新神学者シメオン/著 -- 知泉書館 -- 2024.6 --

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配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階C 一般図書 /198.1/5097/2024 7118146593 配架図 Digital BookShelf
2024/07/30 可能 利用可   0

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ISBN 4-86285-410-0
ISBN13桁 978-4-86285-410-0
タイトル 教理講話
タイトルカナ キョウリ コウワ
著者名 新神学者シメオン /著, 大森 正樹 /訳, 谷 隆一郎 /訳
著者名典拠番号

120003161350000 , 110002452120000 , 110001859720000

出版地 東京
出版者 知泉書館
出版者カナ チセン ショカン
出版年 2024.6
ページ数 22, 528p
大きさ 19cm
シリーズ名 知泉学術叢書
シリーズ名のルビ等 チセン ガクジュツ ソウショ
シリーズ番号 32
シリーズ番号読み 32
都立翻訳原書名注記 Catéchèses
価格 ¥6300
内容紹介 10-11世紀に活躍した東方教会の神学者シメオンが、修道士たちに向けて、修道生活の細かい注意や生活指針から始まり祈りと信仰の真実まで、修道士の霊性を高めるために行った講話を全訳。解題、聖書箇所索引等も収録。
一般件名 東方正教会
一般件名カナ トウホウ セイキョウカイ
一般件名典拠番号

510291400000000

分類:都立NDC10版 198.191
資料情報1 『教理講話』(知泉学術叢書 32) 新神学者シメオン/著, 大森 正樹/訳 , 谷 隆一郎/訳 知泉書館 2024.6(所蔵館:中央  請求記号:/198.1/5097/2024  資料コード:7118146593)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154630931

