を生み出した」という従来の発想を覆し、タテモノこそが彼らを創り出してきたのだとする、斬新な論考。
書誌・年譜・年表 文献:p315~334
一般件名 客家
一般件名カナ ハッカ
一般件名典拠番号

510642700000000

分類:都立NDC10版 382.2231
資料情報1 『土楼 円い空の下で暮らす福建客家の民族誌』 小林 宏至/著  風響社 2024.2(所蔵館:中央  請求記号:/382.2/5498/2024  資料コード:7118024661)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154472610

目次 閉じる

まえがき
  一 土楼との出会い
  二 怠け者のフィールドワーカー
  三 「仲間」になること
  四 土楼と親族
序章
  一 本書の主題
  二 人類学において民族誌を書くこと
  三 人類学において親族を研究対象とすること
  四 本書の内容と各章の概要
  五 本書を読む上での基本的な情報
第一部 土楼
第一章 土楼・械闘・郷族
  一 緒言-土楼前史
  二 土楼が「発見」されるまで
  三 改革開放政策と土楼の「再発見」
  四 土楼と械闘の歴史
  五 土楼と郷族-「族工」と「族商」
  六 小結-問題の再設定
第二章 客家社会と閩南文化
  一 緒言-土楼の中心で祀られる神
  二 「山の民」である客家、「平地の民」である閩南
  三 境界域における交通と定期市
  四 客家地域と閩南地域を越境する保生大帝
  五 保生大帝の「里帰り」
  六 小結-連続性と乖離
第三章 宗族が造る家、家が創る宗族
  一 緒言-土楼の生理学
  二 調査対象とする土楼と宗族
  三 土楼内部の所有形態
  四 新たな土楼の建造のプロセス
  五 堅固な系譜意識と柔軟な居住形態
  六 小結-「生命体」としての土楼
第四章 福建土楼と文化表象
  一 緒言-研究史によって創られた表象
  二 客家土楼から福建土楼へ-世界文化遺産にともなう変化
  三 ユネスコによって語られる福建土楼における「祖堂」の意義
  四 土楼民俗文化村において説明される「祖堂」
  五 現地社会からみた土楼中心部の小屋の意義
  六 客家土楼とメディア表象-日本のメディアの役割
  七 福建土楼を介し再創生される客家文化
  八 小結-表象と再創生
第二部 親族
第五章 社会的住所としての宗族
  一 緒言-指称と呼称
  二 調査地における宗族組織
  三 調査地における親族名称と人物呼称
  四 女性の「輩字」と名前の呼びかけ
  五 出来事(event)としての呼びかけ
  六 小結-社会的住所(Social Address)
第六章 テクストとしての族譜
  一 緒言-「現地の記述」をめぐって
  二 客家研究の系譜と「族譜」の位置づけ
  三 福建省永定県の客家社会における二つの祖先観
  四 動的テクストとしてのA氏族譜
  五 族譜の読まれ方-記録メディアとしての族譜
  六 小結-有文字社会の民族誌
第七章 僑郷からの災因論
  一 緒言-華僑と僑郷をつなぐ風水
  二 風水という災因論
  三 華僑と僑郷のつながり
  四 僑郷からの災因論
  五 「災い」からはじまる華僑と僑郷の関係性
  六 小結-華僑による土楼建造、保全、再建の背景にあるもの
第八章 福建客家と複数の聖地
  一 緒言-聖地を論じること
  二 客家社会と調査地L村における複数の聖地
  三 エスニックグループの「聖地」とクランの「聖地」
  四 記録としての祖先と記憶としての祖先
  五 調査地における<聖地>保生大帝廟
  六 D村の廟を中心とする保生大帝の「信仰圏」と信仰体験
  七 保生大帝を「信じる」ことと「知っている」こと
  八 保生大帝の神秘性と不確かさ
  九 小結-状況の生成
終章
  一 結論
  二 結論を結論とする背景
  三 いま民族誌的に「調査対象」を描くということ
  四 純正律と平均律というアナロジー
  五 土楼 天と地と人の響き合い
あとがき
  一 円い空の下で暮らす「わたし」
  二 「生き生きとした現実」を求めて
  三 中国というフィールド