中村 桃子/著 -- 筑摩書房 -- 2024.7 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
多摩 青少年エリア 青少年図書 /810.1/5118/2024 7118167996 配架図 Digital BookShelf
2024/08/24 可能 利用可   0

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ISBN 4-480-68487-5
ISBN13桁 978-4-480-68487-5
タイトル ことばが変われば社会が変わる
タイトルカナ コトバ ガ カワレバ シャカイ ガ カワル
著者名 中村 桃子 /著
著者名典拠番号

110001321300000

出版地 東京
出版者 筑摩書房
出版者カナ チクマ ショボウ
出版年 2024.7
ページ数 222p
大きさ 18cm
シリーズ名 ちくまプリマー新書
シリーズ名のルビ等 チクマ プリマー シンショ
シリーズ番号 463
シリーズ番号読み 463
価格 ¥880
内容紹介 「セクハラ」ということばは社会の何を変えた? 流行語「女子」がもたらしたものとは? 新しいことばの普及や流行語が起こす社会変化に注目し、ことばが社会を変化させるメカニズムを明らかにする。
学習件名 国語,言葉
学習件名カナ コクゴ,コトバ
一般件名 日本語 , 言語社会学
一般件名カナ ニホンゴ,ゲンゴ シャカイガク
一般件名典拠番号

510395100000000 , 510733500000000

分類:都立NDC10版 810.1
書評掲載紙 毎日新聞  2024/08/24  2371 
書評掲載紙2 読売新聞  2024/09/08   
資料情報1 『ことばが変われば社会が変わる』(ちくまプリマー新書 463) 中村 桃子/著  筑摩書房 2024.7(所蔵館:多摩  請求記号:/810.1/5118/2024  資料コード:7118167996)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154633851

目次 閉じる

はじめに
  「社会反映論」と「社会構築論」
  ことばが社会を変化させるメカニズム
  「言語変化」から「社会言語学的変化」へ
  ことばの価値や使い方の変化に注目する
  ことばが変わることにはどの社会でも強い抵抗がある
  本書の構成
第一部 ことばが社会を変える-「セクハラ」「イケメン」「クイア理論」
第一章 「セクハラ」は社会の何を変えた?
  「この新しいことばが事態を激変させる」という確信
  「セクハラ」の意味をめぐる闘争
  セクハラを防止する義務と法改正
  新しいことばは新しい考え方を提案する
  大人の女性社員を「女の子」と呼ぶこと
  男性も「見られる客体」になった
  「伝統」や「習慣」をカラッと転換させるカタカナ語
  被害者ではなく加害者に視点を移動させることば
第二章 戦略としての「あえて」と「ラベル」
  「男になる、男にする」と「女になる、女にする」
  否定的なことばとしての「女」「男」
  「おかま」をめぐる逡巡
  ラベルを増やして二分法の境界を揺らす
  セクシュアリティは社会的につくられる
  曖昧な生物学的性別
  「異性愛」ということばが遅れて登場した理由
  セクシュアリティは語られることでつくられる
  異性愛を「自然で自明のもの」とする規範
第二部 変わっていく意味-拡大・規制・漂白
第三章 流行語「女子」がもたらしたもの
  ことばの意味が変化していく過程
  「婦人」→「女性」→「女子」
  「女子会」「リケジョ」の登場
  「女子」の経済効果
  自分の人生の主役でありたいというメッセージ
  循環することば、結びつく領域
  女性たちによる保守運動
  伝統的な「女らしさ」と過激な行動の矛盾
  「女子」によるラッピング戦略
第四章 “girl power”はなぜズレていったのか
  「女子力」とはどんな力なのか
  新自由主義社会の女子力
  かっこいい生き方としてのgirl power
  脱毛広告の「GIRLS POWER」
  「キレイになるとつよくなれる」?
  言語を超えてずれる意味
  いまある考え方を変えない意味を与える
  既存の価値観がすべてではない
第五章 誰が意味をはがされるのか
  怒り狂うガービー先生
  「間違った名前を使う」という権力
  名前を聞き直されたら?
  訂正をしなければいけなくなるのは誰?
  イングリッシュネームの功罪
  下の名前で呼び合う男子学生
  習近平は「しゅう きんぺい」か「シー・チンピン」か
  なんでも略す日本人と「意味の漂白」
  視聴者はメディアの言葉を自在に使いこなす
第三部 ことばを変えられないのはなぜか-言語イデオロギー
第六章 「ルール」を優先してしまう私たち
  パートナーの呼び名問題
  社会の権力構造と言語イデオロギー
  呼び名がつくる関係
  しっくりこない「ご主人」「嫁」
  他人のパートナーをどう呼ぶか
  松山ケンイチの「嫁」
  「大谷翔平の妻」を日本のメディアは何と呼んだか?
  「他人のパートナーは丁寧に呼ぶ」というルール
  戦後までは「夫」が使われていた
第七章 「パートナーの呼び名問題」解決編
  呼び名の代案とその問題
  「パートナー」は結婚していない人なのか
  こんがらがるMs.Mr.Mrs.
  対等なパートナーの呼び名は七〇年前から提案されてきた
  「正しい日本語」を話したい
  正しい話し方のルールに従う重要性
  アメリカの大学では先生をどう呼ぶか
  「自分で考える」より「正しいもの」を選びたい?
  誰かに決めてほしい
おわりに