目次 閉じる

第1講話 愛について
  不肖のわたしからの勧告
  同じ道をたどろう
  まったく望ましい愛よ
  おお,神の愛よ
  愛すればキリストの真の弟子と認められる
第2講話 至福を通してキリストへ
  自らの救いを裏切ってはならない
  キリストを見出すために,すべてを捨てる
  キリストの魅力
  神の偉大さと寛大さ
  キリストの印章
  われわれの富なる主
  悲嘆
  悲嘆から生まれる慰め
  涙
第3講話 修道誓願への忠実
  夜中に起きていることに文句を言わないこと
  修道士たちのなまぬるさを前にしたシメオンの悲しみ
  どんな目的で修道士になったのか
  誓願を守るための戦い
  情念に対する戦いの手段である熱意
  なまぬるさはその誤りを過小評価する
  小罪などはない
  「想念」の識別
  霊的戦いはとどまることがない
第4講話 悔恨の涙
  「涙なしに聖体拝領をしないこと」
  悔悟,意志の果実
  意志の選択
  悔恨しない修道士たち
  聖務に出るだけでは十分ではない
  教会における管理の弛み
  愛を騙る修道士
  霊的でない行いには徳がない
  謙遜で,打ち砕かれた心に,カリスマと徳が<宿る>
第5講話 悔い改めについて
  悔いることの必要性
  悔恨なしには,ものをもたない修道生活は何の役にも立たない
  俗人の悔恨,その例
  アダムの物語
  アダムは罪を告白しないので,追放された
  エバはもはや罪を告白しない
  追放されて,アダムとエバは悔恨する
  神は悔恨する者を憐れんだ
  全人類は神の愛を再び見出す
第6講話 敬虔者シメオンの模範
  古の師父たちについて話そう
  聖アントニオス
  聖アルセニオス
  聖霊において生きることは「暴力」を想定する
  敬虔者,聖シメオン。その言葉
  彼の霊は渇きを癒す水のようであった
  敬虔者シメオンを通しての恩恵のために神に栄光あれ
  敬虔者シメオンと世に死ぬこと
  キリストに倣う
第7講話 家族への愛着について
  神の言葉を拒絶する者たち
  一つの災い。家族への執着
  悪の中に根を下ろした者たち。どのようにして彼らを癒すべきか
  言葉の戦いを始める前の祈願
  主の掟
  信仰の精神はより小さな掟にまで及ぶ
  離脱の意志
  途,その無数の誘惑
  家族の執着への誘惑
第8講話 完全な愛について,そしてその働きは何であるか
  徳を真似る者の化けの皮をはがす
  愛の名において兄弟たちを矯正すること
  真の愛を意識する
  愛のないキリスト教徒はいない
  神の子の偉大さ
  掟を実行して神を見ることに向かう
  最終的勧告
第9講話 施しについて
  シメオンは霊にせきたてられて話す
  何よりも必要な霊的栄養
  エジプトのマリア
  物質的財貨と罪の奴隷
  キリストに向けて霊的に憐みある行いをすること
  身体的な憐みの意味
  自分の善きものを与えること,それはその心を自由にすることである
  善きものの分配の後で,担うべき十字架
  狭い門,償いと浄化
第10講話 聖霊,聖性,完全な不受動心を分有することについて
  天の善きものの崇高さ
  聖性と至福の基準
  わざへの熱心さ
  栄光を愛することは徳の実践を損なう
  聖性と情念は両立しないこと
第11講話 断食について
  四旬節の断食の第一週
  断食,魂の医師
  断食,霊的活動の基礎
  断食と献身
  霊的食卓に互いを招くこと
  生命の言葉で養う
第12講話 断食の時期に,諸々の徳をなすための節制と忍耐について
  シメオンがふさわしくないこと
  断食に対する修道士の熱意
  四旬節が終わって。生涯覚醒していること
  欠乏の折に不平を言わず,忍耐すること
  覚醒と仕事によって構築すること
  無駄な言葉をこらえること
  「口を見張る」ための手段
  最終的勧告
第13講話 キリストの復活について
  復活祭の日に
  キリストの復活はわれわれのうちに神秘的な仕方で生み出される
  神秘的現実との一致
  いったい誰が復活を「見る」ことができようか
  わざによって生きる信仰
第14講話 悔い改めと修道生活の始めについて
  経験のある者の指導を受けること
  われわれの主の約束
  霊の充満において体験される神秘
  神秘を前にしての眩暈
  神を見ること,そして神だけを
第15講話 神の光
  闇と不忠実
  無知はキリストの感覚を晦ませる
  神,魂の輝く光
  霊的な眼の見えない者
  悔悟と涙のうちに光を探すこと
第16講話 聖霊の働きについて
  ある修練者の話。光の追求
  敬虔者シメオンの助言
  光と恍惚
  出立させる傷
  そのような光を享受すること
  心を浄くすること
第17講話 観想と啓示と照明を受けた祈りについて
  シメオンもまた光に向かって上昇した
  神の恐ろしくも,魅力的な美しさ
  身を低めることに逃れる
  聴聞者の心を奮い立たせるための遅まきの打ち明け話
第18講話 悪しき人の企みについて
  権威を求める悪しき動機
  敬虔な人に対する悪魔の誘い
  敬虔な兄弟の企て
  世俗的な思いをもつ人に悪魔が何を語るか
  肉的な兄弟の企て
  シメオンの賢明な勧告
  霊的な仲間の支え
  善き候補者の堅固な考え
  野心に動かされることは祈りに反する
第19講話 シメオンの霊的関心
  人間的な言葉の弱さ
  父なるテオフラストスの場合
  修道者のためのシメオンの注意
  神に逃れよ
  闇のたばかりに止らないために
  神の上に留まること
