柴田 康太郎/著 -- 春秋社 -- 2024.3 --

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所蔵館 所蔵場所 資料区分 請求記号 資料コード 所蔵状態 資料の利用
配架日 協力貸出 利用状況 返却予定日 資料取扱 予約数 付録注記 備考
中央 3階B 一般図書 /778.2/7644/2024 7118419190 配架図 Digital BookShelf
2024/10/29 不可 利用可   0

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ISBN 4-393-93049-6
ISBN13桁 978-4-393-93049-6
タイトル 映画館に鳴り響いた音
タイトルカナ エイガカン ニ ナリヒビイタ オト
タイトル関連情報 戦前東京の映画館と音文化の近代
タイトル関連情報読み センゼン トウキョウ ノ エイガカン ト オトブンカ ノ キンダイ
著者名 柴田 康太郎 /著
著者名典拠番号

110007119970000

出版地 東京
出版者 春秋社
出版者カナ シュンジュウシャ
出版年 2024.3
ページ数 716, 52p
大きさ 22cm
価格 ¥8800
内容紹介 サイレント時代からトーキー初期の日本の映画館でスクリーンを前にどのような音が鳴り響いたのか。弁士の語りや管弦楽伴奏から、休憩奏楽、伴奏音楽無用論まで、かつてスクリーンを取り巻いていた多彩な音文化を明らかにする。
書誌・年譜・年表 文献:巻末p1~38
一般件名 映画-歴史 , 映画音楽-歴史
一般件名カナ エイガ-レキシ,エイガ オンガク-レキシ
一般件名典拠番号

510506510120000 , 510506610020000

分類:都立NDC10版 778.2
資料情報1 『映画館に鳴り響いた音 戦前東京の映画館と音文化の近代』 柴田 康太郎/著  春秋社 2024.3(所蔵館:中央  請求記号:/778.2/7644/2024  資料コード:7118419190)
URL https://catalog.library.metro.tokyo.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?lang=ja&bibid=1154637332

目次 閉じる

序章
  第一節 西洋音楽体験の場としての映画館-洋楽受容の文化装置
  第二節 映画上映の音響実践をめぐるグローバル・ヒストリー
  第三節 戦前東京における映画館の音文化
  本書の構成
Ⅰ サイレント時代1
第一章 草創期の映画館に響いた音
  第一節 映画興行事始め-草創期の映画上映と二つの音響実践のアプローチ
  第二節 映画館のはじまりと物語映画の音響実践
  第三節 映画館の増加と音響実践の多様化
第二章 日本の映画観客は西洋音楽をどう聴いたか
  第一節 洋画専門館と管弦楽合奏の拡大
  第二節 洋画ファンの「洋楽」への熱狂と映画文化の近代化
  第三節 洋画ファンは伴奏音楽をどう聞いたか
第三章 暗闇のなかの弁士と楽士
  第一節 「映画劇」論における映画説明と映画伴奏-洋画上映の「国内標準」の形成
  第二節 グローバルな音楽実践とローカルな映画説明の衝突
  第三節 映画説明と映画伴奏の「近代化」
  第四節 映画伴奏における演出設計の複雑化-伴奏指定資料のさらなる到来
Ⅱ サイレント時代2
第四章 日本映画はいかにして西洋音楽で伴奏されるようになったか
  第一節 舞台上演モデルの音響実践-声色弁士と囃子鳴物
  第二節 日本映画の改革と洋楽伴奏
  第三節 松竹直営館と西洋音楽-洋画上映モデルと映画館の改革
第五章 松平信博による映画音楽の作曲
  第一節 日活作曲部の誕生と松平信博
  第二節 日活作曲部と小唄映画の流行
  第三節 松平信博の伴奏音楽論-純映画劇運動の反アトラクション志向
  第四節 浅草三友館における松平信博の映画劇伴奏
第六章 日本映画における映画琵琶の展開
  第一節 純映画劇運動と東京での映画琵琶の展開
  第二節 君塚篁陵と日本映画琵琶協会
  第三節 映画琵琶台本にみる映画琵琶の実践
第七章 時代劇伴奏の折衷性
  第一節 日活時代劇の興行実践と和洋合奏の導入-浅草富士館の実践
  第二節 日活時代劇における折衷的選曲-神田日活館における選曲実践
  第三節 松平信博の時代劇伴奏曲-折衷的伴奏曲の実態
  第四節 一九二〇年代の邦画上映館の休憩奏楽
Ⅲ トーキー時代
第八章 トーキー転換期の映画館と録音された音響
  第一節 初期トーキーとサイレント時代の音響実践
  第二節 トーキー転換期の邦画上映館における音楽文化
  第三節 洋画トーキー上映の標準化と伴奏音楽無用論
  第四節 レコード試聴空間としての映画館
第九章 邦画トーキーと映画伴奏の再標準化
  第一節 松竹サウンド版映画にみるトーキーへの転換
  第二節 トーキー映画製作における音楽伴奏の再標準化-映画監督と音響演出
  第三節 トーキー撮影所の音楽部と映画伴奏の再標準化
  第四節 映画伴奏における洋楽化の展開と課題
第十章 トーキー転換期における語りの再編成
  第一節 解説版トーキーと音響実践の地域性
  第二節 浪曲トーキーの視聴覚様式とその受容
  第三節 スタージェスの「ナラタージュ」とその受容の多様性
  第四節 「新型式ナラタージュ」と物語世界の浪曲師たち
第十一章 日本映画におけるリアリズムと伴奏音楽無用論
  第一節 日本映画界における「リアリズム」論
  第二節 映画のリアリズム論と伴奏音楽無用論
  第三節 深井史郎のリアリズム映画での伴奏音楽無用論
  第四節 プロパガンダ装置としての映画館のスピーカー
終章
  第一節 映画音響のグローバル・ヒストリーと東京の映画館
  第二節 映画音響の標準性をめぐる問題の系譜