第20講話 理想的な霊的指導
  万物のはじめであり終りであるキリスト
  霊的父の指導
  キリストに従うこと
  キリストとともに食卓に
  受難においてキリストとともに
  栄光の師とともに
  謙遜と愛
第21講話 死の記憶について
  アントニオスの純粋さ
  死に際してのシメオンの喜びと悲しみ
  アントニオスの最期のとき
  アントニオスの執り成しへの祈り
  シメオンの厳しい愛
第22講話 信仰について
  信仰のわざ
  ゲオルゴスは隠修士マルコスについて語る
  ゲオルゴスはこの世にあったとき,いかに祈ったか
  光の視幻
  信仰の実りとしての光
  霊の照らし
  神の国に入るのに必要なこと
  真のキリスト者の少ないこと
  世を捨てること
第23講話 悔い改めと神への畏れについて
  手によるうちなる苦しみ
  主に立ち帰ること
  主は癒しを与える
  癒しに伴う喜び
  神的な酩酊
  神的なぶどう絞り
第24講話 霊的な知について
  神的な書の閉ざされた箱
  うちに存する宝
  掟は知への門
  聖霊によって開示される神秘の宝
  肉の目は霊的な美を見ることができない
第25講話 魂と身体との変化
  魂のさまざまな状態
  心の状態
  知性は身体の快楽をいかに非難するか
  アダムとエバは楽園(エデン)において欲望がない
  身体の自然・本性的変化
  身体の重さ,霊的な試練
  魂と知性と身体との関わり
  魂をいかにしてよく制御するか
第26講話 はなはだ有益で救いに資する生活のはじめ(根拠)について
  修道士の生活の基本要素
  修道士は共同体の定めに従わなければならない
  奉神礼の間のわざと沈黙
  奉仕において
  食堂での奉仕
  食事中の静けさ
  食事での節制
  大食への悪霊の誘惑に抗して
  食事の後に
第27講話 より小さな掟に至るまで
  目的の港に着かなければならない
  捕らえられない鹿
  すべての徳を含む貴重な器
  いかにして徳はわれわれの身体という器に力を与えるか
  宝とは祝福された三位一体のことである
  小さな誤ちと思われたことが実は重大である
  何事もおろそかにしてはならない
  われわれの心には善きもの悪しきもののすべてが刻印される
  キリストに倣うこと
第28講話 識別力,光そして祭司職
  救いの道を走ること
  世に対して十字架につけられていること
  恩恵による自由
  法の影から神の光へ
  悔い改め,光への門
  裁きにおいて
  司牧者として司祭自身が光のうちにいなければならない
  聖なるものを商う人々の断罪
  福音を宣べ伝える司祭に求められる聖性
第29講話 無気力という異端
  キリストが身体的に不在であることは,われわれにとって益がある
  過ぎ去った時代のむずかしさ
  過去の異端
  新たな異端
  浄めと涙とを拒んではならない
  生に必要なものとしての涙
  神を見ることの保証としての涙
  聖なる書に聴従すること
  神の裁きの前での修道者の誤り
第30講話 悔い改めについて
  霊的努力の目的
  浪費された年月
  浪費された年月を取り戻す手段としての死性(自己否定)
  神に信頼し,神に寄り縋ること
  夕べのための考案
  悔い改めの方法
  悔い改めの祈りの個人的な訓練
  奉仕のときの痛悔の感情
  確信と寛大さによる悔い改め
第31講話 自己吟味について
  自己自身の吟味
  謙遜
  苦しまされること
  柔和なこと
  正義に飢えること
  憐れみ
  純粋で平和な心
  迫害に耐えること
  最後の報い
第32講話 冒瀆について
  霊に対する冒瀆
  恵みの実りを拒否する不信仰
  悔い改め
  神の近くに行くことはいかにして可能か
第33講話 聖霊の分有(受容)について
  魂の灯を燃やすことが必要である
  聖霊とキリストとの光
  知の鍵
  鍵,門,家
  鍵は聖霊のしるし
  神の住まうこと
  三位一体における三つのヒュポスタシス(ペルソナ)
  神的本性の一性(一なること)
  神の真の知の獲得
第34講話 シメオンの弁明
  シメオンの率直さが誤解されたこと
  シメオンは兄弟とともに神の賜物を有する
  シメオンの勧告の動機
  父と子との結合われわれの神との結合
  聖霊への奉仕におけるシメオン
  自らはふさわしくないというシメオンの自覚
  シメオンは非難,攻撃,傲りに抗して,自分自身を守るために聖書に訴える
  聖性への欲求
  シメオンは講話の正しさを主張する
第35講話 神への感謝。恩恵の神秘的経験
  神のすべての恵みに対する一般的な感謝
  知的な恵みを知るために
  神を保持していることへの感謝
  真の霊的師父を見出すために
  最初の視幻
  回心と第二の視幻
  試練における強めのために
  魂に到来する浄めのために
  単純さにおいて神を捉えたこと
第36講話 神への感謝。霊的祈りと照らし
  超自然的な運命に対するシメオンの感謝
  世の危険から襲われることに対して
  霊的な導き手を見出したこと
  浄めの泉を見出したこと
  落胆から逃れたこと
  最初の神秘的な恵み
  浄めの水の神的光
  栄光における歓喜のために
  彼に栄光を与える神の到来
解題 シメオンに見る神秘主義のすがた
  1 序
  2 生涯と著作
  3 シメオンの人となり
  4 その神秘体験
  5 シメオンの体験の分析
  6 身体と魂の関係
  7 霊の知識
  8 イエスの祈りとの関連性
  9 結語